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ドワーフ体型「ワイ」ドワーフに転生する  作者: 夏野菜カレー


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1/5

1話

――熱い。


顔に当たる熱気でワイは目を覚ました。


「……なんやここ」


視界に入ったのは石の壁。

そして目の前には真っ赤に燃える炉。


ゴォォォォ……と火が唸っとる。


どう見ても鍛冶場や。


ワイは体を起こそうとして――止まった。


「……なんやこの腕」


太い。


いや、太いどころの話やない。

丸太や。


腹も出とる。

足は短い。


嫌な予感がして、近くの金属板を覗き込む。


そこに映っていたのは――


完璧なドワーフ。



「……ワイ、ドワーフになっとるやん」


そのとき、後ろから声がした。


「おう、起きたかワイ」


振り向くと、白ヒゲのドワーフのジジイが立っとる。


「今日からお前は鍛冶師見習いや」


ワイは自分の丸太みたいな腕を見る。


ハンマーを握る。


不思議としっくりくる。


「……まぁええか」


ワイは前世で社畜やった。

人生ろくでもなかった。


せやけど――


この体。


この腕。


この鍛冶場。


ワイはニヤリと笑った。


「ワイの人生、ここからやな」


その頃、世界では――


魔王が人類を滅ぼしかけていた。

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