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アレクと再会
【アレクの家】
家の中はしーん…と静まっていた。
「あれッ…誰も居ないじゃねぇか??」
「…………」
……すると―――。
―――コツッ…コツッ……。
二階から、誰かが降りて来る音が聞こえた!!
「いやはや…階段は少々老体に堪えますなぁ……」
「(……この声は―――!!)」
クロウスはアンズの前へ飛び出した。
「(え…おいッ…クロ兄!?)」
特徴的なヒゲに、丸い眼鏡…そして、優しい眼差し………。
「―――アレク先生……!!」
二階から降りてきた学者らしき人は、アンズとクロウスを見た。
「これはこれは……!! 暫く見ない間に、立派な王子様になられた様で…アレクは嬉しゅうございます――クロウスお坊ちゃま」
アレクはニッコリと微笑んだ。
「……先生―――」
「さぁ、直ぐにお茶をご用意致します。どうぞこちらへ――」
アンズ達は、客間へ案内された……。




