少女達は狩って食べる
セカンドタウンイーストへやって来た翌日。
僕達は町の南側にある森の中で、腰布を巻いて棍棒を振り回す二足歩行の大きな豚、オークと戦ってる。
「はっ! せえいっ!」
好戦的な笑みを浮かべたメェナが、軽快なステップで棍棒を避けて懐へ飛び込み、脂が乗った肥満体の腹へ右拳を叩き込む。
わっ、拳が腹へめり込んでオークが苦悶の表情を浮かべてる。
ゲームの世界とはいえ、腹に拳がめり込むのを見られるとは思わなかったよ。
「連打スキル……ジャブ!」
今度は腹を打たれて前のめりになったオークの顔面へ、一撃一撃は軽くとも素早い拳の連打を嬉々とした表情で叩き込んでいく。
これで怯んだオークが、フラフラと後ずさる。
「離れて、メェナちゃん」
「オッケー!」
タンク役として僕が守っているセイリュウの声で、メェナが後方へ跳んでオークと距離を取った。
「アクアランス」
セイリュウの放った水の槍がよろめくオークの頭を貫き、HPを削りきった。
HPが尽きたオークは消えて、僕達の前には入った経験値とドロップアイテムが表示される。
「やったわ、オーク肉がドロップしたわ」
セイリュウと同じく僕の後ろにいて、舞踏スキルでバフを掛けていたカグラの言う通り、ドロップには狙っていたオーク肉がある。
ふっふっふっ、これでオーク肉が目標数に到達。
肉以外のドロップ品は売却かな。
「これでオーク肉は目標数に達したわね。次は川で、リバークラブとメガリバーロブスターね」
戻って来たメェナが次に狙うモンスターを告げた。
昨日トーマが参加した料理プレイヤーの交流会の中で、いくつかの食材の入手方法を聞き、じゃんけんという公平なる勝負で僕が激戦を制して勝利。
でも諦めきれないメェナ達との話し合いの結果、じゃんけんに勝った順で狩りに行こうということになった。
「でも、料理してもらえるのは先の話」
そうなんだよね。だってトーマ、今朝にはもうログアウトしちゃったんだから。
「しょうがないわよ。お店を手伝わなくちゃいけないんだもの」
カグラの言う通り、トーマがログアウトしたのは店の夜営業を手伝うためだ。
そういう約束だから仕方ないし、僕達のわがままで協力してもらってる以上は、トーマの都合を無視するわけにはいかないんだよね。
それでも今朝の朝ご飯を作ってくれて、ログインし続ける僕達のために食事をたくさん用意してくれた上に、水出しのポーションとマナポーションまで用意してくれた。
しかも薬草を安く買えるからって、わざわざ製薬ギルドに登録して用意してくれた。
気遣いのできる幼馴染で、僕は本当に嬉しいよ。
「ところで皆。トーマ君が用意して持たせてくれた食事で、何日ぐらい過ごせそう?」
何日ぐらいか……。
トーマが作って持たせてくれた料理は、朝ご飯に出してくれた中国揚げパンの残り、前にも作ってくれた料理だと焼きうどんと野菜炒めとザワークラウトとボーンズスープとタックルラビットの唐揚げ様、新作だと春巻き二種と蒸し肉と野菜の塩ダレ和え、軽食用にこれも新作のポテトチップとカボチャチップ。
実際に満腹になるわけじゃないのをいいことに、見境なく食べなければ二日はなんとかなるんじゃないかな。
でも……。
「後先考えずに食べていいなら、次以降の食事ができる保証は無いよ」
だって食べたことがあるのも新作も美味しそうだし、実際に美味しいだろうし。
「制限が無ければ、次の食事で食べ尽くせるわ」
「本気を出せば次のご飯で終わり」
頬に手を当てて微笑むカグラと、僕と同程度に寂しい胸を張って言い切るセイリュウも、僕と同じようなことを言った。
だよね! そうだよね!
