覚醒?
小雨が降る中、シクスタウンジャパン・キョウトへの道中を行く。
遭遇するモンスターはどれもなかなかに強力なようで、ダルク達とイクト達で倒せてはいるが、少々手こずっているしポーション類の消耗も早い。
でもこっちには、心強い味方がいる。
「ぬうぅぅん!」
土煙を上げるほどの勢いで突進してくるワイルドボアの群れ。
その一体の牙を塾長が受け止め、そのまま持ち上げて地面へ叩きつけ、そのまま拳を叩きつけて倒す。
他にも同行してもらっている野郎塾の精鋭達が、ダルク達とイクト達が手こずる相手に対処し、各個撃破していく。
さすがは攻略組最強と名高い野郎塾の方々、味方だと凄く頼りになる。
「がっはっはっ! さすがは塾長じゃ、ええ猪肉が手に入りそうじゃわい」
非戦闘員ということで最後尾に控えている、俺とポッコロとゆーららんの隣に立つ巨漢の中年男性が機嫌の良い笑い声を上げる。
いかつい顔に太い眉とチョビ髭と中国の辣髪、袖無しの革ジャンを直に着てジーパンを履いたこの人は、野郎塾の食事担当を務めるリョーチョウ。
どう見ても戦闘職にしか見えないけど、これでも料理人から転職した調理師で種族は人族らしい。
この見た目で料理人なのかと最初は驚いたし、ポッコロとゆーららんもポカンとしていたが、話してみると少々口調が乱暴で豪快なだけの良い人だった。
「あの猪って、お肉が手に入るんですか?」
「まあのう。肉汁が出やすいから焼くか煮るだと旨味が抜けるが、蒸すか揚げるなら美味く食えるぞ」
倒されて消えていくワイルドボアを指差すポッコロの質問にも、微笑んで答えてくれている。
顔がいかついから微笑んでも少し怖くて、ころころ丸が怯えているのは言わないでおこう。
「オラァ、江田川ワレェ! 気合い入れて防がんかい、それでもタンクか!」
「お、押忍! すいません!」
表情を引き締めたリョーチョウが激を飛ばすと、ポッコロとゆーららんところころ丸の体がビクッと跳ねる。
俺は祖父ちゃんで慣れているから、これくらいなんでもない。
返事をしたのは大柄で大きな盾を持つ、少し情けない表情をしているプレイヤーだ。
「うおぉぉっ、やってやるわい! 秘技、顔面返り!」
なんだ、叱責されたプレイヤーが顔の前で手を下から上へやったら、情けない表情が鬼の形相へ変わった。
そこから雄叫びを上げて押し返すけど、あんなのでステータスが変化するはずが無いから、精神的なものなのかな。
妙な疑問を抱きながら見ていること数分後、戦闘は終了。
イクト達も戦っていたから俺にも経験値が入って、入手したアイテムには例のワイルドボアの肉があった。
「いやっほー! 肉ゲット!」
「どんな味がするか、楽しみね」
同じく肉を入手したダルクとカグラが喜んでいる。
数を確保できたみたいだから、昼飯はそれを使おう。
揚げるか蒸すかすれば美味いって話だったな。
唐揚げを仕込んでいるから揚げ物は無しとして、蒸して薄切りにしてネギソースでも掛けるか。
それともワイバーンチェリーワインを使って、ワイン蒸しにするか。
「トーマ! これも揚げ物にして!」
「唐揚げを仕込んでいるから却下」
「なんでー!」
勝ったよと駆け寄ってきたイクト達を受け止め、褒めてやりながらダルクの提案を却下する。
唐揚げを用意しているんだから、別にいいだろう。
ブツブツ文句を呟くダルクを宥めるのはセイリュウに任せ、小雨が降る中を進む。
