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私が捨てた友達

作者: ふぁご
掲載日:2026/03/15

私と友達?との関係を振り返りました。

私はほんとに嫌な奴ですね。


大学3年の春。4月の半ば。


大学でゼミが始まった。

親しい友達はいない。しかし同じゼミに所属するはずのメンバーは初回ではもうグループが出来上がっていた。

私は焦った。

だから静かに教室の隅に座ってたあなたに声をかけた。

話しかけてみると、あなたの声はとっても小さくて何言ってるのか分からなかった。

それでも根気強くあなたに話しかけ続けた。


5月。

未だにあなたは私に心を開いてくれなかった。話しかけても、うんと頷くか首をかしげたりするだけ。

私のこと、そんなにあなたは嫌いなの?

それとも、そういう性格なの?

あなたと話すにつれ不安と謎が心のなかでモヤモヤしていた。


6月。

ゼミの中で新しい友達ができた。

ゼミが楽しくなった。でもあなたは1人でみんなの輪に入れてない。

かわいそうだけど毎回話しかけるのも疲れてきたので、少し距離を置こうと思う。

私のことうっと惜しく思ってるかもしれないし…。


7月。

ゼミでバーベキューをしようと話が進む。

あなたが参加するのであれば参加しようと私も思う。だってあなたがいてくれたら、もし当日私がひとりぼっちになってもあなたに話しかければいいじゃん!と思ったからだ。

あなたがいないとちょっと不安だったし。

だから強くあなたにバーベキューの参加を勧めた。


8月。

勉強合宿が行われる。しかしあなたは無断で欠席した。私の不安は募る。その翌日にゼミ生でのバーベキューがあったからだ。ぼっちになることを恐れながら一日を過ごした。

当日。あなたはバーベキュー会場に来た。一安心。最初はあなたと無言で焼いている肉を眺めてた。

でも途中からは、私は他の友達と盛り上がってハイテンションで肉を焼いた。あなたは1人でそんな私の後ろで静かに眺めていた。


9月。

バーベキューから他のゼミ生とさらに仲良くなった。あなたに話しかけるのも辞めた。

ただ挨拶だけは欠かさずあなたにしようと誓う。


10月〜3月。

あなたはゼミで孤立した。

私は相変わらず挨拶はしているがあなたから話しかけられることもない。

話しかけるのが面倒に思えてくるしあなたと話すことはなかった。


大学4年、5月。

ゼミの先生があなたが孤立していることを気にしている。私があなたと仲がいいと思っていたらしく連絡をしてほしいと言われるが、気まずくてできない…。

それにゼミの飲み会もあなたは来なくなった。なので話す機会がますます減った。


9月。

卒論で忙しくなる。なのにあなたはゼミを休みがちになる。先生も心配しているのに。


1月。

あなたはもっとゼミを休みがちになる。卒論は進んでいるようだが。先生は私があなたに声をかけてほしいと言ってくる。

しかしもうごめんである。どうせあなたはちゃんと話してくれないだろうし。その場では頷いといたがあなたに連絡を取ることはしない。


3月。

卒業式。あなたにお礼として私はお菓子の詰め合わせを送る。この2年間、少しあなたに対して罪悪感が残っていた。だからちょっと緊張。

でもあなたは会釈をして受け取ってくれた。

でも最後まで言葉のキャッチボールができなかったことが気がかりであった。


本当はあなたと普通に友達になりたかった。

でも友人関係は難しい、そう実感しました。

ご覧頂きありがとうございました。

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