あっ、メェナが頭痛そうな顔してる。
「真面目に考えてよ。それ次第で動きが変わるんだから」
「とか言ってるメェナはどうなのさ?」
「真面目に考えるなら二日。不真面目に考えるなら次の食事までね」
ほらー、メェナも本音じゃ同じ穴の狢じゃん。
カグラとセイリュウも、人のことを言えないって目を向けてるよ。
「仕方ないじゃない! トーマ君の料理が美味しいのもあるけど、ここならいくらでも無制限に食べられるし、どれだけ食べても太らないんだから!」
激しく同感。
美味しいものをどれだけ食べても太らない。これ、年頃のレディにとって超が付くほど重要案件。
同じ気持ちのカグラとセイリュウも、うんうんと納得した顔で頷いてる。
「甘い物だろうが油物だろうが炭水化物だろうが、体重を気にせず食べられるのは、ゲームだからこそでしょ!」
全くもってその通り。
しかもフルダイブ型のVRMMOだから、味も食感も香りも見た目も音も全てが楽しめる。
完成した料理は勿論、トーマが調理してる様子も調理の音も漂ってくる香りも楽しめるから、調理している様子を見ているだけでも食欲が湧いてくる。
「そうよね。前に作ってくれた揚げ饅頭、全部ひとりで食べたいくらいだったもの」
「はぁっ、はぁっ。持たせてくれたボーンズスープ、今すぐ独り占めしたい」
同じ女でもドキッとするようなエロイ笑みを浮かべるカグラはともかく、息遣いの激しいセイリュウの表情は悪い意味でちょっと危ない気がする。
ボーンズスープが美味しいのと、アイテムボックスにあるそれを今すぐ独り占めして飲み干したいのは、僕も否定しないよ。
だけどセイリュウはそれだけじゃない気がする。なんかこう、中毒っぽい雰囲気がある。
トーマが料理にそんなことするなんて絶対にありえないと分かってるけど、なんか変な物入れてないよね?
もしかして材料になったスケルトンボアの怨念?
「それよりも、早く次に行こうよ。時間が無くなっちゃうからさ」
誰も軌道修正しないから僕が軌道修正を促して、ようやく皆は正気に戻った。
もー、こういうのは僕じゃなくてメェナやカグラの役目なのに。
それから僕達は道中を急ぐため、途中でモンスターに邪魔されないよう、カグラの祈祷スキルでエンカウント率を下げて川へ向かう。
その甲斐あって戦闘をせずに川へ到着したけど、まだ祈祷スキルの効果が切れる前だから、効果が切れるまで休憩をしながら水とポテトチップとカボチャチップで満腹度と給水度を回復させる。
ポテトチップ 調理者:プレイヤー・トーマ
レア度:1 品質:7 完成度:92
効果:満腹度回復8%
器用+1【2時間】 俊敏+1【2時間】
おやつや酒のお供に定番の一品
心地よい食感と飽きない味でいくらでも食べられる
ただし、揚げ物で炭水化物なのは忘れるな!