モンスターが出ない間、ダルク達は野郎塾の人達から戦闘の助言をもらい、俺はローテーションを決めて順番に俺と手を繋ぐイクト達を構いつつ、ポッコロとゆーららんと雑談をする。
最初はリョーチョウと料理談義をしていたが、今はもういいやって気分だ。
塾長の元ネタに当たる漫画に出る食事を再現したいというのはともかく、問題はその内容だ。
なんだよ、エスカルゴとは名ばかりのカタツムリの天ぷらや、カエルとイモリの姿焼き入りシチューって。
漫画の中だから許されているのであって、本当に作ったら問題だぞ。
ちなみにリョーチョウもその漫画を愛読しており、髭と髪型はそれに出ている寮長を真似てキャラメイクしたとのこと。
だから名前もリョーチョウなんだとか。
「やっぱり塾長さん達は強いですね」
「この辺りのモンスター達を、苦にしてませんもんね」
前を行く塾長達を見ながらポッコロとゆーららんが呟き、同意するようにころころ丸がモルッと鳴いて頷く。
「そういえばお兄さん、知ってますか? 今度の土曜日から第二陣がログイン可能になるそうです」
「今日のログイン前に公式サイトを見たら、そう書いてあったんです」
へえ、ということは晋太郎と山本と狭山は必要な準備を整えれば、土曜日からここへ来られるのか。
明日にでもその辺を聞いてみるかな。
「僕とゆーららんの友達が一人ずつログインするので、紹介しますね」
「お兄さんやお姉さん達と一緒に行動するのも、しっかり許可を得ています」
ということは、晋太郎達とその子達が加わると総勢十二人か。
イクト達ところころ丸を含めて十六人とは、随分な大所帯になるな。
さらに話を聞くと、二人の友人は戦闘職と生産職を希望しているとのこと。
しかも生産職希望の子は料理に興味があり、職業は料理人を選ぶそうだ。
「へえ、そうなのか」
「はい。それでお兄さんに相談があるんですが……」
相談と言いつつも、言い辛そうな表情になるポッコロ。
一体どんな相談なのかと思っていると、溜め息を吐いたゆーららんが教えてくれた。
なんでもその子は両親共働きのため、食事はほとんど祖母が作ってくれていたそうな。
でも祖母は膝が悪いため長時間台所に立つのが辛そうだったため、手伝いを申し出る。
両親も祖母が一緒なら、ということで許してくれたため食事作りを手伝っていると、将来のためにと祖母が料理を教えてくれるようになった。
それ以来料理にハマったそうだが、少し料理ができるようになった頃に祖母が他界。
引き続き両親は共働きを続け、祖父も既に他界しているため、保護者不在で火や刃物を使うのは危ないからと料理は禁止。
そんな時にポッコロとゆーららんからUPOの話を聞き、ゲームの中でなら危なくないと思って両親に相談し、ちゃんと勉強するならと承諾を得たそうだ。
「で、その友達にお兄さんのことも話したら、料理を教わりたいって言うんです」
「なので、教えてあげることって出来ますか?」
「う~ん……」
経緯や志は違えど料理が上達したい気持ちは同じ。
とはいえ指導となると話が変わる。
弟妹的な存在の二人からのお願いだから、教えてあげたいのは山々だけど俺の方こそまだまだ未熟で、教わらなくちゃならないことが山ほどあるのに。
「さすがにそれは――」
「話は聞いていたのである」
じゅ、塾長!? いつの間に!?
