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前章(彼女視点)

私は驚いた。会ってすぐ、過去を聞く人なんて見たことがないからだ。

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私は、懐かしい故郷である『地球』に帰ってきたのだ。家族に会いにきたのだが、生憎時間を間違えた…と言うより、温度差がものすごくて夜にしか着陸出来なかっただけだが。

着陸したのは家から約50km離れた場所であった。お金もないので、日が登ったらここから出発しようと思った。

とりあえず、寝れるところを探した。野宿なんて久しくしていないなぁ、なんて思いながら彷徨い歩いた。

丁度いい公園があったので、そこで野宿でもするかと思ったが、人がいる。時刻は23時27分。子供か大人かも分からないが、多分前者かなと思い、話しかけた。


「こんな時間に来客なんだ。珍しい…」


まぁ、ずっと見ていたよ感出したら家帰ってくれるかな。

…と思ったが、全然動かない。仏か?と思った。けれど、こんな真夜中に、ましてや気配がなかった(今さっききた)人に話しかけられるなんてそうそうないしな、なんて思っていた。

(顔見たら怖く無くなるかな…)


「急に話しかけられると怖いよね、ごめん!」


…あぁ、見ない方が良かったかも。だって、すっごい青ざめてたんだもの。ガタガタと震える姿、瞳孔を大きくして見ていた。私はどう言葉を返せばいいのだろう。でも、怖がってほしくない。


「あぁ、そんな怖い?心外だなぁ、私は仲良くなりたいだけなのにさ」


きっと、私と同じなら。私と同じなら、仲間が欲しいはずだ。孤独から逃げたい、って感じただけだけど。


「…あ…あの、何が…したい…のですか、?」


すんごい申し訳なくなった。声が出てないからだ。甘く見すぎたかな。もう、相当削られているのではと感じた。しかもこの子、この時間にこの公園にいる。近くには川が流れている。もしかして、と考えてしまうには十分すぎた。


ーだけど、だけど

助けたい。もしこの子が今、窮地に立たされているのだとすれば、世界は広いと教えてあげたい。

でも一応、子供相手だ、親とかいないと私が犯罪者になる。しかも、まだ確証はない。暇なだけかもしれない。


「いやぁ、君こそ何をしているの?こんな夜遅くに若い子が公園にいちゃやばいでしょう?」

「少なくとも…大人…です…」


あ、え?!こ、子供じゃなかったんだ…


「あら!大人なの?!じゃあ私年下だ、失敬失敬…」


申し訳ないなぁ、まさか大人だとは思わなかった…。

え、じゃあ本当に犯罪者に見えて青ざめてるとか?え、なんか追われてたのかな…ま、まぁ野宿しにきたのかな、追われてたから、野宿かなぁ…???えぇ、何しにきたんだろ。


「あの…なんで…ここ…に?」

「それは一番貴方が分かっているよ。何しにここに来たんだい?」


一瞬、相手に動揺が生じた。やっぱり、追われてなんかない。さっきので合っていそうだ。


「まさか…本気で、救う…のですか…?」


合ってるね。やっぱり、救わなきゃいけないのかもしれない。

だけど、もしもう辛いなら、「生きろ」は荷が重いのかもしれない。じゃあ、さりげなく寄り添うのがいいのかな。


「ふふ、秘密。ただ話し相手がほしいだけだよ」


これが合っていたか、間違っていたかは分からない。ただ、楽になってくれたら嬉しい。


「…あの…可能な…範囲で…過去を…教えてくれます…か?」


…流石に、この展開は予想してなかった。会ってすぐ、過去を聞く人なんて見たことがないもの。私から出そうと思ったのに。


まぁいいや、



「いいよ、少し長いからちょっとずつ教えるね」

本日は、この小説を読んでくださりありがとうございます。作者です。

この物語は、フィクションが殆どですが所々私自身が体験した実話も含まれております。ですが、言っても分からないですし、元々私自身も誇張表現や虚言癖が酷く、合っているかも確かではないので、一つの誰かの体験談を覗く感覚で見ていただけると嬉しいです。

作者は現在学生で、物語の構成自体は全て出来上がっているのですが勉学が忙しいため投稿が急にストップしたり遅い場合があります。その際はXで呼んでください。勉強サボって書きます。

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