叉路芽へ行くには
容伽:透希、お前は叉路芽に行くのか?
透希:うん
容伽:どんな思いで叉路芽を希望してる?
透希:まぁ、学力が低いからオレでも簡単に入れるかなと思ってるから
容伽:そんな思いで叉路芽を希望してるのか?
透希:え?
容伽:叉路芽はな、お前が思ってる以上に怖い学校だぞ。学力が低いからとか、そんな気持ちでいるなら叉路芽はやめろ。
透希:なにぃ?
容伽:学力が低いのは事実だけどな、その分 喧嘩を仕掛けてくるやつがたくさんいるから
透希:そうだったのか
容伽:ちょっと庭 来い。お前が抱く叉路芽への思いを見せてみろ
透希は、容伽とタイマンを張ることになった。
透希:(兄ちゃんと喧嘩、こ、怖え。でもやらなきゃ)
容伽:どこからでも来いっ
透希:オラッ
容伽にひたすら攻撃するが
容伽:まだ弱いな
透希:あっ?
容伽:ウォラーーッ
透希は、力強いパンチを喰らった
透希:ぐっ、くく
容伽:てめぇは気合いの入り方が違うんだよ。
さらに殴り蹴り、頭突き
透希:あっ、あ、ん
容伽:もう止めにすっか?お互い本気で喧嘩しないと意味 無いしな。
透希:え、兄ちゃん、本気じゃなかったのか?
容伽:本気じゃねーよ、本気でやったらお前 死んじゃうだろ
透希:お、オレは本気だったぞ。わりと
容伽:まだまだ。お前の拳、怯えてる
透希:ぐーっ、オレは、オレはいつだって本気で戦ってるのにっ
容伽:今日は止めだ。
透希:あっ
容伽:最低でも、オレと同じ力をつけることだ。また相手してやるから、その時までに強くなっとけ。
透希:お、おう
容伽:それが嫌なら、叉路芽 行くなっ
透希:えっ
高校は、どこへ行くにしても苦労する。
透希:強くなるっ