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131/201

海で焼かなくとも上がるテンション


 作業館へ移動して作業台を借り、一階の作業場へ入る。

 プレイヤー達は海の方へ行っているのか、オープンスペースなのに利用者はさほどいない。


「さあトーマ、早く海鮮バーベキューやろ!」

「待て待て、まずは仕込みをしてからだ」


 何もせずに焼けそうなのはストーンクラムとハイスピンホタテくらいで、他は仕込みをしないとならない。

 幸いなのは、ストーンクラムの砂抜きが済んでいることか。

 あれって結構時間掛かるし、ストーンクラムは普通のアサリよりデカいから、場所も取りそうだしな。


「とにかく、仕込みが済むまでは待ってくれ」

「「「「「「はーい」」」」」」


 返事をした六人は椅子を用意して着席すると、じーっとこっちを見ている。

 その光景と今朝の祖父ちゃんと父さんの話を思い出す。

 確かにこれは、良い感じに力が抜けるなと実感しつつバンダナと前掛けを表示させ、仕込みを開始する。

 まずは魚のドリルサーディンとレインボーサバ、それとキラーサーモンの三種類。

 最初のドリルサーディンは普通のイワシより一回り大きいものの、触れた感じは普通のイワシと同じで柔らかいから、包丁は使わず手開きにしよう。

 父さんから教わった通り、エラから指を入れて折るように頭を取り、連なるように内臓が出てきたからそれも取る。

 だけどまだ内臓は残っているから、指先で内臓を全て取り出す。


「へえ、イワシって手で捌けるんだ」

「イワシは身が柔らかいからな」


 内臓を取りだしたらボウルに溜めておいた水で洗い、表面と腹の中にある汚れを取る。

 そしたら身が水分を吸って傷まないよう、乾燥スキルで表面の水気だけを乾かす。

 それが済んだら腹側に両手の親指を突っ込み、片方を背骨に沿うように動かして身を開く。

 最後に中骨を尻尾付近で折って取ると、イワシならぬドリルサーディンの手開き完了。

 気をつけるのは、尖った口先で手を刺さないようにすることくらいだな。

 そうだ、生食できるなら味を確認しよう。

 味の確認だけだから装備中の包丁で身を人数分切り分け、自分用の一切れを残して小皿に載せる。


「ほらよ、味見してみてくれ」

「あら、私達もいいの?」

「たまにはな」


 偶然であろうがなかろうが、ダルク達がこのゲームに誘ってくれたから大事なことを学べたんだ、これくらいはいいだろう。

 さて、味はどうかな……へえ、確かに脂が豊富で美味い。

 食材目利きで見た説明文の通り、少し生臭さがある。

 だけどこれくらいなら、さほど気にならないかな。


「おぉっ。生鮮なる包丁を使っていないのに、生でちゃんと味がするよ」

「この前のアップデートには感謝ね」

「他の料理で回復効果やバフ効果を得られるなら、一品か二品ぐらいこれでいいかも」

「確かに、そういうのもありね」


 ダルク達の反応も悪くないし、なんかセイリュウから参考になる意見も出た。

 そうか、他の料理で満腹度や給水度を回復すれば、それがない状態でもいいのか。

 とはいえ俺の場合、生鮮なる包丁があるから関係ないか。


「ますたぁ、ほかのおさかなもたべたい」

「全力で味見するんだよ」

『レッサーァッ、パンダアァァァァッ!』


 はいはい、でもその前にドリルサーディンを捌いてからな。

 というわけでドリルサーディンを次から次へ手開きし、捌き終わってアイテムボックスへ入れたら、次はレインボーサバを捌く。

 さらにキラーサーモンとフルアーマーフィッシュも捌き、エルダーシュリンプの頭と殻を剥き、コバンオイスターとハイスピンホタテの殻を開け、コバンオイスターは塩水で洗って汚れも取った。

