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国を守るために
「なるほど…継承式は、テレビでもラジオでも放送されますし、絶好のチャンスですな」
「よし…その作戦で行こう!!」
「待ってアンズお兄ちゃん。誰が“ヒーリング”を詠唱するの?」
「あ………」
芽依の言葉に、部屋はしーん…となった。
“ヒーリング”を習得している者が居なければ…この作戦は出来ない。
「…芽依は、出来ないのか?」
「メイはまだ出来ないの……」
ヒーリングを習得するには、プロの魔法使い(または召喚士)でも半年はかかるらしい。
「そっかぁ…困ったな……」
「あの…私にやらせてもらえますか?」
「……!?」「シロネ様!?」
「お姉ちゃん…ヒーリング使えるの?」
「……えぇ。 見よう見まね…ですけど」
シロネは、魔法を使える。
但し…自分の魔力を上手くコントロールする事は出来ない。
「シロネ様の身体が心配メポ!!」
「ありがとう…でも、きっと大丈夫。国民を守るのが、私の役目です。私にやらせて下さい!!」
「…あぁ、分かった。」




