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光の翼、闇を超えて②

登場人物

カケル

種族:人間

主人公。異世界に召喚された青年。


リリア

種族:サキュバス

魔王アビスの側近。カケルの監視役でもあり案内役。


セレナ

種族:メデューサ

アインベルグ魔法学院を主席で卒業し、主に攻撃魔法を得意とする。


ヴァネッサ

種族:ヴァンパイア

とある古城に独り住んでいた。幻術・護身術を得意とする。


ライア

種族:リザードマン

流浪の剣士。エルザとは幼馴染。


エルザ

種族:サイクロプス

鍛冶職人。ライアとは幼馴染。


エリシア

種族:エルフ

精霊と心を通わせたり、精霊の力を行使できる。


トーラ

種族:ミノタウロス

ヴァルハールの町の自警団に所属。肉弾戦が得意。

――暗い。

何もない闇の中、俺は立ち尽くしていた。

どこからともなく浮かぶ記憶が、ぼんやりと脳裏を巡る。


幼い頃、俺はヒーローに憧れていた。

テレビの中で悪を倒すヒーローは、今思えばありふれた物語の登場人物に過ぎなかった。


けれど当時の俺には、あの姿が眩しくて仕方なかった。

――誰かを助けたい、誰かの力になりたい。

そんな純粋な思いが、小さな心の中には確かに息づいていたのだ。


でも、成長するにつれて現実を知っていった。

最初は、いじめられているクラスメイトを助けようとした時だった。

勇気を振り絞って飛び込んだものの、武術の心得もない俺は、あっという間にいじめっ子に殴られ、痛みにうずくまった。


それでも必死に食らいついた。

異様な粘りを見せる俺を面倒に思ったのか、いじめっ子はしぶしぶ退散していった。


……勝ったと思った。

だけど助けたはずのクラスメイトは、俺に手を払ってこう言ったんだ。


「余計なことしないで」


その言葉の意味が理解できなかった。

胸に刺さった棘は抜けず、その時から俺は次第に誰かを助けようとする気持ちを失っていった。


苦しんでいる人がいても、見て見ぬふりをした。

助けの声を聞いても、耳を塞いだ。

やがて知ったのは――自分が世界にとって、あまりにちっぽけな存在であるという現実。


テレビやネットに流れる悲痛なニュースを眺めても、俺は動かなかった。

いや、違う。できなかったんじゃない。――しなかったんだ。


俺にはそんな力はないと。

誰かを助ける力なんて、最初から持っていないと。

そう思い込むことで、自分を納得させていただけだった。


闇の中に、ふと影が立った。

細い肩、震える指先、潤んだ瞳――それは、もう二度と会えぬはずの少女の姿。


「…ルミナ?」

俺の喉から声が漏れた瞬間、彼女は悲しげに首を振った。

そして、震える唇から零れたのは、責めるような言葉。


「どうして…どうして助けてくれなかったの?」

胸を抉る刃のような声。

俺は言葉を失い、足元がぐらりと揺れたように感じた。


頭の奥に、あの光景が蘇る。

俺が遅れたから。俺が弱かったから。俺が、何もできなかったから……。


――失われた命。二度と戻らぬ温もり。

俺の手は、何ひとつ守れなかった。


「違うんだ…俺は…!」

言い訳のように声を張り上げても、ルミナの瞳は俺を許さなかった。

その姿は闇に溶け、代わりに無数の声が周囲から押し寄せる。


『お前のせいだ』

『結局、何もできなかった』

『弱いくせに、助けようなんて思ったのが間違いだ』


耳を塞いでも止まらない。

声は内側にまで染み込み、頭を締め付ける。


「……そうだよ」

膝が折れ、地に手をついた。


「俺が全部悪いんだ……!俺のせいで……!」


自分を責める言葉が、呪詛のように口をついて出る。

やがてそれは自暴自棄の響きへと変わり、俺は闇に沈んでいった。


膝をつき、うずくまる俺の耳に――別の声が滑り込んできた。

低く、湿った声。だがどこか甘美で、耳の奥を蝕むように響く。


『違うだろ…?悪いのはお前じゃない』


その言葉に、心臓が一瞬止まった気がした。

責める声とは違う。だがそれは救いではなく、別の暗さを孕んでいた。


『悪いのは彼女を殺した人間達だ。奴らを憎め。奴らを殺せ。奴らを滅ぼしてしまえ』


頭の奥に黒い炎が灯るような感覚が走った。

ルミナを奪ったのは確かに俺ではない。…憎い。

胸の奥から、焼け付くような怒りが込み上げてくる。


『お前は絶対的な力を得た。もう昔のお前じゃない。今のお前なら、命を簡単に奪える』


