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母と縁側で


中学を卒業した今、透希は暇な毎日を送っている。


午前中はテレビを見て、午後は布団の上で音楽を聴きながら寝る。


それか、携帯サイトで何か検索。


そうです、透希は携帯電話を手にした。


透希:携帯って、こんなに暇が潰せるんだな


好きな歌手の画像を保存したり、動画をみたり、いろいろできる。


アドレス帳には


姉、紅麻兄、父、母、松永舜、水川諒、安田紡季、容伽兄、雷清さん


透希:今はこれだけ。たぶん、また増えるかな?


布団から出て、日に当たろうと縁側へ行ったら母さんがいた。


莉詁:ふうー


珍しく、たばこを吸っていた


透希:(smoke,mother)


とりあえず縁側に座り、寝ころんで話す内容を考える


透希:そういえば、母さんって高校時代どうだったの?


莉詁:べつに、普通だったよ


透希:容伽兄が言ってたけど、勉強が忙しかったって


莉詁:容伽兄はねー、勉強の前に学校が忙しかったと思うんだよね。悪い子がたくさんいたみたいだし


透希:言ってたよ、叉路芽には悪い奴らがいるって。


莉詁:容伽はそういう生徒たちを良い人間にするために喧嘩してたみたいだよ。友達を守りながら自分も大事にしてさ


透希:お兄らしいな


莉詁:透希も同じじゃないの?透希だって、喧嘩する時は理由があって相手を攻撃するでしょ?訳もなく人を殴ってストレス発散してるのと違うし、そうやって金 取ったりなんてしないでしょ?


透希:絶対しないし、そんな奴いたら絞めるぞ


莉詁:ははは、容伽と同じこと言ってる


透希:本当に?


莉詁:兄弟だなー、同じ思いなんだね


透希:そう言われればそうだよな、似てるわ


莉詁:だったら叉路芽でやっていけるし、負けることもないよ。勉強もできるし


透希の頭に手をポンッと置き、こう言う


莉詁:容伽なら大丈夫


透希:ん?容伽?


莉詁:あっ、透希だった。容伽やら透希やらゴッチャになったわ、あははは


透希:頭に手 置いて何 言うのかと思ったら。全く心に染みへんやん


莉詁:ごめんごめん



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