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黒衣のソース使い  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
79/138

74 セリフすら無い魔神&氷龍一族

魔神の扱い...



GYAAAAAAAA

GYAOOOOOOO

けたたましい咆哮が響き渡った

咆哮のした方を見てみる、まだ遠いが2匹の竜が飛んできてるのが見えた

更に後ろから無数の竜の姿も捕らえる事が出来た、これはまずそうだな

あのアイスドラゴンって子供を助けに一族がこぞって押しかけて来たのか

あの竜達が暴れたらここら一帯が氷漬けになっちまうな~

おや?、子供竜の近くに何か居るな、お目当ての魔神かな?、よしっ始末しよう

その前に一応確認だけしておくか、間違いでしたじゃ済まないからな

スキャニングアイ!


名称:魔神・ギャレッザ

概要:6柱の魔神の1柱、紫電槍レイリュースを武器に絶望を振りまく魔神、紫電槍レイリュースは血塗られた神の金属を使用していて破壊は不可能と言われている

魔石×1、紫電槍レイリュース×1

価格:魔石50ディアルム、紫電槍レイリュース測定不能

備考:魔石は様々な用途に使用される、未だかつて知られていないはずの存在、魔神の中でも陰湿な性格で他者の絶望が何よりも好きと言う反吐が出る存在


説明文にまで反吐が出るって言われてるような存在か、うん、すぐに消す事にしよう

魔神で確定&害悪でしかない存在なので一気に消す事にした

魔神はハルバードを子供竜へ向けてこちらへは背中を向けている、一瞬で間合いを詰めてフォトンブレードを振りぬいた、すぐさま何十と切りつけ細切れにしてやった、死体と魔石とレイリュースは収納に入れておく

「おい、大丈夫か?」

話が通じるか分からないが一応聞いてみた

「あっ、はいっ、僕は大丈夫です」


「今お前の一族がここへやってくる、もう少し待っていろ」


「はい、父様と母様の声が聞こえたので分かりました」


「お前をさらったと思わしき奴は俺が始末した、お前の一族が来たら誤解のないように説明してもらえるか?」


「はい、分かりました」

その後アイスドラゴンの一族が俺達を囲むように降り立った

「お前がわが子をさらったのかえ?」

「っ!、まて、このお方は違う!、このお方は偉大なるソースマスター、ベーダー様だ!」

「「「「「なにーっ!!」」」」」

「ソースマスター、ほんとなのかえ?」

「僕を助けてくれたの~」

「「「「「おおおお!」」」」

「大変ご無礼をいたしました」


「別に無礼は無かったので大丈夫だが、鑑定持ちか?」


「はっ、さようでございます、私は氷龍一族をまとめているカーマイルと申します」

「わらわは妻のルティナと申します、先ほどは申し訳ありませんでした」


「別に良いよ、子供をさらわれたんだ、その怒りは理解できる、さらった奴は俺が細切れにしたのでもうこの世には居ないがな」


「なんと、正体不明の奴でしたがかなりの力があったと思われます、さぞ大変だったことでしょう」


「いや、奴の事は元々探していたんでな、見つけ次第に始末するつもりだったんだよ、お前たちは魔神と言う存在を知っているか?」


「マジン、魔神!、存じ上げております、そうですか奴は魔神でしたか、何百年も前にこの世を混乱に陥れた者どもです」


「お前たちの子供をさらった奴で5柱目だ、後1柱残ってるが潜伏場所は大体把握している」


「おお、流石でございます」


「そういや、ソースマスターと言うだけでずいぶんと俺を信用してるようだが、何か理由はあるのか?」


「はい、ございます、我々は竜神様より神託を受けましてございます、『黒衣に身を包んだ偉大なる理の支配者が一族の救世主となろう』と言うものでした」


「...なるほど?、まぁ黒衣でソースマスターだったらまず俺に間違いないだろうな、理解した」


「この度は我が一族をお救い下さり誠にありがとうございます」


「助けたのはついでだったんだがな、助かったのだから良しとしておこう、それじゃ俺は戻らせてもらうよ」


「はい、お気をつけて下さいませ」

俺はドラゴン達と別れて帰路に着いた

まずは辺境伯の所だな、魔神討伐の報告をしておこう

辺境伯の執務室へすぐに通された、そこで魔神の討伐とアイスドラゴン達の話をしておいた

たいそう驚かれたが最後の難関がほぼ確定したので頭を悩ませる事になった

王都アルトリージに潜んでいる魔神をどうにかしないといけないからな

一度王都に行くしかないだろうな、辺境伯には俺が出向くのを支援して貰う事になった

一通りの話し合いが終わりドーズ島へ戻ってきた

アメリとナタリアが出迎えてくれた

次の行き先が王都だと知った2人は羨ましがったが、魔神が居る今の王都には近づけたくはない

すべて片付いたら王都へ旅行しようと言う事で宥めた

王都アルトリージは人口23万人と言う巨大都市だ、3分の1が兵役に就いているらしい

巨大都市の周りは広大な農地になっており王都の食料を賄っているそうだ

近くには川も流れており漁業も盛んなんだそうだ

逆に山が近くにないらしく山の幸が取れなくて輸入に頼ってると言う事だ

魔神の企みとしては何に目を付けるだろうか?、普通に食料は目を付けるだろうな

毒でも仕込むつもりか?、はたまたすべて破棄するとか?、だが即効性に欠ける事をしてくるだろうか?

ここで考えてても分からんな、現地へ行って調べる事にしよう


次話は王都に行きます


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