「少年よ、何故教えることを躊躇う」
「何故って、俺自身も全然未熟なのに人に教えるなんておこがましいですよ」
「ふむ。お主のその驕らぬ姿勢と謙虚さは認める、だが勘違いしておるぞ」
勘違いって、何をだろうか。
「教えると聞き、お主は師弟のような関係が浮かぶのであろう。それは分かるが、教える側と教わる側の関係は一つではないのである」
「というと?」
「勉学で苦手な分野を教えあう友、指導係と新人、先輩と後輩。そこに未熟も成熟も無いではないか」
確かにそうだ。
未熟であろうと勉強は教えあうし、新人を指導しなくちゃならないし、後輩の面倒は見なくちゃならない。
というか俺だって晋太郎や桐生や長谷に勉強教わって、早紀や健に教えて、能瀬と教えあったじゃないか。
「なんで気づかなかったんだろう」
「その性格と腕前から察するに、お主の師は腕も人格も指導も良い素晴らしき人物と推察する。だが、その師が近すぎる上に、同じ場で互いを高め合う竹馬の友のような者がおらぬのではないか? ゆえに料理を教えると聞いて師弟関係が浮かび、師の領域に入っておらぬ自身には教える資格が無いと思ってしまうのであろう」
うわぁ、あまりに的を射ていて塾長が別の意味で怖い。
だって指摘されていること、全部合っている。
師に当たる祖父ちゃんと父さんとは身内で同じ厨房に立っているし、師とまではいかずとも暮本さんは祖父ちゃんの友達だし、俺の周りに同じくらい料理へ打ち込む人はいない。
そして料理を教えてほしいと聞いて、真っ先に師弟関係が浮かぶのも、祖父ちゃんや父さんと比べて未熟な自分は教えるに値しないと思ってしまうのも合っている。
「驕らず、自らを過大評価せず、向上心を持ち続けるのは良い心がけだ。だが少年よ、お主には今日まで積み上げてきたものがある。それを奢りとせず、誇りとして己の心に持ち続けていれば、お主が道を踏み外すことは無い。さすれば未熟なれど、いや未熟だからこそ、己の誇りを積み上げることを伝えて共に高みへ向かう道を示すことができるのである」
じゅ、塾長……。
「よいか少年。誇りあらば転落しそうになっても踏みとどまり、這い上がることができる。だが誇りが驕りとなれば転落するのみ。お主が今日まで積み上げてきたものが真に誇れることならば、新たな一歩を踏み出すことを恐れるでない。律するばかりが向上に繋がるのではない、真の誇りを持って踏み出す勇気の一歩が新たな向上の道を切り開くのだ」
やばい、ごつくて厳つい塾長がとても男前に見える。
野郎塾の人達が、塾長に付いて行く気持ちが分かったよ。
こういうところなんだな、塾長の魅力は。
「少年よ、お主が誇りとすべきものが間違っていないのは、共にいる女子達やそこにいる子供達がお主の料理を食べた時の表情で証明しておろう」
塾長、ありがたいお言葉の数々に感謝します。
どれほど良い反応をされようとも、嬉しいけど未熟なんだから調子に乗るなと自分を律していたのは間違いじゃないけど、正解でもない。
驕らないように己を律しつつ、腕が向上している誇りとして受け止め、積み重ねていくべきだったんですね。
そう気づいたら、皆の美味いって言ってくれた時の表情を思い出して余計に嬉しくなってきた。
想いに気づいたからか、特にセイリュウの反応が一番嬉しく感じる。
「塾長、ご指導ありがとうございます」
「がっはっはっ、気にすることはないのである。だがゆめゆめ忘れるでないぞ。驕りは捨て、誇りを持って人生を歩め。その先に少年が抱く大志へと繋がる道があり、例えその道が途中で歩めなくなろうとも、誇りさえあれば踏みとどまって別の道を進んでいけるのである」
「分かりました!」
凄い、凄いよ塾長。
なんかこう、歩んでいる道のりを行く足取りが力強くなった気がするよ。