*皮をむいたジャガイモをスライスして水に浸けてあく抜きする。
*水を切ったら油で揚げて塩を振って完成。
カボチャチップ 調理者:プレイヤー・トーマ
レア度:1 品質:7 完成度:90
効果:満腹度回復9%
魔力+1【2時間】 知力+1【2時間】
薄切りのカボチャを揚げた野菜チップスの定番
サクサク食感とほんのり甘い味がいいおやつ
ビタミン豊富なので、お子様にも是非どうぞ
*カボチャを切り、種とワタを取る。
*カボチャを薄切りにしたら油で揚げ、塩を振って完成。
さあ、腹ごしらえは完了。蟹と海老を狩りに行こうか。
*****
僕達とそう変わらない大きさの蟹、リバークラブ。
甲羅に覆われているだけあって防御力が高くて、がら空きの胴体へメェナが渾身の蹴りを入れてもHPはあまり削れない。
「もうっ! 硬いわね、こいつ!」
あまり減っていないHPに文句を言いながらも、メェナは素早い動きで鋏の反撃を避ける。
休憩中、+1とはいえ俊敏強化のバフ効果があるポテトチップを食べたから、多少なりとも動きが素早くなって余裕を持って回避できてる。
「スイッチ!」
メェナと入れ替わりで僕が前に出て、振り下ろされた鋏を受け止め、そのまま剣で切りつける。
でもやっぱり、HPはあまり削れない。
だけどこれでいい、僕とメェナで十分に時間は稼いだ。
「こういう相手には魔法。アクアランス」
セイリュウが放った水魔法が命中して、物理攻撃に比べればHPは削れたけど思ったほど削れてない。
やっぱり川に住む蟹には、水属性は効きにくいのかな。
「あうぅ……。やっぱり水は効果が薄いみたい」
「だったら私の出番ね。ライトアロー」
続けてカグラの光魔法が命中して、HPは大きく削れた。
やっぱりそうだよね。一応物理攻撃も試してみたけど、こうなるのは大体分かってた。
まあそれでもね、どれぐらい効果が薄いのか試してみないとね。レベル差次第では、効果が薄い攻撃でも結構削れることがあるから。
「この様子だと、メガリバーロブスターも似たようなモンスターかもね!」
後衛の二人にヘイトが向かないよう、メェナがチョコチョコ攻撃してヘイトを稼ぎつつ、反撃を回避する。
「そうだね。カグラにはちょっと負担掛かるけど、よろしく」
僕もメェナと一緒にヘイトを稼ぎつつ、反撃を盾で防ぐ。
「トーマ君が水出しマナポーションを用意してくれたから、大丈夫よ。任せておいて」
「私は回復と援護射撃に徹するね」
うん、それでよろしく。
こうして僕とメェナがヘイトを稼ぎ、セイリュウが援護しながら、カグラの光魔法をメインにするパターンでリバークラブを倒す。
その後もこのパターンでリバークラブを倒していく中、ようやくメガリバーロブスターとも遭遇したんだけど……。
「こいつ、ロブスターっていうよりザリガニじゃない! いやー!」
全長2メートルはあるザリガニみたいな外見をしてる、メガリバーロブスター。
こいつを前にしたら、今まで戦闘時に見せていた好戦的な笑みはどこへやら、悲鳴を上げたメェナは回れ右して全速力で最後尾へ逃げた。
メェナって、何故かザリガニが駄目なんだよね。
見た目が似てるロブスターや伊勢海老なんかは平気なのに。
本人曰く、ロブスターや伊勢海老は似てるだけで違うから平気とのこと。よく見れば違うのは分かるけど、パッと見じゃよく分からない。
とにかくザリガニは姿を見るのも嫌らしいから、ザリガニみたいな外見のメガリバーロブスターを前にしたメェナが、ポンコツ化しちゃうのは仕方ないか。
「僕が一人でヘイトを稼ぐから、カグラとセイリュウはこれまで通りでお願い」
「分かったわ」
「了解」
こいつもリバークラブと同じで、物理攻撃と水魔法は効果が薄いからカグラの光魔法を頼りに戦う。
前衛が僕一人になっちゃったから、ヘイト管理だけでなくHPの管理も気を付けないと。
