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第4話 決意 (先読み用)
廊下の突き当たりの扉を開くと、昔からの知り合いがご飯を食べていた。
「ラック、久しぶり。元気だった?」
と、声をかけると彼がこちらを向いた。
「ん、久しぶり。俺らは元気だ。ハルは怪我とかしなかったのか?」
今、彼女は少し嬉しく感じている。子供の時から一緒にいた幼馴染とこうして、約3年の月日が経ち、また再会できているのだから。そして、ラックの雰囲気は変わっていなかった。
「うん。ルカが迎えに来てくれたお陰でね。」
すると、横からルカが口を挟んだ。
「懐かしむのはその辺りにして、今、俺らがしている事の説明するぞ。ラック、お前も手伝えよ?」
少し怖い声でルカが喋る。
ラックも何かを諦めたかのような顔でこちらに微笑んだ。
「おっけ、まずハルに教えておきたいのはね、ルカは昔みたいに優しくないよって事と、僕らがやってる事が犯罪ギリギリの所って事かな。」