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詩の目次

the end of the day

作者: 冬野三月

昨日はもうどこにもない

僕はまだここにいるのに

日々に置いて行かれたまま

さよならも言えないで


いつからか時間が止まったみたいに

繰り返す繰り返す日々が

待ち遠しかったはずの明日を昨日に変えて

そのぶん遠ざかる夢が

少しさみしく感じるだけ


心の置き場を教えて

声に出して聞いてみる

そうか

と思って

また忘れて


季節は移り変わっていく

僕も同じではいられないから

今日は昨日に変わっていく


それをぼんやりと眺めているうちに

また今日が終わってしまう

その前に


ただの今日が特別でないように

日々がただ通り過ぎる景色であるように

僕はだから今生きているんだと


当たり前は失われてしまう

僕らもう知っているから


幼い頃に思い描いたように

窓から夜空を眺めて思ってる

明日が来るのを待っている

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― 新着の感想 ―
[良い点] あらすじにも書いてある、「昨日はもうどこにもない 僕はまだここにいるのに」が好きです。最後で明日が来るのを待てるようになった語り手、少しは希望を取り戻せたのかなと思いました。
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