謝るのは大事
宿で睡眠を取って迎えた、今回のログイン二日目の朝。
待ち合わせの約束をしていた赤巻布青巻布黄巻布、彫りゴン、にゃーミー、奏と作業館の前で合流して個室を借り、ミコトの歓迎会兼緊急クエストで協力してくれたことへのお礼の食事会が始まった。
「まずはこいつで乾杯といこう」
乾杯用にトマトジュースを配り、作業台の上に切った生野菜と小皿に盛ったマヨネーズ、野菜の冷製和え、もやしナムル二種、それとアヒージョと切り分けたバゲットを並べる。
「りょ、料理長の料理……。まさか食べられる日がくるだなんて……」
並んだ料理を見ている彫りゴンがやたら感動している。
さすがに反応が過剰じゃないか?
「公式イベントと、その後のお疲れ様会以来だな。とはいえ緊張するぜ」
そんなにしゃっちこばらず、気楽に食えばいいんだよ赤巻さん。
「イクト君と一緒の食卓で、同じ物を食べられるなんて」
「後で隊の皆から追及されるだろうし、どれだけ楽しんでも自慢は適度にしましょう。嫉妬されても困るし」
にゃーミーと奏は寄り添って小声で何か話している。
「なにか嫌いな物でもあったか?」
「いえいえ、違います」
「てっきり揚げ物とかお肉ばかりとかを想像していたから、思ったよりもヘルシー系だねって話していただけです」
なんだ、そんなことか。
こういう大人数での集まりといえば、そういう料理が並ぶイメージがあるから無理もないな。
揚げ物狂いさんからは抗議が出たけど、気にしない気にしない。
「トーマ君、プリンは?」
「デザートはある程度食べたところで、ドライフルーツ牛乳と一緒に出す」
「私は初っ端からデザートでも全然構わないわよ?」
カグラが良くても俺的には駄目。
これがお茶会ならともかく、朝飯を兼ねているんだから流れってものがあるんだよ、流れってものが。
ハラスメント警告が出ないギリギリまで迫り、しつこく要求するカグラをなんとか諦めさせ、簡単な挨拶と乾杯をしたら食事開始。
特にする意味なんて無いのに、昨日の晩飯を抜いてきたという彫りゴンと赤巻さんはトマトジュースを一気飲みすると、野菜の冷製和えを口いっぱいに頬張って食いだした。
トマトジュースを半分ほど飲んだにゃーミーと奏は、野菜にマヨネーズを付けて食べ、同じのを食べているイクトに美味しいかと尋ね、弟可愛い笑顔で美味しいと返されて悶えている。
「ぶはー! キッターッ! やっぱり辛いのはこれくらい刺激的でないとねー!」
激辛もやしナムルを食べているメェナのテンションがおかしくなっている。
最初にそれを見た赤巻さん達が、あまりの辛そうな見た目にドン引きしていたのをバクバク食べているから、赤巻さん達は余計にドン引きだ。
「トーマ! お昼にはちゃんと揚げ物作ってよね! タワーで!」
作るのはともかく、タワーは見ているだけで胃もたれしそうだから勘弁してくれ。
あと、喋るのはアヒージョの油を付けたバゲットを飲み込んでからにしろ。
「早く食べたいなー。甘いの早く食べたいなー」
アヒージョを食べながら、チラッチラッとこっちを見るカグラから甘い口調で催促が飛んでくる。
無駄に色気を感じる流し目に屈したわけじゃないけど、いい加減しつこいからプリンアラモード二種類とドライフルーツ牛乳を出してやった。
「やった! ありがとうトーマ君!」
嬉しいのは分かったから、抱きつくな!
