豹呀の家へ
今日は土曜日。
まずは4人 待ち合わせ場所に集まり、そこから豹呀の家を目指す
水川:じゃあ行くか
紡季:豹呀くんの家かー、どんなんだろう?
透希:楽しみ
水川:洋風か和風か
松永:気になるなー、ペットとかいるのかな?
紡季:そんで、豹呀くんの家は何分くらいで着くの?
水川:えっ
諒の世界の時間が止まった
水川:あっははは、ははは
松永:どうしたの?
透希:何 笑ってんの?
水川:家、どこか聞いてねー
紡季:えーっ
透希:何 考えてんだおめぇは
水川:ごめん、どうしよう
透希:いやー、これは人に聞くのも無理だしな
松永:学校へ行ってみれば?学校なら豹呀くんの家の電話番号 知ってるだろうし
水川:なるほど、行こう
透希:しかし、豹呀も豹呀だ
学校 到着
水川:失礼します
村上:おっ、どうしたんだお前たち
理由を話して、豹呀と話した。とりあえず、学校で待ち合わせ
錦戸:ごめん、オレ何してんだろう?
水川:いや、オレも悪かった。場所が分からないとどうにもならないよな
錦戸:それもそうだけど、ダブルブッキングで
透希:ん?
錦戸:今日は従兄弟が家に来る日だったんだ
水川:えー何だ、じゃあ今日は無理か
錦戸:いや、べつに来てもいいよ
松永:え、悪いよ
錦戸:従兄弟もOKって言ってるからさ
水川:いいや、日を改めたほうが
錦戸:来て来て、かのっ従兄弟もオレらと同じ歳でさ、もし来てくれるなら会ってみたいってよ
松永:かの従兄弟?あの従兄弟ってこと?
錦戸:ごめん、従兄弟の名前が花音っていうんだ
水川:(花音?女か。)そうなのか、じゃあお邪魔しちゃおうかな?
透希:(調子のいいやつ)
紡季:えー、緊張するなー
話しながら錦戸家 到着
錦戸:ただいま、友達 来たよ
4人:お邪魔します
錦戸:ここがオレの部屋
豹呀の部屋を開けると
花音:ん?
緑の髪が一人いた
水川:(おー、おとなしいクールなビューティー的な)
豹呀:花音くん、オレの友達だよ
水川:え、花音くん?
透希:(まさか男子?)
花音:はじめまして。殿指花音[デンジカノン]です。
水川:男かよっ
透希:こら諒、本音を口に出すなっ。あっ
花音:いいよ、よく言われるから
みんな自己紹介が済み
水川:花音は、本当におとなしいな
花音:よく言われるよ
透希:紡季くんと舜くんには無い静かさがある
花音:そうかな?
紡季:(クールだな)
水川:豹呀と花音って何について話すの?
錦戸:えーと、最近ゲーム何やるの?とか。花音くん何やる?
花音:僕 最近やらないんだよね
錦戸:あぁ、そうか
水川:会話 終わり?
錦戸:んー
水川:花音って、学校では何て呼ばれてんの?
花音:デンカ
殿指花音の「殿」と「花」で、殿花デンカらしい
花音:みんなそう呼ぶ
水川:そうか、デンカか。
透希:閣下、代官、長官、和尚、殿下
水川:何だー?
透希:いいや何も
会話があまりないため、6人は学校のグランドで遊ぶことにした。
松永:あれ?誰か使ってるよ
紡季:見たことない生徒だなー
透希:ありゃ、沙麻李亜中の生徒じゃないぞ
錦戸:そうなのか?
水川:あいつら気分 悪いな
奴ら5人は、葉火炉武[バビロン]中学の連中だった。
小暮、清水、大橋、石川、湯沢が襲いかかってきた