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眠らない街
その頃―――。
【レッドタウン】
「アレク先生の家って何処なんだ?」
「もうすぐ着くよ」
アンズとクロウスは、賑やかな街…レッドタウンを歩いていた。
レッドタウンは、“眠らない街”とも呼ばれ 貴族が多く住んでいる。
「……なぁ、クロ兄」
「……何だ?」
「アレク先生ってどんな人?」
「そうだな……」
アレクは、クロウスが幼い頃の家庭教師だ。
母親を幼い頃に亡くしたクロウスにとって、母親代りの様な存在だった。
「父親代り…じゃなくて?」
「まぁ…母性的な人だったからな」
「なるほど……」
「……さぁ、着いたぞ」
―――ピンポーン………。
クロウスは、呼び鈴を鳴らした―――。