そんな川辺での戦いを重ね、どうにかリバークラブの脚と鋏、それと殻を剥かずに切ったような状態のメガリバーロブスターの身肉を確保した。
「メガリバーロブスターの外見が、あんな大きなザリガニだったなんて。悪夢よ、悪夢」
あのザリガニフォルムを見るたびに悲鳴を上げて逃げていたメェナが、ぐったりした様子で呟く。
気持ちは分かるよ。僕も大嫌いなカエルが大きくなって目の前に現れたら、きっとメェナと同じ反応をするだろうし。
「まあまあ。気を取り直して、次のコーヒープラントを倒しに行きましょう」
「待って。その前にセーフティーゾーンでご飯にしたい」
あっ、賛成。さっき食べたポテトチップとカボチャチップだけじゃ、足りないもんね。
*****
近くにあるセーフティーゾーンまで移動した僕達は、各々のアイテムボックスから食べたい料理を取り出す。
僕が取り出したのは朝ご飯の残りの中国揚げパン。その新バージョンの、辛口とバター風味とガーリック味だ。
中国揚げパン・辛口 調理者:プレイヤー・トーマ
レア度:1 品質:7 完成度:86
効果:満腹度回復11%
腕力+1【2時間】 俊敏+1【2時間】
中国で食べられている揚げパンを辛口にアレンジ
食べると唐辛子の辛みと風味が口と涙腺を直撃
辛いのが苦手な方は食べるのをお控えください
*唐辛子を刻み、すり鉢ですり潰す。
*すり潰した唐辛子を成形した生地の表面に纏わせ揚げる。
中国揚げパン・バター風味 調理者:プレイヤー・トーマ
レア度:1 品質:7 完成度:85
効果:満腹度回復10%
MP最大量+10【2時間】 魔力+1【2時間】
中国で食べられている揚げパンをバター風味にアレンジ
バターの甘い香りが食欲をそそる
表面に塗ったバターと、生地の中で溶けたバターの二段構え
*フライパンでバターを熱して溶かす。
*成形した生地の表面にバターを塗って揚げる。
中国揚げパン・ガーリック味 調理者:プレイヤー・トーマ
レア度:1 品質:7 完成度:87
効果:満腹度回復11%
HP最大量+10【2時間】 器用+1【2時間】
中国で食べられている揚げパンをガーリック味にアレンジ
香ばしいガーリックの匂いは諸刃の剣
食べたら口臭にはご注意を
*切ったニンニクを包丁の面の部分で押し潰す。
*成形した生地の表面に纏わせて揚げる。
辛口といってもピリ辛くらいだからちょうどよくて、バター風味はほんのり甘くて、ガーリック味は美味しいから匂いなんて気にしない。
皆は何を食べてるのかな?
右隣に座ってるセイリュウは、中国揚げパンの辛口とガーリック味を千切ると、それをボーンズスープへ入れて勢いよく食べて恍惚の表情を浮かべてる。
それを見て改めて思った。ねえトーマ、絶対にそんなことしないと分かってるけど、本当に変なの入ってないんだよね?
正面に座ってるカグラは新作の春巻き二種を食べてる。
ただし、その春巻きはどちらも普通の春巻きじゃない。
コロッケ風春巻き 調理者:プレイヤー・トーマ
レア度:3 品質:7 完成度:88
効果:満腹度回復26%
体力+3【2時間】 俊敏+3【2時間】
コロッケのタネを春巻きの皮で包んで揚げた一品
春巻きなのかコロッケなのか、中華と洋食のコラボ料理
パリッと香ばしい皮とホクホク甘いジャガイモをどうぞ
*小麦粉と水と塩と油を混ぜる。
*それをフライパンに薄く敷いて焼き、春巻きの皮を作る。
*ジャガイモを茹で、その間にタマネギを刻んで炒める。
*茹でたジャガイモの皮を剥き、潰してマッシュポテトに。
*マッシュポテトに炒めたタマネギ、塩、胡椒を加えて混ぜる。
*春巻きの皮でタネを包んで揚げて完成。
カボチャコロッケ風春巻き 調理者:プレイヤー・トーマ
レア度:3 品質:7 完成度:86
