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黒衣のソース使い  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
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7 買い物&新しいチート

買い物で話が終わって進んでない


ギルドに行くには少し早いか、ちょうど良いな、街の散策をするとしよう。


通りをいくつか見て歩いて、気になる店を見つけた、「マリアンヌの魔道具店」だ、

そう言えば、首飾りか指輪の装備品が無かったんだったな、ここで手に入るかもしれないな。

店に入ると、所狭しと色々な品物が置かれている、数が半端じゃないな。

店主らしき25歳くらいの女性が、カウンターの奥に座っている。


「いらっしゃいま....せ?魔王様でしょうか?ここには魔王様が欲しがる品物なんて無いですよ。」


「誰が魔王だ!どこからどう見ても、黒ずくめの只の冒険者だろうが!」


「只の、の使い方がおかしくない?魔王様じゃないならお客様ですね?改めていらっしゃいませ、

本日はどのような物をお探しですか?」


「調子の良い店主だな、今日は首飾りか指輪で、何か有用なものは無いかと思ってな。」


「有用と言っても、ピンからキリまでありますからね~何か目的と言うか条件見たいな物がありますか?」


「そうだな、戦闘か移動の手助けになる物が欲しいんだが、何か無いか?」


「ああ~あると言えばありますが、有用かと言われると微妙かな~と言う物ならあるんですよ。」

そう言って、奥のカウンターの引き出しから指輪を取り出してきた

「こちらなんですがね、物はアダマンタイト製で、マナタイト結晶の小さな粒が装飾されてます、

特殊な魔法が込められていて、ソースを消費すれば使用できるんですよ。」


「それだけ聞けばかなりの品のように聞こえるが?」


「問題は込められている魔法がですね、使えないと言うより使いこなせる人が居ない魔法なんです、

極短い時間だけ、その場に力場を発生させ、乗る事が出来るらしいのです、

魔法名がステップパネルと言うそうです、ですが時間が短すぎるんです、

0.5秒しか力場を発生させないし、消費ソースが500~600も使うし、

いったい誰がそんな一瞬しか存在しない物を、有効活用できるかって事なんです、

物が良いだけに値段も高いですし、全然買い手が付かないんですよね。」


「ほう?面白そうじゃないか、それ、いくらなんだい?」


「えっこれ買う気ですか?いや、こっちとしてはありがたいですけど、返品はお断りしますよ?」


「ああ、構わないよ、多分俺なら使えると思う、練習は必要だろうがな。」


「それじゃあ、売りますけど、3ディアルムになりますよ、払えますか?」


「確かに高いな、今は手持ちが無い、昼にギルドからお金が入るから、それまで待っててくれ、

売れないとは思うが、売らないで取っといてくれ。」


「お昼にお金を持って来て貰えると言うことで良いですか?」


「ああ、昼過ぎた頃にまた来る、それじゃまたな。」


「ありがとうございました~、またのお越しをお待ちしてます~」


お金が必要になったな、あの指輪は全体に必要だ、うまく使えれば空中機動が出来るかも、

チート能力で時間間隔は余裕があるし、消費ソースも俺のソース量なら何の問題も無い、

あの指輪もチートだろう、早速ギルドに顔を出しに行ってみるか。


ギルドに入ると、アメリさんがこちらに気が付いたようで、別室で待ってるように言われた

「ベーダー、待たせたな、金額が凄いことになったぞ、全部で39ディアルムになったぞ。」


「予想より随分と高値が付いてる、俺としてはありがたいが儲けが出てるのか?」


「ああ、問題ない、領主様が補填してくれてな、マナタイト結晶を高値で買ってくれてな、

他にも、ルビータイガーの毛皮を商人が高値を出してたし、鉱石類も職人ギルドが買い取っていった、

あれだけ纏まった材料は、なかなか手に入らないからな、結果を見れば何処も損はしてないぞ。」


「なら問題ないか、こっちもお金が必要になったし、いざと言う時の為に物資を買っておきたいしな。」


「よし、これが今回のお金だ、間違いが無いか調べてくれ。」

テーブルの上に置かれた紙幣を数えると、間違いなく39ディアルムある


「間違いなくあるよ、それじゃ俺は買い出しに行くんで失礼するよ。」


「また何か良い獲物が手に入ったらよろしく頼む。」

俺はギルドを出てマリアンヌの所に戻った


「戻ったぞ、例の指輪を買わせてもらおう。」


「お帰りなさい~、お待ちしてました~、こちらです~」


「うむ、間違いない、これが代金だ確かめてくれ。」


「はい、確かに受け取りました~、毎度ありがとうございます~」


「そうだ、スタミナ系で何か良い首飾りか、指輪が無いか?」


「うーん、あ!、あれがあった、こちらです、スタミナ回復魔法付きミスリル製首飾りです、

ソースを200消費する毎にスタミナゲージを10回復出来るんです、どうでしょうか?」


「おお、これいいじゃん、いくらだ?」


「こちらは5万ディアーになります。」


「よし買った!そうだここには回復薬は置いてあるか?そこそこ数が欲しいんだが?」


「ありますよ~どれくらい必要ですか?あんまり多いと用意はできませんけど。」


「そうだな出来たら100本欲しい、後解毒剤も欲しい在庫はあるか?」


「100本なら大丈夫ですよ、普通のと上級のがありますけど、どうしますか?

解毒剤もありますよ、こちらも普通のと上級とありますよ。」


「なら普通のを70本と上級のを30本、解毒剤は普通のを30本、首飾りと一緒に支払おう。」


「首飾り5万と普通回復薬70本1万4千と上級回復薬30本1万5千、解毒剤30本9千、

合計で8万8千ディアーです。」

俺は指定された金額をカウンターの上に置いた


「はい、確かに~毎度ありがとうございます~」


「それじゃ俺はステップパネルの練習をしてくる、またな。」


「いってらっしゃい~またのご利用お待ちしてます~」

俺は店を出た後、食料の買い出しをして、色々なものを検証するため街の外に向かった。


次話でようやく謎の力を使用する

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