闇に沈む視界に、血と炎の幻影が広がる。

俺がその気になれば、全てを踏み潰せる。そんな映像が脳裏に流れ込んでくる。


『悪を倒すヒーローになりたかったのだろう?』


声は囁く。いや、囁きながらも笑っていた。


『なら躊躇うな。殺せ。命を根絶やしにしろ。誰かを救うためには、誰かを殺さねばならんのだ…!』


その言葉は、耳から心へ、そして全身に染み込み、俺を支配しようとする。

気づけば俺の手は震えていた。

握ってもいないはずの剣の感触が、掌に絡みついているように錯覚する。


ヒーローになりたかった俺に、悪魔の声が囁く。

――その矛先を、全て「敵」と呼べばいいのだ、と。


黒い囁きは、俺の心に確かに根を下ろしていった。

ルミナの幻影が消えた闇の中に、次々と人間の影が浮かぶ。


俺を笑った奴ら。

俺を傷つけた奴ら。

誰も救えなかった俺を、無力だと突き放した世界そのもの。


「……そうだ。憎い」


唇が勝手に動いた。

胸の奥で、煮えたぎるような熱が暴れ出す。

拳を握れば、爪が掌に食い込むほどの力が込められていた。


『そうだ……!その憎しみを解き放て。お前はもう無力ではない。絶対の力を手にしたのだ』


視界が赤黒く染まっていく。

俺の足元には、誰もが屍となって転がる未来が見える。


悲鳴。血の匂い。燃え落ちる街並み。

その中でただ一人、俺だけが立っている。


「俺は…ヒーローだ」

笑いが漏れた。だがそれは幼い頃に夢見たヒーローの姿とは違う。

俺が思い描く「ヒーロー」は、悪を断罪する絶対者。

救うために、容赦なく滅ぼす者。


『そうだ、それでいい。ヒーローとは力だ。力とは殺すことだ。救うとは、選ばれなかった者を切り捨てることだ』


「…俺は力を持った。だから、邪魔する奴は…全部殺す」


その言葉を口にした瞬間、胸の奥に甘美な高揚が広がった。

恐怖も罪悪感も溶け落ち、残ったのは昂ぶるような支配の快感だけ。

暗闇が俺を抱きしめ、俺はその腕に酔いしれていった。


ふと闇の中に、ひとつの光が差し込んだ。

それは小さな灯火のように揺れ、やがて人影を形作る。

剣を携え、静かにこちらへ歩み寄る一人の男性。


「……誰だ?」

声が漏れた瞬間、胸の奥から再び黒い炎が噴き上がる。


「お前も俺を責めに来たのか!なら…お前も敵だ!」

怒号と共に闇の剣を振りかざす。

赤黒い刃が唸りを上げ、男へと迫った。


だが、男は動じなかった。

その手に握る剣が、一閃。


鋭い光の軌跡が闇を裂き、俺の剣を容易く弾き飛ばす。

衝撃が腕を走り、俺は後ずさった。


「くっ…誰だお前は!」

闇に濁った視界で、俺は叫ぶ。

目の前の男は静かに立ち、炎のような瞳で俺を見つめ返していた。


闇の中で向かい合う男は、決して剣を振り上げることもなく、ただ静かに口を開いた。


「…私は、君と同じ存在だよ」

その声は低く澄み、どこか懐かしささえ帯びていた。

俺は荒い息を吐きながら、握り締めた拳に力を込めた。


「同じ…だって?」


男はゆっくりと頷いた。


「ああ。私は愛する者を救えず、世界すら守れなかった。ただのしがない男だよ」


その告白は、重く、静かに胸に沈んでいく。

俺は唇を噛み、怒りに駆られるように叫んだ。


「そんな男が…俺に何の用だ!同情でもしにきたのか!俺の惨めさを笑いに来たのか!」


闇に響く声は荒れ狂っていたが、目の前の男は微動だにしなかった。

ただ落ち着いた眼差しで俺を見据え、首を横に振った。


「違うよ」


その一言は、氷のように冷たくもあり、不思議と胸を刺す温もりもあった。

静かな声は、闇に沈んだ心に水の波紋を落とすように広がっていく。


「君は――人間が憎いかい?」


問われ、胸の奥から黒い感情が溢れ出した。


「ああ!憎いに決まってる!ルミナを殺した人間達を…許せるわけないだろ!」

声が震え、拳が震える。

男はほんの少し目を伏せ、それから顔を上げ、まっすぐに俺を見つめた。

その眼差しは責めるものではなく、受け止めるような静けさを宿していた。


「そうだね。怒りを覚えるのも…無理はない」


その優しい肯定に、心が一瞬だけ揺らいだ。けれど男は、そのまま言葉を重ねる。


「でもね……怒りに身を任せて命を奪えば――それは君が憎む人間達と、同じになってしまうんだよ」


その声は責めではなく、諭す響きだった。

過去を知る者が、同じ痛みを抱えた者にだけ投げかけられる、穏やかな真実。