 ちなみにハイスピンホタテは、焼いて殻を開けるのも作りたいから半分は殻を開けずにおいた。

 味見は当然のように好評で、早くもどれを最初に食べるかダルク達が悩んでいる。


「レインボーサバって、脂がたっぷりで美味しいね。焼いたらどうなるんだろう」


 揚げ物好きなダルクは白身系よりも脂が乗った魚の方が好みだからか、脂がたっぷりのレインボーサバに興味を示した。

 いずれレインボーサバのフライを食べたいとか言いだすかも。


「キラーサーモンの身しか味見できなかったから、皮付きで焼いたのを早く食べたい」


 俺も楽しみだよセイリュウ。

 皮付きで焼いたのと、あえて皮だけを焼いたのを食べ比べたい。


「うふふ。焼いたエルダーシュリンプって、どんな味なのかしら」


 生の状態だと、ムチムチプリプリした食感に甘い味わいがしたエルダーシュリンプ。

 説明文には焼くとプチプチとした小気味いい食感と、生とは違う旨味の汁が溢れるとあった。

 焼いたらどんな味になるか気になるのは、カグラだけじゃないだろう。

 あっ、もちろん殻は残してあるから、後日出汁を取って何か汁物を作るぞ。


「私はフルアーマーフィッシュね。歯応えのある白身系だから、期待できるわ」


 メェナはフルアーマーフィッシュが気に入ったようだ。

 大きな鱗を取るのに苦労したけど、しっかりした歯応えにあっさりした旨味を持っていて、俺に腕があって醤油があれば刺身にしたいくらいだった。


「ますたぁ、はやくほたてやいて!」


 はははっ、イクトはハイスピンホタテが気になるのか。

 薄く輪切りにした身は甘味があって、ねっとりとした歯応えで美味かったもんな。


「コバンオイスター、味見できなかったから最初に食べるんだよ」


 そこは許してくれ、ミコト。

 だって大きいとはいえカキを切り分けるのは難しいし、いつも丸ごと食べていたカキを切り分けるのって、なんか違和感があるというかやりづらいというか。

 とにかくそういう理由で、生のコバンオイスターは俺しか味見していない。

 殻を剥いて洗っただけの状態で食べたけど、磯臭さの欠片もない鮮烈かつ爽やかな風味、プリンとした食感、そしてなによりしつこさの無い濃い旨味。

 コバンザメのように他の魚へくっ付いて守ってもらうのは、この味を狙う外敵から身を守るためなんじゃないかと思うほど美味くて、食べれば確実に皆も騒ぐだろうと思ったほどだ。