こういう人が先生だったら、何かあれば絶対に相談へ行くだろうな。
「さすがです、塾長」
「ありがたいお言葉、身に染みました」
「自分もこれまでに積み重ねてきた日々を驕らず、誇りとして邁進していきます」
話を聞いていた塾長の仲間達が感動し、中には涙する人までいる。
ダルク達もポッコロとゆーららんも感心した表情を向け、イクト達は――。
「ますたぁ、じゅくちょ-さんのおはなし、むずかしくてよくわかんない」
腕を組んで難しい表情をしながら何度も首を傾げるイクトが、どことなく可愛らしい。
そうか、イクトにはこういう話は早かったか。
「ちーぷかーぷなの」
左手は俺の右手と繋いでいるネレアが、ちんぷんかんぷんと言いながら右手を頭に当てる。
ネレアにはもっと早かったな、別に分からなくていいぞ。
あと、お前のその素振りも可愛らしいな。
「あまりよく理解できなかったんだよ」
右手を俺の左手と繋いでいる無表情のミコトも、小さく首を傾げる。
多少は理解できたなら、それでいいさ。
「さっきの塾長の言葉、ダルクも肝に銘じなさいよ」
「なんでさっ!?」
ジト目のメェナからの指摘にダルクが反応した。
「だってゲーム以外のことに関して、自分の中に積み重ねていそうにないものね」
「勉強とか、トーマ君に揚げ物禁止にされるような言動とか」
「あーあーあー、聞こえない、聞こえなーい」
溜め息を吐くカグラと呆れた表情のセイリュウが言う通りなんだから、耳を塞いで聞こえなかったことにするな。
耳に痛いことこそ、しっかり聞いて心に留めておけ。
「お兄さん、ダルクお姉さんの将来がとても不安です」
「あんなので社会に出て大丈夫ですかね?」
「年下に将来の心配された!?」
ショックを受けるダルクよ、ポッコロとゆーららんから心配されるくらい拙いって気づいたか?
せっかく塾長から良い話を聞けたんだし、これを機に少しは日頃の言動を改めてほしい。
落ち込むダルクに野郎塾の人達が笑い、俺達は苦笑する。
さて、それじゃあ俺も積み重ねてきた日々を誇りとして、一歩を踏み出すか。
「ポッコロ、さっきの話は受けよう。その友人に料理を教えるよ」
「本当ですか!?」
満面の笑みで嬉しそうにリスの耳と尻尾を動かすポッコロを、激カワアニマル動画感覚で撮影したい。
「ああ。ただし師弟じゃなくて、料理が上手になりたい者同士で互いを高め合うって感じでやりたい」
さすがに弟子を取って師になるのは早すぎるから、それぐらいがちょうどいいだろう。
一緒に料理修業する仲間という感じなら、調子に乗って驕ることも無いだろうし。
「分かりました。友達にはそう伝えておきます」
「新たな一歩を踏み出しつつも、驕らぬよう自ら配慮する。やはりお主は、良き男となれる素質を持っているのである。未成年かつ純粋な生産職でなければ、野郎塾へ誘ってわし自ら鍛えてやりたかったわい。がっはっはっ」
いいえ、さすがにそれは結構です。
さっきみたいに人生について教えてくれれば、俺の方は満足です。
高笑いする塾長にそう思っていると、先頭を歩く野郎塾のプレイヤーがモンスターの気配を察知したと告げた。
直後に炎が狐の姿を模したモンスター、ブレイズフォックスとの戦闘が始まり、俺を始めとした非戦闘員は後方へ。
そうした戦闘を挟みながら移動すること数時間で、目的のシクスタウンジャパン・キョウトへ到着。
お礼をしようとしたら塾長が、米を発見してくれたお礼での護衛だから気にするでない、と言い残して野郎塾の面々は潔く去って行った。
「ああいう潔さを、ダルクも見習ってほしいものだ」
「なんでちょくちょく僕を弄るわけ!?」
弄っているんじゃない、学習してもらいたいから言っているんだ。
「ますたぁ、はやくいこ!」
「なーがあーかたーしみ!」
