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勝者流月☆
流月はロープを取り出し、レイナを木にぐるぐると巻き付けた。
「―――これで良しメポ☆」
「ちょっとぉ~!! 何すんのよ~!!(怒)」
麻痺して動けないレイナを、流月はニヤニヤ笑って見た。
「ビリビリ薬は10分ぐらいで効き目が切れるメポ。それまで無事だと良いメポね~♪」
この森には、レイナが狂わせてしまったキングベヒーモスがまだどこかに居るのだ。
「そ…そんな!! モンスターに食われたらどうすんのよぉ~!!」
「自業自得メポ。大体こんな所で流月達を襲って来たのが悪いメポ」
「ぐっ……!!(何も言い返せない…)」
流月は、レイナの傍に(レイナ愛用の)オノを置いた。
「ま…10分待つか、誰か助けてくれるのを祈るメポね――それじゃ、さよならメポ~☆」
「ちょっ…そんなぁ~!! こんな所に置いていかないでよぉ~!!」
レイナの叫びを無視して、流月はスマホを取り出した。




