異世界を作るために異世界冒険をすることになったんだが
いよいよ物語の始まりです。
まだまだストーリーは浅いですがここから盛り上がっていくので見守っていてください!
「お主は死んだ。お主には2つの選択肢がある。」
俺は今、目の前にいる閻魔大王に2択を迫られているらしい
まあどうせ、天国か地獄どっちがいい?的な話だろうと思いながらも、とりあえず、その2つの選択肢を静かに聞いてみることにした。
「1つはこのまま何も残らず魂だけワシに食われるか、」
ん!?「ちょ、ちょっと待ってくれ、閻魔様」
俺は明らかに予想とは違う1つ目の選択肢につい口を出してしまった。
「なんじゃ、まだ話は終わっておらんぞ‼︎」
「あ、いやなんでもないです。」
俺は閻魔大王の威圧に押されすぐに謝ってしまった。
そして閻魔大王は2つ目の選択肢を言った。
「2つ目は12人の異世界創造主がいるのだが、そ奴らの異世界の主人公となって旅をしてほしい。ちなみにおぬしも創造主になるのだがの」
と言う提案だった。
「え、閻魔様、2つ目の選択肢の意味が理解できません!も、もう少し詳しく...」
俺はこの3年で随分気が小さくなったらしい。
すると閻魔大王は案外サラッと説明をしてくれた。
「実はな、閻魔大王はワシ含め12人おるのじゃ。」
ここで誰もが「12人もいるんかい‼︎」とツッコみたくなる中俺はじっと我慢した。
「そしてその12人の閻魔が1人ずつ創造主を選び、その中で1位にならねばならん。」
「は、はぁ。それに俺が選ばれたと。」
「うむ。そういうことじゃ」
「ちなみに順位は神様がつけてくださる。」
ん?ちょっと待てよ。今さらっと「神」って言葉が聞こえたような?
「閻魔様、今、神とおっしゃいましたか?」
と、閻魔大王に聞いてみた。すると閻魔が待ってましたといわんばかりに
「おぉ、そうじゃ、神さまは前回のランキングで圧倒的なまでの1位に輝いた伝説の創造主なのじゃ」
そう誇らしげに言った。
(「いや、なんであんたが威張ってんだよ。」)
そう心の中で突っ込んでしまったのはここだけの秘密だ。
「なんといっても、このランキングで1位となったワシら閻魔とおぬしら創造主は何でも好きな願いを1つかなえられるのじゃ。」
ここは漫画かアニメの世界なのか?とも思える状況に俺は
「という事は、まさか生き返れたりもするのですか?」
実はまだ現世でやり残したゲームやアニメがたくさんあったため、そんな質問を俺は閻魔に投げかけた。
「もちろんじゃ。しかもおぬしが死んだという事実もかき消される。」
俺はその言葉を聞いたとき、迷わず閻魔に自分の選択を告げた。
「俺、創造主になります。」
そう俺は決心したのだった。そしてここから俺の異世界創造計画が進みだすのであった。
つぎからいよいよ異世界冒険です。