第3節:ソフッランデン・オンザボデ
「はっ!?」
目が覚めた。ボクにもまだ覚める目が存在していたのが驚きであるが、それと同時にボクの同一性が保たれているのにも驚きだ。二重に驚いたので、この瞬間をデュアルビックリと命名する。
「デュフフフフフ、デュフフフフフ。」
なんとそこに気色悪い笑い声が割り込んできた。何奴!?
「何奴!?」
「冷奴!?」
「熱奴!!」
場の気温が一気に70度まで上昇する。焦熱地獄もしくは大焦熱地獄の幕開けである。これはデュアルビックリからのデュアル熱い系インフェルノである。あまりの熱さにボクの身体などが悲鳴などをあげていたところ、主は自ら名乗りを上げた。
「そう、我がネイムは熱帯インフェルノ奴という名前だ! 苗字はない! 平民なので」
よくわからないが、おそらくこれは勢いで押してくるタイプの存在だ。間違っても「珍しい名前ですね、クスッ」などとコメントするべきではない。勢いには勢いで対抗せねばならないのだ。
「平民だから苗字がないだと!? 江戸時代にも程があるよ! 江戸時代は江戸時代に帰れ!」
「何!? 貴様、まさか江戸怪獣エッドエドッエッドンを召喚するスケジュゥルなのか!? 熱奴!!」
場の気温が一気に140度まで上昇する。大焦熱地獄もしくは大大焦熱地獄の幕開けである。よって、さらに熱い。まさか熱奴の二段構えを使ってくるとは思わなかった(ここでの熱奴は、呪文である)。しかし江戸怪獣エッドエドッエッドンとは一体……?
「エドーン!!!(名状しがたい叫び声)」
「うわあああああ(ボク)」「うわあああああ(熱帯インフェルノ奴)」「うわあああああ(その他)」
突如、江戸怪獣エッドエドッエッドンが地底から現れて、そして230年という長い年月の眠りから覚醒した。これすなわちエマージェンシーである。場の気温は一気に60度まで下降する。江戸時代のヒューマンたちの平均体温だ。よって、少し涼しくなったが一方まだ熱い。
「ピキ、ピキピキ、うわああああ、我が身体は唐突な温度差に弱いのだ! 江戸怪獣エッドエドッエッドンめ……!」
熱帯インフェルノ奴は苦しみのあまり顔を歪めたが、ついでに時空も歪めた。それによってボクは、熱帯インフェルノ奴から1.6km離れた安全な街へ瞬間テレポートしたのである。気温21度の小春日和であった。ポカポカ。
ちゃんとした文章書くの面倒なので崩しまくりました。テンションが変なまま固定されてしまっていますが、飽きたらもう少し落ち着いた文章が現れると思います。てかこのペースだとあっという間にネタが切れてしまう……
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