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黒衣のソース使い  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
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73 湿地帯の調査&何か居た!

さ~て魔神は何処かな~



翌日、昼前

「それじゃ俺は調査に行ってくるよ、島の事は任せたよ」

「はい、お任せください」

「いってらっしゃいなのだ~」

「「「「警備の方は万全を喫して行います」」」」

俺は湿地帯へ向け出発した

地図上では湿地帯に入ってはいる、下に降りて色々と採取するのも良いな

湿地帯ならではの物があるか魔物が居るか調べる事にした

湿地の沼の底に何か居るな

スキャニングアイ!


名称:マッドトード

概要:泥の中に生息し近づく獲物を待つ魔物、射程に入った瞬間舌を伸ばして獲物を巻き取り捕食する

魔石×1、舌×1、皮×1

価格:魔石1000ディアー、舌500ディアー(長さ2メートル)、皮3000ディアー(無傷の場合)

備考:魔石は様々な用途に使用される、舌は伸縮性が高く様々な物に利用される、皮は衝撃に耐性が得られる防具などに加工される、湿地の沼の底を住処にし縄張りに入るものへ無差別に襲いかかる


こんなのが居たよ、舌と皮を少し欲しいな、何匹か狩っておくとしよう

他にはこんなのも居た


名称:スワンプスネーク

概要:沼の中に住むヘビ、マッドトードを主食としている

魔石×1、皮×1

価格:魔石5000ディアー、皮3万ディアー(無傷の場合)

備考:魔石は様々な用途に使用される、皮は柄が人気でバッグやサイフなどに加工される、マッドトードを探し求めて沼を渡り歩いている、邪魔するものを無差別に襲う


後こんなのも居た


名称:アーミーモス

概要:集団で獲物に襲いかかる蛾、鱗粉には麻痺の効果があるので危険

魔石×1、鱗粉×1

価格:魔石50ディアー、鱗粉100ディアー(10グラムあたり)

備考:魔石は様々な用途に使用される、鱗粉は薬の材料として加工される、特殊なにおいを出す樹木を住処にしている大量の蛾の集団、火にとても弱いが素材が取れなくなる


何やら面倒そうな相手らしいな、俺には麻痺が効かないけどな

魔物以外にもいくつか採取できる物も見つかった


生命力が高く光る花、ライフロータス

解毒作用のある苦い木の実、ビターウォルナット

消毒殺菌の効果のある汁が取れるとげとげの草、ソーンアロエ

煮込むと甘い汁が取れるキノコ、スイートマッシュ

美容効果の高いキメ細かな泥、ビューティマッド


結構色々な物が採れたな~

特にビューティマッドは女子会のメンバーに人気になるんじゃないか~

それなりの量を収納に入れていく、特定の沼でしか取れない所を見ると何かの影響で生成されているんだろう、生態系や自然を壊さないようにしないといかんだろう

となると魔神が何か企んでいると採れなくなる危険性が出てくる、早めに見つけて始末しておくのが良いだろうな

とは言えだ、この湿地帯はかなり広大だな~、この中から魔神もしくは魔神関係の何かを探すのは大変だな~、まずは中央付近から探りを入れてみるとするか~

中央付近へ来たが魔神の反応や痕跡が見つからない

円を描くように徐々に外へ向けて探索を広げていく、見つからない、ここじゃないと言う可能性は低いと思う、なら何か見落としをしてる可能性も考えられる、う~ん、これだけ索敵範囲が広いんだから何かしら見つかっても良いと思うんだがな~

その後数時間かけて探索範囲を拡大したが何も見つからなかった

今日は湿地帯から離れた場所で休む事にしよう


翌日

今日も探索をしている、未だに何も見つからない、これは明らかにおかしい

沼の底かとも思ったがとりわけ深い沼があるわけでもない、せいぜい水深20メートル程度だ

100メートルを超えるような物が無ければ見落とすとも思えない

まぁ湿地帯に異常が無いと言う事は今の所安全、もしくは魔神の手がまだ入ってないと言う可能性も考えられるか、確かに魔神の手が入ってないと言う考えはしてなかったな、さてどうするかね?

数時間かけて湿地帯の探索範囲をされに広げていく

ここでようやく異常を見つける事が出来た

湿地帯の端の方で明らかにこの湿地帯に生息していないであろうタイプの魔物を見つけた

氷のドラゴンのように見える

スキャニングアイ!


名称:アイスドラゴン(子供)・カイエル

概要:極寒の地に住むドラゴン、あらゆる冷気の影響を受けない

魔石×1、角×2、牙×2、鱗×120

価格:魔石6ディアルム、角2ディアルム、牙4ディアルム、鱗36ディアルム(無傷の場合)

備考:魔石は様々な用途に使用される、角は堅く武器に加工される、牙は非常に硬く武器に加工される、鱗は冷気に耐性が得られる防具などに加工される、非常に低温の場所を住処にし一族の絆が強い、子供を何より大切にしている為子育て中は巣に近づくものを無差別に襲う


この湿地帯は気温的には高い方だ、湿気も勿論高いがな

気温25~30度ほどだからアレがここに生息している魔物では無いのは明らかだ

何処かから紛れ込んできたと考えるのも無理がある、低温の場所はここから数百キロ離れた場所にしかないからだ、山の上だって2000メートルを超える山でもない限りこいつが住める場所になりえないだろう、と言う事は何らかの介入でここに送り込まれたと考えるのが妥当だ、そしてそれは恐らくは魔神であろう、様子を見ているがこいつ自体は暴れる訳でもなさそうだな、と言うかウロウロ、ワタワタしてる感じがする子供って書いてあるしな

魔神に無理やり連れてこられた?、とすると魔神の企みは何だろうか?

俺はしばし思案していたが事態は急変する事となった


次話は問題解決だ


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