修学旅行Ⅲ
修学旅行 最終日。荷物を持って、お世話になったホテルを出て、観光地へ向かいます。
透希:今日で磨多異 最後か
水川:今日ぐらいは、ちゃんと見学すっか
紡季:そうだね
松永:最後の1日だからね
錦戸:大切な日にしよう
最後の観光地、法廷。真面目に見学をしましょう。
水川:すっげー、可愛い子だなー
錦戸:本当だ、めちゃカワ
松永:ホテルのご飯おいしかった
紡季:魚がおいしかったなー
透希:オレは基本 朝飯 食わないけど、ホテルのはうまかった
紡季:お母さんに失礼じゃないのー?
話してたら、いつの間にか帰る時間になってしまった。
水川:結局オレら何をしに行った?
透希:いつもと同じでしゃべってるだけだったな
紡季:最後の観光地でも雑談ばっかりで
錦戸:ただ場所を変えて、おしゃべりしたってだけだな
松永:これが僕らの修学旅行になったんだ
何も見学せず、何も学ばず。知らない間に帰る時間になった。
錦戸:お土産 何 買えばいいか分からなかったから、適当にクッキー買っといたけど
松永:いいんじゃない?
透希:紡季くんは何 買った?
紡季:僕は、サブレ1箱のみ
透希:悩んだよねー、この1つの商品を選ぶのに
水川:たくさん種類があるからな
透希:それもそうだけど、オレと紡季くんのとこは、去年 姉ちゃんが結構お土産 買ってきたからさ。
紡季:同じような物 買っちゃまずいから
沙麻李亜中学校 到着。磨多異研修を終えた。
しかし、こんなにいい加減な修学旅行があっていいのだろうか?
透希:仕方ねーさ、作者のマキムラの野郎が中学の修学旅行ってのを知らないからな
松永:リアルなこと言わなくていいよ
水川:旅行には行ったが、記憶に無いという
紡季:だから自由行動がたくさんあって、ずいぶん時間が経つのが早かったんだ
錦戸:マキムラによってオレたちの修学旅行はメチャメチャになったのだった
すいませんでした。