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ヒーリング法
「新たな女王誕生に祝福の鐘を!!」
「…メポ子ちゃん!!」「了解メポ!!」
…リンゴーン!! リンゴーン!!
流月が城の鐘を鳴らし、芽依が白い鳩たちを放った。
それと同時に、シロネが詠唱を開始した……。
“聖なる鐘よ――鳴り響け……
癒しの詩を……届けたまえ―――”
シロネは、まるで歌を歌っているように見えた―――。
“憎しみある所に 愛を……
悲しみある所に 喜びを……
怒りある所に 優しさを……”
流月が鳴らす鐘の音と、シロネの詠唱が共鳴し……聖なる光が優しく人々を包み込んで行く―――。
その一方で……。
「ぐっ…何…だ この雑音は!?」
「頭が…割れそうだ―――!!」
黒魔術師たちは、次々と意識を失って行った……。
「す…凄いメポ!!」
「これが…“ヒーリング”なの!!」
“闇ある所に 光りを与えよ……
――深き眠りを 今 解き放て!!”
……パァァァッッ―――!!!!
「見て!! 城の色が……!!」
「元の白色に戻って行くメポ!!」
……すると―――。
「ん…私ったら、寝てたのかしら…?」
「あれ…何でこんな所に…?」
「ハッ…今日はシロネ様の女王継承式じゃない!?」
「あれ…継承式もう終わったの?」
城は元の白色に…そして、国の人々は正気を取り戻した!!