久々のハラスメント警告が出たから、離れてもらってノーを押したら注意しようとしたら、既にセイリュウが詰め寄っていた。
「カグラちゃん! 何やってるの!」
「うふふ、嬉しくてつい。テヘペロ?」
「つい、じゃないよ!」
なんでそこまでセイリュウが怒っているのかはよく分からないけど、俺からも注意を促して謝罪はしてもらった。
ちなみに、プリンアラモードはカグラだけでなくにゃーミーと奏にも大好評。
一口食べてハイタッチを交わし、カグラと甘味談義をしながらすごい勢いで食べていく。
なお、彫りゴンと赤巻さんは甘いものはそこまで好きでもないと言いつつも、柔らかいのと固いのを一つずつ食べていた。
「ますたぁ。つぎはこの、くろくてにがいのなしでつくって」
口の周りにクリームを付けたイクトから要望が出た。
そうか、イクトはカラメルソース無しが好みか。
砂糖を煮たものだから苦いだけじゃないとはいえ、そういうことなら次に作る時はそうしよう。
「待ってイクト君。あなたは甘味を引き立てる、このカラメルソースの味わいの良さを分かっていないわ」
甘いものに関しては一家言あるカグラが待ったをかけるけど、まだ子供のイクトには苦みがあるからこその良さは、分からないと思うぞ。
「ん~?」
案の定、分かっていない様子のイクトにカグラが熱弁するが全く伝わらず、苦いからやだと言うばかり。
なんだろうこの、野菜嫌いの子に野菜を食べさせようとしている親のような光景は。
食べているのは甘いものなのにと思いつつ、その様子を見守る横でダルクとセイリュウとメェナは赤巻さん達から、これから向かうセカンドタウンウエストやサードタウンウラヌスの話を聞いている。
「へぇ、ウエストの周辺にある川では、鮭っぽい魚が釣れるんだ」
「ウラヌスへ行く途中の密林にフルーツトレントいうモンスターがいて、フルーツをドロップするの? 欲しい!」
「お肉をドロップするモンスターはトライホーンブルね。しかも強いなら、なおさら戦い甲斐もありそうね」
主に食材関連なのは今さらだから気にしない。
とはいえ調理するのは俺だから、何の食材かくらいは耳に入れておこう。
鮭っぽい魚ならバター焼きにして、刻んだハーブとレモン代わりのサンの実を添えるか、サケフライとかムニエルとか。
フルーツ類は何を入手したか次第で臨機応変に。
そしてトライホーンブルは名前からして牛肉が手に入るだろうから、シンプルにステーキかな。
「だから、にがいのやーなの!」
「私もどちらかというと嫌なんだよ」
「どうして二人は、苦みがあるからこその甘さの良さが分からないの! この大人の味わいが!」
「いくとこどもだもん!」
「私もまだ子供なんだよ」
卵から産まれて一月も経っていないイクトと、誕生して半年と少しのミコトだから間違いなく子供だ。
というかカグラ、俺達だってまだ十六なんだから大人と言える年齢じゃないだろ。
「トーマー! トライホーンブルの肉が手に入ったらどうする? 揚げ物? 揚げ物? それとも揚げ物?」
揚げ物一択にするんじゃない。
だからお前は俺に揚げ物狂いと認識されているんだよ。
とまあ、こんな感じで会は進んでゲーム内時間の二時間ほどで解散。
赤巻さんと彫りゴンから、ご馳走してくれた上に余ったバゲットをくれてありがとうとやたら感謝されたけど、あの時のお礼なんだからそんなに気にしなくていいのに。
にゃーミーと奏は、触覚とレッサーパンダ耳をピコピコ動かしながら満面の笑みで楽しかったよと言ったイクトに悶えて崩れ落ちて、それをイクトに心配されてさらに悶えて心配されるというスパイラル状態になっている。
あれ、絶対に抜けられないやつだ。
「あれって抜けられない状態だよね」
「うふふ。見ている分には面白いわね」
「正にスパイラルなんだよ」
「イクト君はお姉さんキラーだね」
「そんなことより、放っておいたら永遠に続きそうだから止めましょう」
楽しそうに見物しているだけのダルクとカグラ、野次馬気分のミコトとセイリュウはそのままに、唯一常識人のメェナの意見に賛成してイクトを回収して赤巻さん達と別れる。