闇に閉ざされた俺の胸に、その言葉はじわりと沁み込んでいった。


男は視線を落とし、低く落ち着いた声で語り始めた。


「…私もね、魔物に殺された人間を、この目で幾度となく見てきたんだ」


静かな言葉だったが、その奥底には深い痛みが染み込んでいた。

血に塗れた光景、絶望に叫ぶ声、途切れていく命。

彼の脳裏に焼き付いたであろう残酷な記憶が、言葉の端々から伝わってくるようだった。


「その度に、怒りが込み上げた。憎しみが胸を焦がした。そして…己の無力さを突きつけられたよ」


淡々とした声音に、確かな重みがあった。

その一語一語は、耳から心臓まで沈み込み、俺の胸をざらつかせる。

まるで過去の俺自身を代弁するかのような苦悩の吐露。


「それでも、私はその想いを振り払った。ただ、前へ進み続けた。――この道の先には、きっと光が待っていると信じて」


彼の言葉に、一瞬だけ胸が揺れる。


「……光?」


無意識に呟いた声が、暗闇に小さく溶けていく。

男はゆるやかに顔を上げ、穏やかな眼差しをこちらに向けた。


「そうだ。愛した人を救うために。世界を救うために。私は光を求めて歩いたんだ」


その眼差しは揺らぎなく、真っ直ぐだった。

闇に囚われた俺の心を、射抜くように突き刺してくる。


「……アンタ、強いんだな」


口をついて出た言葉は、羨望とも嫉妬ともつかない響きを帯びていた。

男はふっと苦笑を浮かべる。


「いいや。君にもできるさ」


「違う…俺は何もできないんだよ。誰も救えない。救えなかった…」


胸が軋み、膝が折れそうになる。

暗闇が足元から絡みつき、再び沈み込もうとする。


でもその時。

男は優しい眼差しで、しかし確かな力を込めて言った。


「……独りでは、そうかもしれない」


「……なんだって?」


顔を上げた俺の瞳を、男の瞳が深く射抜いた。

その眼差しには、自嘲と後悔、そして揺るがぬ真実が宿っていた。


「私は独りで闇に立ち向かった。だから敗北した。でも君は独りじゃない。君には、助けてくれる仲間達がいるじゃないか」


「……なか…ま…?」

その言葉を繰り返した瞬間、胸の奥に微かな波紋が生じた。

暗く淀んだ心に、初めて小さな光が触れたような感覚があった。


勇者はふっと口元に微笑みを浮かべ、ゆっくりと右手を伸ばした。


「ほら、見てごらん」


その指先が示した先――闇の空間に、突如として揺らめく光が浮かんだ。

それはまるで古びたテレビの映像のように、ノイズ混じりでありながらも鮮明に映し出されていく。


最初に映ったのはセレナ。


冷ややかな視線を向けつつも、どこか照れを隠すように口を開く。


『……アンタのこと、放っておけないのよ。だから……』


「……セレナ」


思わず名前を呼んだ。胸に熱が灯る。


次に映ったのはヴァネッサ。

紅い瞳を細め、いつもの余裕を漂わせて笑う。


『ふふ…余は退屈が嫌いでな。だが、君を見ていると実に飽きんのだ』


「ヴァネッサ……」


その姿に、自然と頬が緩んだ。


続いて、ライアが映る。真っ直ぐな眼差しで剣を構え、凛とした声を放つ。


『お前の背中、私が守ってやるよ!だから安心しろ!』


「ライア……」


その力強い声に、思わず拳を握りしめる。


次に浮かぶのはエルザ。大きな紫の瞳がこちらを見つめ、不器用ながらも真っ直ぐに言葉を紡ぐ。


『…私、ずっと…カケルを信じてる』


「……エルザ」


胸の奥がじんと温かくなった。


やがて、エリシアが姿を現す。

碧い瞳に揺らめく光を宿し、静かな微笑みを浮かべていた。


『カケルさん…あなたと出会えたこと、それが私の誇りですわ』


「エリシア……」


その言葉に胸が震える。

続けて映し出されたのは、トーラ。

大地のように力強く立ち、闘志を燃やす瞳でこちらを見据えていた。


『お前は仲間だ。アタイが何度だって立たせてやる!だから負けんじゃねぇ!』


「トーラ……」


その叫びが、闇に沈んでいた心を揺さぶり、熱を与えていった。

気づけば俺の目から涙が零れていた。


俺は胸に込み上げる熱に息を荒げていた。

仲間達の姿が次々と胸に刻まれ、孤独に沈んでいた心が少しずつ、確かな温もりを取り戻していく。


そんな俺を見て、勇者はわずかに口元を緩めた。


「……最後に、もう一人。君を呼んでいる人がいる」


彼は再び指先を伸ばし、暗闇の先を示す。

その言葉と共に、空間が揺らめいた。

光のスクリーンが現れ、そこに映し出されたのは、まっすぐこちらを見つめる女性の姿。