「すぐに焼くから待ってろよ」


 最初に買った物と、転送配達サービスの契約を結ぶため立ち寄った時に買った物。

 この二つの魔力ホットプレートを作業台の上に横並びに置いて加熱させ、トングと人数分の皿と箸やフォークを出す。

 魔力ホットプレートが温まってきたら、右側では貝類を焼き、左側にはサラダ油を敷いて塩を振った魚類とエルダーシュリンプを焼く。


「今回は焼肉、いや海鮮焼きだと?」

「あれもうバーベキューじゃない」

「あの魚や貝やエビは、海の方にあった市場で買ったのか?」

「ホットプレートとはいえ、バーベキューいいな……」


 そういえば知り合いの料理プレイヤーに、バーベキューっていう名前の人がいたな。

 ここでの名前に付けるぐらいバーベキューが好きなら、既にこういうことやっているのかな。


「目の前で焼くのってなんかワクワクするよね。これで醤油の香りがあれば、もっといいのに」


 言うなダルク、それは俺だって分かっている。

 こうやって目の前で魚介類を焼くのは楽しいけど、醤油の香りが漂っていればもっといいのは、日本人なら誰もが思うだろう。

 実際、カグラとセイリュウとメェナもうんうんって頷いているし。

 だけど無いものは無いから、我慢してくれ。

 そうこうしているうちに魚類とエルダーシュリンプが焼けてきたから、トングでひっくり返す。

 さらに焼かれたことで殻が開いたストーンクラム、それと殻を開けたコバンオイスターとハイスピンホタテには塩を振る。

 そのままもう少し焼き、良い感じの焼け具合になってきた。

 できればここで味見したいけど、生で味は確認したし皆がもう我慢できなさそうだから、最初に食べたがっていた物をトングで二つずつ小皿へ載せていく。

 俺の小皿には、生では味見できなかったストーンクラムとドリルサーディンを載せた。



 ドリルサーディンの塩焼き 調理者:プレイヤー・トーマ

 レア度:3 品質:6 完成度:87

 効果:満腹度回復8%

    俊敏+3【1時間】 器用+3【1時間】

 美味しく焼かれたドリルサーディン

 味つけは塩だけなので、身と脂の旨味がよく分かります



 レインボーサバの塩焼き 調理者:プレイヤー・トーマ

 レア度:4 品質:5 完成度:84

 効果:満腹度回復7%

    体力+4【1時間】

 美味しく焼かれたレインボーサバ

 塩によって身と脂の旨味が引き立っています

 皮まで美味しいので、残すのは勿体ないですよ



 キラーサーモンの塩焼き 調理者:プレイヤー・トーマ

 レア度:5 品質:5 完成度:87

 効果:満腹度回復8%

    HP最大量+50【1時間】 体力+5【1時間】

 美味しく焼けたキラーサーモン

 脂の甘味と塩味があっさりした身と合わさり食べ応え抜群

 美味しい皮を残すのは、あまりに勿体ないですよ



 フルアーマーフィッシュの塩焼き 調理者:プレイヤー・トーマ

 レア度:4 品質:4 完成度:82

 効果:満腹度回復8%

    物理ダメージ軽減【小・30分】

 フルアーマーフィッシュの身を塩焼きにしたもの

 生だとしっかりした食感が、焼くともっちりした食感に

 味つけがシンプルに塩だけなので、白身特有の旨味も十分に味わえます



 エルダーシュリンプの塩焼き 調理者:プレイヤー・トーマ

 レア度:3 品質:5 完成度:81

 効果:満腹度回復6%

    知力+3【1時間】

 殻を剥いたエルダーシュリンプの塩焼き

 プチプチと小気味いい食感と、溢れる旨味をご堪能ください

 ちなみに殻付きを焼いて、殻ごとバリバリ食べるのも美味しいですよ



 焼きコバンオイスター 調理者:プレイヤー・トーマ

 レア度:4 品質:5 完成度:86

 効果:満腹度回復6%

