高校生活スタート
オレは透希。2014年、今日から高校生だ。白い短ランとボンタンを身にまとい行く。目指す場所は
透希:まずバス停
家から徒歩10分、バス停へ
透希:バスに乗って、終点の呂徒[ロト]駅まで行く
呂徒駅に着いたら、そこから鉄道で叉路芽駅まで行く。
自宅から叉路芽駅まで、約1時間。叉路芽駅から学校まで徒歩5分。
叉路芽高等学校 到着
早速1年B組の教室に入り、席に座る。
初めて合う他校の生徒たち。目付きの悪いやつ、自分より背が小さいやつ、テンションが高いやつ、いろいろいる。
透希:(どうせオレには友達はできないんだろうけど)
8時50分になり、対面式が始まった。先輩たちと顔合わせや、部活の紹介などをした。
次に、クラスの同級生たちとの交流。気になるお友達に声をかけてみよう。
透希:(声をかけるって、初対面の人に馴れ馴れしくできないって)
オレはもう一度、教室中の生徒を見回した。それほどカワイイ女子もいないし、カッコイイ男子もいない。茶髪のやつ、金髪のやつ、緑髪のやつ、短ラン、中ラン、長ラン
透希:ん?緑髪?
よく見れば、どこか見覚えがある。緑のロングヘアー。
透希:デ、ン、カ?
まさか中学時代の転校生、錦戸豹呀の従兄弟である殿指花音では?すぐに声をかけた
透希:デンカ?
花音:ん?
デンカだった。
透希:デンカだよね、錦戸豹呀の従兄弟の
花音:あっ、そういえば一度 会ったっけ?
透希:そうそう。改めて、オレは内木透希。
花音:そうだ、透希だ。
透希:叉路芽だったんだね、よかったー、友達がいて
花音:僕も嬉しい
また会える予感はしていたが、的中するとは夢にも思わなかった。
早いもので1日目 終了
午後5時、帰宅
透希:母さん、高校に知ってる子がいてさ、早速 友達ができたよ
莉詁:すごいじゃん、こんなことってあるんだね
これからどんな高校生活になるんだろう。