去り際にイクトが、バイバイと手を振る姿に再度にゃーミーと奏が悶えていたけど、もう気にしないことにした。
これ以上、イクトをここにいさせて延々とスパイラルを続けるわけにはいかないから、後は赤巻さんと彫りゴンに任せる。
そうして作業館を立ち去り、町の外へ出てセカンドタウンウエストを目指す。
ただ、現在俺達はテイムモンスターのイクトとミコトを合わせて七人と、パーティー上限の六人を超えている。
そのためダルク達四人と俺とイクトとミコトの三人による、レイドを組むことになった。
「経験値は戦闘への貢献度で分配されるから、イクト君とミコトちゃんも頑張ってね」
「はーい!」
「頑張るんだよ」
メェナの励ましに元気に返事するイクトと、静かにやる気を見せるミコトを眺めつつ、ダルクからの申請を承諾してレイドを締結。
移動しながらレイドを組んだ時のポイントを教えてもらう。
経験値はさっきメェナが言ったように、戦闘への貢献度で分配。
ドロップアイテムは個々で得るけど、俺達ならそれで揉めることはないから心配不要。
注意点として、モンスターと遭遇しやすくなるのか。
「遭遇しやすくなるぐらい、なんてことないわ。むしろバッチコイよ」
「うふふ。腕が、ならぬ扇が鳴るわね」
「トーマ君のことはバッチリ守るから、安心して最後尾にいてね」
「僕達がバッチリ守ってあげるから!」
両拳をぶつけ合わせてやる気をアピールするメェナを筆頭に、頼もしい事を言ってくれる。
「いくともがんばる!」
「マスターは私達が守るんだよ」
うんうん、お前達も頼もしいな。
そして実際、皆はとても頼もしいくらいに戦っている。
前衛にダルクとメェナとイクトが、後衛にカグラとセイリュウとミコトが布陣して、遭遇したモンスターを次から次へ倒していく。
移動している場所が荒野とあってか、出てくるのは狼系のモンスターとか、デッドトレントっていう枯れ木に老人みたいな顔があるモンスターとか、サボテンヒットマンっていうカウボーイハットを被って棘を飛ばしてくる人型のサボテンとか。
サボテンヒットマンの棘は俺の方にも飛んできたけど、避けるのは得意だから回避して問題無し。
「おー! トーマーナイス回避ー!」
いやナイス回避じゃないだろ、ダルク。
お前が避けたから、直線上にいた俺にまで攻撃が届いたんだぞ。
「ちょっとダルク! 事前に言ったでしょ、あの攻撃は避けたら後衛まで届くくらい飛ぶから、トーマが直線上にいる時は盾で防ぎなさいって! 当たったらどうするつもりだったの!」
メェナの発言からして、ダルクがちゃんと指示を守れなかったせいでこっちに攻撃が来たようだ。
「あっはっはっ。つい、うっかり」
そのうっかりで、こっちは一瞬ヒヤッとしたんだぞ。
戦闘は丸投げで守られている身だし、結果的になんともなかったとはいえ、これは後で少し恨み言を言っても文句はないだろう。
そう決めて戦闘後に恨み言を言ったら、なんともなかったんだからいいじゃんと文句が返ってきたから、今回のログイン中に揚げ物を作らないと宣言。
有名な叫んでいる絵画にひけをとらない、絶望的な表情をしたけど駄目。
守るからと言っておいてミスって守れなかった上、謝罪しないのは人として駄目だからな。
その点を説教して、改めて今回のログイン中に揚げ物を作らないと宣言。
するとダルクは絶望感溢れる表情で崩れ落ちた。
「うわあぁぁぁぁんっ! 僕のバカアァァァァァッ!」
今さら後悔しても遅い。
「あらまあ、災難ね。だけど自業自得よ」
「はぁ……。いい加減に学習しなさいっての」
なんでカグラが面白そうに笑みを浮かべているのかは分からないけど、溜め息を吐いているメェナの気持ちは分かる。
ホント、こいつは学習しないというか成長しないというか。
「イクト君とミコトちゃんは、ああならないようにね。悪いことをしたらちゃんと謝るんだよ」
「はーい!」
「分かったんだよ。ダルクお姉ちゃんみたいにはならないんだよ」
そうだぞ二人とも、セイリュウの言う通りダルクみたいになっちゃ駄目だぞ。
