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黒衣のソース使い  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
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93 惑星調査隊の報告&天空の島へご招待

未知の惑星の情報と天空の島でのバカンスです



皆の予定が決まり天空の島へご招待する事が決まった

王族と皇族も全員来たがったが城をもぬけの殻にする訳にもいかないからな

有力者は残ってもらう事になった、後に招待すると言う事で我慢してもらう


「マスター、惑星調査隊より最初の報告が来ました

報告内容は『該当惑星へ到達、信号を受け取り言語の解析を行いました、言語はマスターが使用している物と同種であったため問題無し、次に信号の内容は救難信号でしたので該当惑星の生命体への呼びかけを行いました、惑星名『ユーラスト』、国連評議会、議会長『スタンレイ』氏との接触に成功、ユーラストには人族、獣人族、長耳族、小人族、竜人族、魔族等の多様な種族が生息し国連評議会と言う組織を作り協力して暮らしていたようです、救難信号の内容は半年ほど前から未知の生物に侵食され世界の5分の1ほどが人が住めない環境へと変わり果てた、自分たちの力だけでは対抗できず一縷の望みにかけ外へ救難信号を発信する事にした』と言う内容でした、それを私がキャッチしたと言う事になります、その後どうするかマスターの判断を仰ぎたいと思い報告しました」

「なかなかに大変な事になっているようだな、未知の生物については報告は無いのか?」

「それについては不明だそうです、人種、動物、魔物すべての生命に攻撃を仕掛け殺して回っているようです」

「それは食料的な事か?」

「いえ、どうやらただの殺戮を繰り返しているようです」

「それじゃその生物はどうやって生きているんだ?何処からかエネルギーを取らなければ生きていけないだろうに」

「惑星へ降下して直接調査しなければ詳しい生態は分かりかねます」

「それもそうか...至急現地へ救援部隊を向かわせろ、戦艦3隻と駆逐艦5隻にゴレムロイド兵を満載して構わん、種類と数はお前に任せる、現地でその生物の調査と駆除、現地人の保護を頼む」

「了解しました、もう一つの惑星の方は文明は存在していた形跡はあるものの、すでに知的生命体は存在せず、ほとんどが海に沈んでしまっているようです、山の上に小さな集落の痕跡がありましたが恐らくは200年以上昔の物と思われます、こちらも詳しい調査をするなら地表に降下しなければなりません、どうなさいますか?」

「そっちは現状待機をさせておいてくれ、ユーラストの方が解決してから考える事にしよう」

「了解しました」


ふ~、ユーラストの未知の生物ってのが気になるが、十分な戦力を送ったので何とかなると思いたい、もしなんともならなかったらまた報告が上がってくるだろう

さて、こっちは天空の島へ出発する準備をするとしようか


数日後俺達は天空の島へとやって来た、ユーラストの方はエンプレスからの報告で色々と生物の特性が分かってきたが、任せておいても問題が無いので任せる事にした

俺はこっちで皆をもてなすとしようかね

今回天空の島へ招待したメンバーはアメリとナタリア、レプティアと王妃様と第一王女のシンシア様、その護衛と従者、セラフィーと皇妃様と第三皇子のゲオルドレン様、その護衛と従者だ

連れて来る時に面倒にならないようにするのが大変だった

だが来てしまえば後は問題ない、ここは所謂治外法権だ、周りの目も気にする必要はない

天空の島にある宮殿風の建物を見た皆の感想は


「なんて素敵なんでしょう」

「すごいのだ~」

「これを一個人で所有してるのですか...」

「王族の別荘と言われても疑わないでしょうね」

「初めて来たけど流石ベーダー様です」

「見事な造りですこと」

「庭園も見事ですよ」

「落ち着く雰囲気で気に入りました」

「「「「「規格外すぎる」」」」」

「「「「「これを維持するのは大変でしょうに...」」」」」

と言った内容だった


管理はゴレムロイド兵たちがするので手間がかからないんだよな、完全自動化システムだからな

それぞれの思いを抱いたまま中へ案内する

ゴレムロイド兵たちが出迎えそれぞれ好きな部屋を使用してもらうよう案内を頼む

ここには俺達しかいないので自由に動き回ってもらって構わないと伝えてある

従者たちは俺の所へ来てまず調理場を見せて欲しいと言ってきた

一応設置してはあるが、料理はオートマチックキッチンセットがやってくれるからな

水は石板が無いと自由に取り出せないのが不便だな~、何か良い魔道具でもないもんかね~

水は今は俺が居るから問題ない、食材の方は食糧庫に出してあるし

後は竈もあるし従者たちだけでも問題は無いだろう、従者たちで連携し作業を始めたようだ、道案内用にゴレムロイド兵を残して俺は別の場所へ移動しよう


アメリとナタリアの様子を見にウロウロしていると庭園に二人とセラフィーとレプティア、その護衛と従者が数人いるのが見えた、う~む、全員女性だ、あの場所に近づく勇気はないな~

何やら話も盛り上がっているようだし、俺の聴覚だと全部聞こえてるんだよな~

女子トークと言うやつだな~、あの話題に俺本人が加わる訳にもいかないな、別の場所へ移動しよう

応接間にゲオルドレン様が居たので声をかける事にした、俺と同じで女子会に入れずあぶれているようだ


次話は女子会にあぶれた者同士が集まります


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