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黒衣のソース使い  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
86/138

80 嫁問題&四魔獣

嫁に報告

ソースマテリアルランクが上がりそう



ドーズ島へ戻ってきた

アメリとナタリアに報告しなければならない重要事項があるからだが...

気が重いな~、成り行きとは言えまた姫様が嫁に加わる事になりそうだしな~

「今帰ったぞ~」

「「お帰りなさい(なのだ)」」

「ちょっと...かなり重要な話があります、リビングに移動しようか」

「「はい(なのだ)」

ふ~、緊張するな~、アメリの視線がなんとなく怖い気がする、感づかれている?、まさかな...

「実はな、王都で魔神と戦い倒したからもう魔神の脅威は無くなったと考えて良いと思う、残党がまだいる可能性はあるが魔神より強いと言う事は無いだろう、なので一応の決着がついたと思う」

「それは良かったです」

「良かったのだ」

「それで?、それだけではないでしょう?」

「その刺すような眼は止めてくれないかな?、確かに一番重要な話はこれからだけどさ」

「....」

怖いな、仕方ない覚悟を決めるか

「魔神を倒す際にな、馬車が魔神の配下に追われて助けたんだよ、その馬車には王族が乗っていてな、魔神を倒した後にギルドに王都を出るって挨拶に行ったらな、姫様と呼ばれた人につかまったんだよ、助けたお礼をしないと王族としての威厳がどうとか言ってな、で急遽王城で国王様と謁見してきたんだが....その際に褒美としてレプティア・エテルディア第二王女と婚約と言う流れになってな」

「「.....」」

アメリの視線が鋭くなった

ナタリアは小首をコテンとして理解してないのが分かる、ナタリアは放置で良いや

「勿論セラフィーの事とアメリとナタリアの事もちゃんと報告して断ろうとしたんだよ、それでも先方が了承するなら構わないかって言われたら断り辛くてな、セラフィーが許可したらって事になったんだよ」

「はぁ...ベーダー様はほんとに女性に甘いんですから、もう」

「流石に王族からの申し出を断るのは躊躇われるというかなんと言うか...」

「レプティア王女様が泣きそうになってたとかいう事で折れたんでしょう?」

「なんでそれを...」

「ベーダー様とはそれなりに付き合いが長いんですから、大体は分かりますよ、はぁ、ライバルが増えるんですね...」

最後の呟きは小さかったが俺は普通に聞こえるからな、後でたっぷり甘えさせる事にしよう

アメリのご機嫌取りに数日、ナタリアもたっぷり可愛がった

久しぶりののんびりした時間が過ごせたな~

ここで俺はふとある事に思い至った、ソースマテリアルランクどうなってる?

魔神を倒してるからかなり溜まってるはず...


ソースマテリアルランク 4

ソースマテリアルポイント 797/810


うを!

後ちょっとになってる!、ドキドキしてきた、おそらく最終段階だからな

とは言えそれ相応の存在を倒さないと数値が上がらないんだよな~

もうシーサーペントじゃ1も上がらないディープでも全く上がらないからな

もうドラゴンクラスじゃないと無理っぽいぞ

ギルドで何か情報を手に入れて狩りに行くと言うのもありかも

明日ギルドへ行ってみるかな~

今日はこのまま就寝する事にした、両脇の温もりを優しく抱いて眠りについた


翌日

クレスポートの冒険者ギルドへ来ている

「ベーダー様、本日はどのようなご用件でしょうか?」


「ちょっと聞きたい事があってな、強い魔物の情報ってないかと思ってな、何処か心当たり無いかな?」


「強い魔物ですか?、少々お待ちください」

受付嬢は丸められた紙の束を取り出して何枚か抜き出して来た

「こちらに記載されている魔物は過去に目撃情報があったのですが、その後確認が取れず現在何処に居るか分かりませんが、近くに居るのではと思われている魔物達です、雷光龍ジオデイア、氷瀑虎アルストフ、巌窟亀マグナドス、無色鳥テオの情報です」


「聞いた事が無いやつばっかりだが有名なのか?」


「一般には伝説の魔物と言われています、御伽噺に出てくる魔物ですね、勿論見たと言う話も確かかどうか分かりませんし、特に無色鳥は見えないとなっているはずなのに見たと言う報告ですからね」


「確かに姿が見えないのに見かけたは無いだろうな、どうなっているんだ?」


「かなり前の報告で私はまだこの職に就いていませんでしたけど、当時担当されていた方が無色鳥の被害にあっている人を見たと言う報告をしてきたと話してたそうです、何も居ないのに羽ばたきの音がして近くの人が空に連れ去られたと言う事らしいですね」


「なるほど、確かに魔物自体は見えないが羽ばたきと掴まれた人は見える訳だからな、無色鳥の仕業以外に考えられないと言う事か」


「記録ではそうなってますね」


「これは良い情報だな」


「ですが無色鳥は10年も前の情報ですからもう当てにできないと思いますよ」


「それでも何も無いよりは良い、他のもそんな感じのようだしな、一番最近のでも5年前か、ちょっくら探しに行ってみるよ」


「本当に行く気なんですか?、ベーダー様の強さは分かってますが、かなり危険な場所ですし情報自体が古いですからね、無駄足になるかと思いますよ」


「それでも良いさ、それじゃ倒したら持ってくるのでよろしく」


「はい、無事のお帰りをお待ちしております」

よ~し、まずは何処から行くかな~


次話は鳥狩りです


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