とまあ、こんな出来事を挟みつつも無事にセカンドタウンウエストへ到着。
こちらの町並みも変わらず西部劇風だけど、どことなく植えられている木が多い気がする。
……今のは決して、狙ったシャレではない。完全に偶然の産物だ。
「じゃ、私達は早速フレッシュビーからハチミツ貰ってくるわね」
「セイリュウがいないから、気をつけろよ。それとこれ、交換に使う野菜な」
「あらあら、ありがとう」
揚げ物を作らない宣言で意気消沈しているダルクを放置して、カグラとメェナにハチミツとの交換で使う野菜を手渡す。
ギルドで買った低品質の野菜だから、交換で手に入るハチミツも低品質になるとはいえ、だからといって味が悪いわけじゃないのはこれまでの経験で分かっているから問題ない。
問題なのは、そのハチミツで何を作るかだな。
「ねえトーマ君♪」
昨日と同じく、笑っているのに有無を言わさぬ圧を放つカグラの言いたいことはすぐに察した。
「……昼飯はパンケーキ。それにバターを乗せて、獲ってきたハチミツを掛けるのはどうだ?」
「察しが良いわね、トーマ君♪」
なんというか、察しないと何かされる気がするような圧を感じるからだよ。
それにカグラがハチミツでそうなる理由なんて、それしかないからな。
揚げ物作らない宣言で昼飯の内容を考え直していたところだったし、ちょうどいい。
「じゃあ早速、出発!」
甘いもの目当てという下心満載のカグラを先頭に、落ち込むダルクとその背中を叩くメェナが続く。
さて、俺達は町を少し見物して回ってから作業館へ行って、昼飯のパンケーキを焼くか。
何か変わった店があればいいなと思いつつ、町の見物に出発。
両手はイクトとミコトに繋がれて、その隣を虫嫌いのためこっちに残ったセイリュウが歩く。
適当に歩いていたら肉屋があったから立ち寄ってみると、肉系の加工品が買えるようだから購入することにした。
出汁兼具材になる干し肉、ベーコン、ウィンナー、それとハムも買おう。
「ていうかハムって、スライスじゃなくて塊なの?」
「そうみたいだな。ベーコンも分厚い状態だし、ウィンナーも繋がった状態だぞ」
「本当だ」
商品を選んだ際に表示される画像には、薄切りじゃなくて大きな塊状態のハムとベーコン、繋がったままのウィンナーが映っている。
どうやら切り分けての販売はしていないようで、この状態でしか買えないようだ。
だから値段も相応にするけど、金はあるから問題無い。
それにこの後で、皆からの食費の提供もあるしな。
「わー」
「おー」
こらイクト、ミコト。ショーケースにある肉を見たいからって、ケースに顔を押し付けるな。
というかイクトはともかく、ミコトもそういうことするんだな。
「二人とも、お店の迷惑になるから駄目だよ」
「あっ、ごめんなさい」
「ごめんなさいなんだよ」
そうそう、ちゃんと謝らないとダルクみたいになっちゃうぞ。
だけど気持ちは分かる。
ショーケースに大量の肉が並んでいると、なんか凄く美味そうでつい見ちゃうんだよな。
「はっはっはっ、気にするな。そんだけうちの肉が美味そうだってことだからな」
恰幅の良い店主は豪快に笑ってそう言ってくれた。
「坊主に嬢ちゃん、うちの肉は美味そうか?」
「うん、おいしそう!」
「どれも良い色をしてて美味しそうなんだよ」
色も大事だけど脂の乗り具合とか柔らかさも大事だぞ、ミコト。
「そうかそうか。たっぷり食って、大きくなれよ」
「はーい!」
「分かったんだよ」
普通に肉屋の大将と来店した子供の会話だな。
「これ家族っぽい? 私お母さんポジション? それはつまり……あうぅ……」
おいおいセイリュウ、なにをブツブツ呟きながら耳まで真っ赤にして照れているんだ。
照れる要素なんて一つも無い、和やかなやり取りじゃないか。
いまいちよく分からない状況に首を傾げながら、値段を割り引きしてもらうために料理ギルド認定証を見せると、店主がほうと声を漏らして少し驚いた。
「兄さん、料理ギルドで鉄の証をもらえるほどなのかい」
「ええ、まあ」
「だったら会計が済んだら一つ相談したいことがあるんだが、いいか?」
おっ、なんだ?