「……リリア」


息が漏れる。胸が強く締めつけられる。

映像の中のリリアは、苦しげに唇を噛み、それでも強く声を放った。


『カケル……あなたは、私が信じた人よ。闇になんて負けないで!』


その一言は、仲間の声とは比べものにならないほど鋭く、鮮烈に胸を貫いた。

映像だとわかっているのに、その眼差しと声はまるで本当に傍らで叫んでいるかのように響く。


俺は震える声で、その名をもう一度呼んだ。


「……リリア!」


勇者は、剣を携えながらも穏やかな声で問いかけてきた。


「君は――仲間を守りたいと思ったのだろう?」


その言葉は胸の奥に深く突き刺さる。

闇に沈み、もう何も信じられないと思っていた心が、不意に熱を帯びた。


仲間達の顔が、次々と心の中に蘇る。

俺は俯き、握った拳を震わせながら、搾り出すように答えた。


「…俺は…守りたい。今度こそ…絶対に」


男の瞳が優しく細められた。まるで俺の言葉を肯定するように。

次に放たれた問いは、さらに胸を揺さぶるものだった。


「君は――リリアを愛しているのだろう?」


その名を聞いた途端、心臓が跳ねる。

藍色の髪、紅の瞳、からかうように笑う唇、時に真剣な眼差しで俺を支えてくれた姿。


心の奥にずっと寄り添ってくれた存在。

俺は唇を震わせながら言葉を紡いだ。


「…俺は…リリアを…」


けれど、次の瞬間にはもう抑えきれなかった。

心に溜めていた想いが、堰を切ったように溢れ出す。


「ああ!愛したいと思った!いや、違う……!俺は……リリアを――愛してる!」


その叫びは、虚無の闇を震わせ、光の波紋となって広がった。

俺自身の声が、暗黒を切り裂くように響き渡る。


男は深く頷き、手にしていた剣をゆっくりと地に突き立てた。


「なら――闇に囚われず、光に向かって進むんだ」


その一言が背中を押す。

俺の足が、自然と前へ動き出す。


最初はぎこちなく、一歩。次にもう一歩。

だが気づけば、その歩みは力強く、迷いのない走りへと変わっていた。

全身を駆け抜ける熱は、かつて憧れていたヒーロー像の残滓ではなく――俺自身の意志だった。


男の声が、背後から静かに追いかけてくる。


「君は独りじゃない。君達なら――できる」


「……ああ……!」


喉が震え、声が迸る。足はさらに加速した。

暗闇が後方へと遠ざかり、前方には確かに光が見えていた。

最後に、男の声が力強く響いた。


「そして――彼女を救ってくれ。私の…愛したリリアを」


その言葉を聞いた瞬間、胸の奥が大きく揺さぶられる。

振り返りたい衝動があった。


だけど俺は振り返らなかった。

ただ、光だけを見据えて駆け抜ける。

足取りは確かで、もはや迷いはなかった。


心の中で、理解していた。

あの男こそ――リリアがかつて愛した勇者。

彼の魂が、今この瞬間、俺に未来を託してくれたのだと。


俺はひたすらに前を見て走った。

暗闇はすでに足元から剥がれ落ち、後方に沈んでいく。


代わりに、前方から溢れ出すのはまばゆい光。

温かく、しかし確かな力を秘めた光が、道を示すように広がっていた。


胸の奥が燃える。

熱は怒りでも憎しみでもない。


仲間を守りたいという思い。

そして――リリアを愛したいという願い。

それらが俺の全身を突き動かし、光の方へと駆けさせていた。


足が速くなる。

一歩ごとに心臓が脈打ち、血が沸き立ち、全身を巡る力が増していく。


息は荒く、汗が額を伝う。

でも苦しくはなかった。むしろ心地よい高鳴りだった。


「……俺は、独りじゃない」


その言葉を、走りながら噛みしめる。

仲間達の笑顔、戦う姿、必死に呼びかける声。


そして何より――俺を信じ、愛してくれる彼女の瞳。

それらすべてが、闇に沈んだ俺の心を繋ぎ止め、今こうして前へと駆けさせている。


光が近づく。

最初はぼんやりとした輝きだったそれが、やがて視界いっぱいに広がり、俺を包み込もうとする。


胸に熱が満ちる。

それは罪悪感でも、自己否定でもなく――確かな希望だった。


「リリア…今度こそ、俺は…」


言葉は光に溶け、声にならなかった。

だが確かに届いているはずだ。

俺の想いは、光と共にあの場所へ還っていく。


次の瞬間、全身が眩い輝きに包まれた。

闇は完全に消え去り、意識は光へと溶けていった――。

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