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閑話1 勝敗は決まっている~???~
すごいね。
『ヒロイン』に掛けられていた『洗脳』を魔力の回収と共に解いちゃうなんて。
そのように仕向けたあの子の誘導は素晴らしい!
『繰り返された記憶』を持って生きているだけのことはしているね。
こっちの子は僕の忠告を完全無視で自由気ままにやりたい放題。
制御不可能状態。
あはは~
笑い事じゃないのは分かっているけど。
笑うしかないんだよ。
僕も予測できなかった事態が起きてしまったんだからね。
こっちの子はもう僕の手を離れた。
僕とあの子の賭けは僕の負け。
僕のコマが僕のコマでなくなった時点で勝敗は決まった。
僕の負けが決まった瞬間、遊戯は強制終了を迎えるはずだった。
この遊戯は僕が気まぐれで作り、『ヒロイン』たちの繰り返される願望が膨れ上がり『決まっているレール』から外れた。
僕の箱庭は僕のいう事を聞かなくなった。
これから先は僕の力が及ばない。
もうこの箱庭は遊戯じゃなくて現実になった。
あの子の大切な子の未来は、もうあの子とその子次第。
あの子が本当に彼女を救いたいと思った時、
本当の意味での『未来』を手に入れるだろう。
決められた『未来』ではなく、己の力で掴む『誰も知らない未来』を。
僕はもう見守ることしかできない無能者。
僕が言うべき言葉じゃないけど
『頑張りなさい。運命に逆らい続ける、愛しい我が子達よ』