これってチェーンクエストをやっていた時のような、何かのクエストか?
店主の言葉に反応して照れから復活したセイリュウが、なにかのイベントかもしれないから引き受けてと言われた。
断る理由は無いから承諾して、先に会計を済ます。
「それで、どんな相談でしょう?」
「北の方から来た行商人から肉に合うっていう野菜を買ったんだが、使い方を聞くのを忘れっちまってな。俺なりに試したんだが、どうも上手くいかないんだ。だから兄さん、もしも知っていたら教えてくれねぇか?」
豪快なだけでなく、そそっかしい店主でもあったのか。
なんにしてもその野菜を見せてもらわなきゃ分からないから、それを見せてくれるように頼んで取って来てもらう。
「ほらよ、こいつだ」
一旦店の奥へ行って持ってきたのは、細長い灰色の野菜。
ていうかこれ、形状だけで判断するならワサビじゃないのか?
こういう時こそ、食材目利きの出番だ。
カチカチホースラディッシュ
レア度:3 品質:3 鮮度:57
効果:満腹度回復1%
灰色でやや固いホースラディッシュ
そこまで強くない辛みと香りが肉や魚に合う
火を通すと辛みも香りも飛ぶ上に固くなるので、注意してください
わさびじゃなくてホースラディッシュの方だったか。
実際に使ったことはないけど、カルパッチョに使ったり焼いた肉に乗せたりするのは知っている。
「どうだ? 何か知ってるか?」
「ええ、これはですね」
店主にカチカチホースラディッシュの使い方を説明する。
すりおろすか細かく刻んだものを焼いた肉の上に乗せて、塩と一緒に食べるといいっていうかなりざっくりしたものだけど、店主は喜んでくれた。
なんでも、細切りや薄切りにして肉と一緒に炒めたり煮込んだりしていたらしい。
説明文によると加熱で辛味や香りが飛ぶ上に固くなるから、間違った使い方をしていたのか。
そりゃあ上手くいくはずがない。
「いやー、相談に乗ってくれてありがとよ。礼にこいつを少しやるよ」
お礼にくれたのは件のカチカチホースラディッシュが三本と、余り物だっていう鶏ガラ。
ラッキー、相談に乗っただけで食材ゲットした。
「ますたぁ、そのほねたべるの?」
さすがにそれは無い。
「これを野菜と煮込んでスープを作るんだ」
しかも鶏ガラスープ。
店では手伝い程度しかしていないけど、仕込みは毎日のように見ているし、祖父ちゃんや父さんから教わってはいるから問題無い。
「のみたい!」
「イクトに同意なんだよ」
「私からもお願い、作って。麺入りで」
はいはい、分かったよ。
だけど昼はパンケーキって約束しちゃったから、晩飯でな。
さて、店主からの話はここまでみたいだし、そろそろ町中の見物に戻ろうか。




