勇者って仲間たくさん引き連れて魔王の所にくるけど、こっちは魔王一人って酷くないか?
「酷くないか?側近よ」
「酷いですね。」
「だろ?側近よ。」
「はい。しかし、魔王様も仲間を増やせばいいのではないでしょうか?」
「嫌じゃ!!」
「え!?何故嫌なのですか!こちらも増やせばいいだけではないですか!!」
「部下を戦わせるなど王として最低な行為ではないか!!我は部下に危険なことをさせることはさせん!!」
「魔王様...」
「どうだ、我はやさ「魔王軍。」え?」
「なら、魔王軍はどうですか?」
「どうってなに「甘い!」はい。」
「甘いです魔王様。吐くくらい甘いです。身体も溶けるくらい甘いです。魔王様。」
「お、怒っておる...のか?側近...」
(涙目で見るなああああ!リバース!リバースする!)
「はあ、いいですか魔王様。そもそも魔王軍はなんですか?」
「え、あ、えー、戦う集団?」
「そうです。で「よし!」魔王様、静かに。「はい...」で、えー魔王軍は魔王様がおっしゃたとうりの集団です。しかし、この集団は戦うことを目的とした集団です。つまり、すでに部下を戦わせているのです。」
「!!なん...と...」
「なので、魔王様がおっしゃた反論はお門違いなのです。」
「そう...だな。」
「ということで魔王様、仲間を増やしましょう。」
「嫌じゃ!」
「え!?」
「本気がせないのだ。仲間がいると危ないからな。我は強いからな。ワハハハハ!!」
「...そうですか。」
(じゃあいいだすなよ...)
側近の精神的受難は続く
現実から逃げた
後悔しかない。
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