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黒衣のソース使い  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
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86 アルストフ討伐&フィライツ共和国

討伐完了~

次はマグナドスだ~



先に動いたのはアルストフの方だった

後ろ足で立ち上がり両前足を物凄い速さで振り続けてきた

その度に斬撃が襲ってくる

なんちゅう高速の斬撃の嵐だ、しかもこの攻撃全部に氷属性が備わってやがる

回避とブレードで叩き切る事で凌ぐ、うっは強い!

良いね~、戦いはこうでなくちゃな~

凌ぎぎったぜ~、さぁ今度はこっちの番だっうわっ!

のっやろう~、氷のブレスをかましてきやがった、こっちにも攻撃させやがれ!

ブレードを4本投射して周囲から切りかかる

だが跳躍と体を捻ってブレードを躱しやがる、身のこなしの素早さとしなやかさは他の魔物では到底手に負えるものじゃないな~

グルンと回転して尻尾による衝撃波が飛んできた

ドバンッ!

衝撃を殺しきれずに少し飛ばされた

こいつつえ~、なんだってまぁこんな魔物が存在してるんだか、こいつら1匹でも確実に世界が亡ぶレベルだぞ、こいつらに比べたら魔神なんて可愛いもんだろ

むっ!ソースが収束してる!

ビュオッ!

氷の氷柱が飛んできた、ブレードで切り裂く

このやろう魔法まで使ってくるのかよ

ブレードを投射して連続切りで攻撃の隙を与えずに押し切る!

ブンブンブンッ!

ヒュンヒュンヒュンッ!

ズバンッ!

浅いが手ごたえがあったぜ!

奴の後ろ脚に深くは無いが切り付ける事に成功した

連続で氷の氷柱を飛ばしてきた

ブレードで切りながらこちらからも切りかかる

ズバッ!

奴の前足を切り落とした!

油断はしない一気にブレードで止めを刺しに行く

ズバンッ!

首を切断してようやく決着がついた

俺はその場にだいのじになった

きつすぎるだろ~

とりあえずはアルストフを回収しポイントの確認だ


ソースマテリアルランク 4

ソースマテリアルポイント 809/810


うわ惜しい!

1足りなかったか~

これで終わって欲しかったな~

最後の巌窟亀マグナドスの相手をしないで済むかもとか思ってたのにな~

仕方ないか~、最後の魔物の目撃情報のあった場所まで行くのはいったん置いといて

島に戻って1日休憩だな、流石に疲労したしな、アメリとナタリアを愛でて癒されよう


ドーズ島へ戻ってきた

アメリとナタリアとヤナ達が出迎えてくれた

今日アメリとナタリアはアワアワになった、そして素敵な夜だったとだけ言っておく

次の日はギルドに現在の結果報告といくつかの素材を卸しに行った

例の魔物については、基本的には誰にも見られてないし痕跡はあったものの居なかったと言う事にしておいた、倒したとか言えば当然その素材の事も聞かれてまた面倒な事になるしな

天空の島も俺しか行けないだろうし黙っておく

巌窟亀マグナドスの捜索はこれからすると言う事は話しておく

さてと~最後の標的を探しに行くとしますかね~

マグナドスは外海で目撃されたのが最後だと言われている

フィライツ共和国に近い外海と言う事らしい

何処にあるのかと思ったらクルス島の北東にかなり行った大小様々な島が集合してる島国らしい

島同士が船での交易を盛んにしているらしく海に棲む危険な魔物の情報の精度はかなり高いらしい

一度フィライツ共和国に行ってみるのもありだな、本来の目的ともう一つ珍しい食材なんかがあるかもしれないしな~、皆に手土産として買って来よう

俺は早速フィライツ共和国へ向かった

見えてきたな、島国の集合体と聞いてたがこれはなかなかだな

作りが白亜の建物に原色の屋根で島毎に色分けされて良るっぽいな

イタリアとかそっち系?詳しくないけどそんな感じがするな

さて、どうやって入るかな、上から飛行機で行くわけにはいかない

かといって海から泳いでいくわけにもいかないだろう

入国の方法を考えてなかったぞ....

小舟を出して漕いでいくか?、外海を小舟でやって来たとか誰が信じるよ?

う~ん、小舟で少し漂流して通りかかった船に乗せてもらうか

小舟で漂流した理由は魔物に襲われて船が沈んだ事にしよう

小さめの船だったとすれば俺だけでも怪しまれずに済むだろう

ここらにもシーサーペントは生息しているし、空には狂暴なアホウドリ、ランページアルバトロスと言う鳥が居る、こいつらに襲われたと言う事にしておこう

近くを通りそうなよさげな船はあるかな~、おっあれなら進行方向的に良さそうだ

離れた所に降り小舟を出して漂流してた感をだす、一応小さな帆が張れるから進む事は可能だ

だがあくまでも困った感じは出しておく

おっ見えてきたな、手を振ってアピールするとしよう

「小舟でこのような場所に居るなんて何があったんですか?」


「船旅をしていたのですが結構前に魔物に襲われてしまって、船が沈んでしまったんですよ、幸い緊急時用の小舟があったので無事に済んだんですけどね、近くの町まで行くのが困難なので何処かの船が通らないかなと思ってたんですよ」


「そうでしたか、私は商人のトビーと言います、もしよろしければ町までお送りしましょうか?」


「おお、それはありがたい、是非お願いできますか?」


「良いでしょう、今梯子を卸しますね」

ふ~どうやら目的は達したようだな、船に乗り小舟はアイテムボックスに入れたと言う事にしておいた

町へ着くまでに魔物に襲われた場所と種類を聞かれたので、生息している場所を教えておいた

実際には襲われてはいないが、生息している場所なので誰かが襲われる危険がある場所だ

商人のトビーさんもその海域は危険な場所に指定されていて通る人は居ない場所だと言っていた

俺は外国から来たからそこら辺の事情に詳しくなかったと言ったら納得してくれた

なんにせよこれで無事に町へ入れそうだな


次話は情報収集です


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