効果:満腹度回復27%
魔力+3【2時間】 知力+3【2時間】
カボチャコロッケのタネを春巻きの皮で包んで揚げた一品
春巻きなのかカボチャコロッケなのか、中華と洋食のコラボ料理
パリッと香ばしい皮とねっとり甘いカボチャをどうぞ
*切り分けて種とワタを取ったカボチャを茹でる。
*茹でたカボチャを潰し、バターと塩と砂糖を加えて混ぜる。
*春巻きの皮でタネを包んで揚げて完成。
今回トーマが作ってくれた春巻きは、中身がコロッケのタネになってる。
実はこれ、トーマの家のお店で出してる品で、子供を中心に人気があるんだよね。
しかも発案者はトーマで、衣を付けるのが大変だから春巻きの皮で包んで揚げたのを賄いで出したのが、メニュー化されたきっかけだって言ってた。
ただ、トーマが作ったのそのままじゃなくて、おじさんとおじいさんがお店で出せる品に改良したそうだけど。
「牛乳が手に入ったら、リバークラブと合わせてカニクリームコロッケ風のも作れるかしら」
そういえばトーマの家のお店で出してるのは、ジャガイモとカボチャとカニクリーム。三種類のコロッケタネを春巻きにしたものだっけ。
普通の春巻きかコロッケ風春巻き三種か、どっちにしようかよく悩むんだよね。
「はぁ、まったく。メガリバーロブスターがザリガニみたいな外見なら、先に言いなさいよね」
左隣に座ってるメェナは、ブツブツ文句を言いながら蒸し肉と野菜の塩ダレ和えを食べてる。
蒸し肉と野菜の塩ダレ和え 調理者:プレイヤー・トーマ
レア度:1 品質:8 完成度:90
効果:満腹度回復19%
器用+1【2時間】 腕力+1【2時間】
蒸したタックルラビットの肉と生野菜を塩ダレで和えたもの
しっとりした蒸し肉とシャキシャキの生野菜にシンプルな塩ダレが絡む
前菜としてだけでなく、サラダとしても通用しそうな一品
*水を張った大鍋とザルで即席の蒸し器を作る。
*ザルにタックルラビットの胸肉を置いて蒸す。
*その間にニンジンとピーマンを細切りに、タマネギを薄切りに。
*刻んだネギ、乾燥ハーブ、おろしニンニク、塩、油を混ぜて塩ダレに。
*蒸したタックルラビットの胸肉を冷まし、細かく裂く。
*切った野菜と肉を塩ダレで和える。
*皿に輪切りにしたトマトとちぎったキャベツを並べる。
*輪切りトマトとちぎりキャベツの上に和えた肉と野菜を盛って完成。
「蒸し肉の和え物はどう?」
「美味しいわよ。野菜たっぷりだから、食べやすいわ」
肉が入ってるとはいえ蒸し肉だし、メェナの言う通り野菜たっぷりだから食べやすそう。
ザリガニフォルムを何度も目の当たりにして落ち込んでるメェナでも、パクパク食べていく。
「ところで、コーヒー豆を入手した後は予定通りでいいの?」
「勿論よ」
「当たり前じゃないか」
「他に選択肢は無い」
メェナの問い掛けに僕達は同意を示す。
コーヒープラントを倒してコーヒー豆を入手した後にすること、それは鶏狩り再び!
目的は鶏肉……じゃなくて卵!
正直どれだけ鶏肉をドロップしようが、卵を入手できなきゃ意味が無い!
入手方法を教えてもらった牛乳はトーマじゃなきゃ入手できそうにないけど、牛乳と卵があれば調理の幅は広がるはず!
トーマが検索して表示させた卵白と牛乳の炒め物とか、作れるか分からないけどプリンとか、パンだって牛乳と卵があればもっと美味しくなるだろうし!
それに蟹を入手できたんだ。それ即ち、かに玉を作れるってこと!
それと海老と唐辛子があれば、エビチリっぽいのも作れるだろうしね。
「それじゃ……」
「ええ、食事も終わったし……」
「サクッとコーヒー豆をゲットしたら……」
「再び鶏狩りだぁっ!」
「「「おぉー!」」」
ふっふっふっ。待っててね、ロックコケッコ。
コーヒープラントを狩るだけ狩ったら、また君を狩りに行くからね。