    体力+4【1時間】 運+4【1時間】

 殻付きで焼いたコバンオイスター

 熱を通したことで旨味が増し、塩でさらに引き立てられる

 殻にある汁も美味しいので飲んでください



 焼きストーンクラム 調理者:プレイヤー・トーマ

 レア度:3 品質:6 完成度:83

 効果:満腹度回復5%

    MP自然回復量+3%【1時間】

 焼かれてパックリ開いたストーンクラム

 大ぶりの身を口に含んで噛めば、美味しい汁があふれ出す

 歯応えもしっかりしていて、食べ応え十分



 焼きハイスピンホタテ 調理者:プレイヤー・トーマ

 レア度:3 品質:5 完成度:91

 効果:満腹度回復5%

    俊敏+3【1時間】 器用+3【1時間】

 殻の上でじっくり焼かれたハイスピンホタテ

 生ではねっとりした食感が、焼かれてホロホロ食感に

 身の甘味はそのままに増した旨味を、存分に味わってください




 そうか、エルダーシュリンプは殻付きで焼いても良かったか。

 皆が食べやすいように殻を剥いちゃったけど、殻付きの方も美味そうだ。

 しかし切って味付けして焼いただけなのに、どうして生の状態より満腹度が微増しているんだろう。

 食感や味で満腹感は変化するし、そういうのかな。


「うはっ、美味しそう。じゃあ、いただきます」

「「「「「いただきます!」」」」」


 いつも通りのダルクの音頭で、皆が小皿に載ったものを食べた。


「うわっ、レインボーサバの脂すごっ! 美味しい上に生臭くない!」

「キラーサーモンって焼くとこんなに美味しいんだね。皮もパリパリで美味しい」

「まあ、エルダーシュリンプって焼いたらプチプチ食感になるのね。旨味も増して、いいわね」

「もっちり食感とこの美味しさ。フルアーマーフィッシュは加熱した方が美味しいかも」

「ほふ、ほふ。ほふぁへ、おいひー!」

「プルンとした食感と旨味の濃い身も美味しいけど、殻に残った汁も美味しんだよ。コバンオイスター、侮れないんだよ」


 焼いた方の味も上々な反応だな。

 で、ストーンクラムは……おっ、大ぶりな身を噛むと普通のより濃いアサリの旨味が溢れて、しっかりした歯応えが食べ応えを出している。

 ドリルサーディンの方は少し柔らかめだけど、身と脂の旨味がしっかりしている。

 食感の方は小麦粉を打ってムニエル風にすれば解決しそうだから、試してみてもいいかも。


「ますたぁ、ほかのもちょ-だい!」

「トーマ、僕も僕も!」


 はいはい、たっぷり仕込んでおいたから、ガンガン食っていいぞ。

 それに一つ一つの満腹度は数パーセントしか回復しないんだ、しっかり食って回復してくれ。

 こんな調子で焼いては食べを繰り返し、途中から飽きないように小麦粉と刻んだハーブを纏わせた魚を溶かしたバターで焼いたムニエル風や、焼いている貝類にバターを載せてバター焼きを提供。

 さらにバターを溶かしてエルダーシュリンプを焼き、刻んだハーブと刻みニンニクと刻み唐辛子を加え、フライ返し二刀流で調理したガリバタエルダーシュリンプも提供する。


「どこまでやるんだ、料理長……!」

「ビールを飲みながら、あれを食べたい」

「今年の海水浴は、鉄板であのエビ料理を作ろう」


 用意しておいた食材はあっという間に食いつくされ、魔力ホットプレートや皿には何も残らなかった。

 満足気な表情で椅子に座るダルク達を横目に、魔力ホットプレートの汚れを拭き取り、皿とトングと箸とフォークを洗う。


「いやぁ、なんか贅沢した気分だね」

「そりゃあ、あんな美味しい物をたくさん食べればね」

「しかもバーベキューで」

「うふふふ。まだお魚もエビも貝も残っているから、次の料理が楽しみね」

「ますたぁ、つぎはなにつくるの?」

「気になるんだよ」


 お前達さ、食べ終わったばかりなのにもう次を気にしているのか?