両手をそれぞれ握るイクトとネレアに催促され、シクスタウンジャパン・キョウトの観光を開始。
建物の造りそのものはシクスタウンジャパンとそう変わらない、江戸時代ぐらいのもの。
だけど名称にキョウトとあるだけあって、神社や寺らしき場所が多い。
観光や参拝をしているプレイヤーやNPCの姿もあり、どうせならと俺達も神社の一つを参拝。
狐の耳と尻尾がある巫女さんと鬼の角がある巫女さんが、参拝客へ神酒を振る舞っている。
イクトとミコトが欲しがったけど、未成年には飲ませられないと言うので説得して諦めてもらった。
「元気出せ、今から昼飯作るから」
「なにつくるの!?」
「おにく? おさーな?」
神酒を飲めなくて肩を落としていたのが、一瞬で復活した。
他の面々も、一様に何を作るのって表情を向けている。
この腹ペコ軍団め。
「道中入手したワイルドボアの肉のワイン蒸しと、冷やし和え麺でいいか? 和え麺はニラと葉ニンニクとネギたっぷりで」
朝飯のパンと同じく、ストックの麺を使いたくて考えたメニューに反対は出ない。
ダルクも唐揚げは夜だと言ったら大人しくなったし、麺好きなセイリュウなんか大喜びでつい見惚れるほど良い笑みを浮かべた。
……セイリュウとの関係も、一歩踏み出すべきなのかな。
でもなぁ……うーん……保留で。
ヘタレと言いたければ言え。
まだこっち方面の勇気は湧いてこないんだよ!
「そうと決まれば早く行こう! ハリーハリー!」
急かすダルクを先頭に作業館へ向かう。
いつものように作業場の作業台を借りて移動し、飯を作る準備をする。
「おい、赤の料理長だ」
「マジか。まだ作業を始めたばかりなのに」
「早く作業を止めないと、生産失敗するわよ」
周囲がざわつく中、皆がいつものように用意した椅子へ座ったり、調理を見学するために正面へ陣取ったりする。
俺も必要な準備を整え、ワイン蒸しを作るために水を張った鍋を火に掛け、ワイルドボアの肉を前に目を閉じて一つ息を吐き、塾長の言葉を思い出す。
積み重ねてきたものに驕らず、誇りとして心に持て。
頭で分かっていても上手く出来なくて悔しくても、どうすれば上手く出来るのか分からなくて悩んでも、投げ出さずに少しずつ積み重ねてきた。
まだまだ未熟とはいえ、少しずつ出来るようになってきたことを誇れ、積み重ねてきた日々は決して間違っていなかったんだから。
それを発揮しろ、食べてくれる皆のために。
同じ未熟であっても、昔の俺とは違うんだから。
目を開いて肉に手を添え、ギョクコウ包丁で切り分ける。
「えっ? なにあれ。今までのトーマと雰囲気が違うじゃん」
「あらまあ。どうしたのかしら、トーマ君」
「まさか、さっきの塾長の言葉で何かに目覚めたの?」
「トーマ君、いつもより凄い……」
切り分けた肉をボウルへ入れ、下味をつけるために塩と胡椒を振りかけてしっかり刷り込む。
「なんかますたぁ、いつもとちがう?」
「よく分からないんだけど、何かが違う気がするんだよ」
「どーなってーの?」
ネギを白い部分と青い部分に切り分け、白い部分は冷やし和え麺に使うから外し、青い部分だけを一口大に切り分ける。
続いてジンジャーを細切りに。
「これまでのお兄さんより、なんだか凄みがあるというか……」
「どうなっているんですか?」
お湯が沸いたのを確認したら、肉とネギの青い部分と細切りショウガを皿へ載せ、醤油とワイバーンチェリーワインを全体へ振りかけて蒸篭へ入れる。
「料理長の調理、初めて見るけど凄いな」
「というか仲間の子達、全員調理に見とれていない?」
「いつも見ているはずなのに、どうしたのかしら?」
「なんだかいつもと料理長の動きが、良い意味で違うような気がするぞ」
蒸篭を鍋に重ねて蒸しに入る。
さあ、この間に和え麺用の具とタレの調理だ。