 これだから腹ペコガールズは……。


「そんなことより、船について調べなくていいのか?」

「ああ、そうだった。それがあったね、すっかり忘れてたよ」


 テヘヘって頭を掻くダルクの様子からして、本当に忘れていたようだ。

 次の飯よりも、そっちの方が重要だろうが。

 いや、腹ペコガールズにとっては次の飯の方が重要か。


「どうやったら忘れられるのよ。トーマの後片付けが終わったら、船着き場へ行くわよ」

「ついでに水着を売っているお店も探そう」


 ああ、船だけじゃなくてそれもあったな。


「仕様で零れることはないから、すっごいの着てあげるわよ。期待していてね、トーマ君」


 妖艶な笑みを浮かべるカグラはそう告げて、ふふふっと笑った。

 期待していてねと言われても、たまに何を考えているか分からない時があるだけに、一体どんなのを着るつもりなのかと少し不安になる。

 何が零れることは無いのかは聞かないけど、その恰好で人前に出るってことを忘れるなよ。

 下手をすれば変なのに絡まれるぞ。


「いいねそれ、紐っぽいの着る?」


 調子に乗るなダルク、そしてそういうのこそやめておけ。

 現実では高校生なんだから、限度は弁えた方がいいぞ。

 でも現実では無理だからゲーム内くらい、っていう考えもあるしな。


「零れるもの……無い……」


 セイリュウが胸元に触れながら落ち込んでいるのは、見なかったことにしよう。

 安心しろ、俺はそういうのは気にしないぞ。


「バカなこと言っているんじゃないわよ。変な注目を集めて、面倒なのに絡まれたいの?」


 そうだメェナ、もっと言ってやれ。


「あら、それはさすがに嫌ね。仕方ないけど普通のにしましょうか」

「ちぇー、すっごいの着てトーマをからかおうと思ってたのに」


 ダルクはそんなことを考えていたのか。

 次はフルアーマーフィッシュとエルダーシュリンプでフライを作ろうと思ったけど、無しにするぞ。


「すっごいのを着ないなら、トーマ君の目を奪える可能性が出てきた。どう攻めよう、どう攻めるべき?」


 なんかセイリュウが小声でブツブツ呟きだした。

 さっき溜め息を吐いていた空気はどこへやら、気迫のようなものを感じる。

 一体何があったんだろうか。

 ともあれ後片付けは終わったから、作業館を後にして改めて海へ向かい、船着き場で定期船について調べる。


「えー、定期船って二十日に一便しか出てないの?」


 定期船乗り場の掲示板に張り出されている運航表を見て、ダルクが不服そうに声を上げた。


「しかも航行ルートを見ると、途中でいくつかの小島へ寄るのね」

「別大陸行きの船に乗り換える島国へ行くのにも、結構かかりそう」


 メェナとセイリュウの言う通り、掲示板に貼ってある航行ルート通りなら途中でいくつかの小島に寄るから、島国へ行くのにも時間が掛かりそうだ。

 ゆっくり船旅を楽しむのもいいけど、いっそ立ち寄る小島で軽く観光ってのもいいかな。


「あらまあ。小島では長時間停泊しないみたいだから、のんびり観光ってわけにもいかなそうだわ」


 えっ、あっ、本当だ。

 ルートのところにある停泊時間を見る限り、停泊の合間に観光は難しそうだ。

 ていうか端の方に、途中で船を降りて再乗船する場合は別途乗船料が掛かりますってある。


「ますたぁ、おふねのらないの?」

「ああ、まだ乗らないぞ」


 そもそも今回は下見であって、海に出るにはまだ準備不足だからな。


「船に乗るのは初めてだから、楽しみにしていたんだよ」


 あっ、そうなのか?

 だったら無表情でいないで、もう少しそういう反応を見せてくれ。

 まあミコトの無表情は今に始まったことじゃないか。


「商船の方はどうかな?」

「確か船着き場の事務所へ行けば、確認できるのよね」


 というわけで事務所へ行ってみたら、NPCの職員から次に別大陸の商船が来るのは二ヶ月に一便だと言われた。


「そんなにかかるの?」

「船旅は時間が掛かりますし、天候の影響も受けますからね」


 ただ、途中の島国への商船なら一ヶ月に一便に出ると言われた。

 こういった商船は途中で小島へ立ち寄らない分、早く行けるけど間の期間が長いのかな。

 なんにしても、準備不足の俺達に船旅はまだ早い。

 船についての下見はこれで終わり、今度は水着を売る店を探しに向かう。

 女子が四人もいるし、買うのは水着だからきっと長引くだろうな。

 ああ勿論、イクトとミコトの分も買うからな。


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[一言] 海鮮バーベキュー…特にレインボーサバの塩焼きに胃を撃ち抜かれました。 塩と油の旨味がパリパリの皮目にのっておおもう…。
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