71 魔神討伐&魔神の武器
魔神と取り巻きを倒すぞ~
ついでに武器も強奪する
ちょいと遠くから観察してみよう
人型なのは確認した
部下っぽいのが4人いるな
もう少し近づいてみるか、この距離ではさすがに射程範囲外だからな
500メートルくらいにまで近づいてみた
魔神かどうか確かめてみよう
スキャニングアイ!
名称:魔神・グリゴレアス
概要:6柱の魔神の1柱、好戦的で人でも物でも壊すのが好きな魔神、自分の破壊衝動を受けても生き残った4人の部下を従えている、武器は何かに接触すると爆発する8個の塊
魔石×1、爆裂珠オンク×8
価格:魔石50ディアルム、爆裂珠オンク測定不能
備考:魔石は様々な用途に使用される、未だかつて知られていないはずの存在、魔神の中でも破壊衝動が抑えられない非常に迷惑な存在
うむ、やるの決定!、それに武器が何やら危なそうなのを持っていやがるな、他の4人も説明にあった四魔将ってやつらだろう
スキャニングアイ!
四魔将ドーガス、バハン、デルリット、カンフォス
細かな説明は良いや、魔将であるのが確認できた、全員まとめてやっとこう
上空にフォトンブレードを待機させておく
俺はやつらの前に降り立つ
「何者だ!」
「うまそうなやつがきたぜ~」
「俺も欲しいぞ」
「.....」
「おまえらぁ、見られたからには生かしておくなよぉ、逃がしやがったらぁ、分かってるよなぁ!」
「「「「了解しました」」」」
「面倒だが仕方ない駆除させてもらおう」
四魔将はそれぞれ武器を手に俺を囲むように展開した
それを見て俺は軽く手を振り下ろした
四魔将の頭上からフォトンブレードが2本ずつ落ちてきて切り刻んだ
「...はっ?」
「魔神グリゴレアス、お前は邪魔な存在だ、消えてもらうぞ」
「ふへへへっ、あひゃひゃひゃ~~、おもしれぇ、ぶっこわしてやるぜぇ」
そう言って手に持っていた塊を投げつけてきた
ドッガーーーン!!
避けた後背後で大爆発が起きる
う~わ、あれやべぇな、爆裂珠とか言うだけはあるな、あれを火口に投げ込まれたら大噴火間違いなしだな、早いとこ倒して回収しないといかんな
そう思っているがあの野郎次から次に投げてきやがる
ドッガーーーン!!
ドッガーーーン!!
ドッガーーーン!!
ドッガーーーン!!
うざってぇ!、高速移動で近づきフォトンブレードで一閃!
奴の右腕を切り落とした、首を狙ったんだがな~、避けるのがうまいじゃないか
「ぎえええぇぇ、いてぇ!、いてぇじゃねぇか!」
「危ない物を投げる悪い腕は切り落とすに限るな」
「ぎざまぁ~、もうゆるさねぇ、くらいやがれぇ!」
8個の塊を同時に投げてきた、全部くっ付いて1個の塊になったようだ、こんな機能があったのか、だがこれはちとやばい、これが爆発したら確実に火山に悪影響が出る、少々危険だが上空へ弾き飛ばす
飛んでくる塊を全身全霊を込めてアッパーカット!
白く発光し始める塊を見つつ急いで離れる
魔神はもう100メートル以上離れているようだ、距離的にそれくらいが安全圏か
白い発行体は上空高く上がっていく、爆発から身を守るためフォトンブレードで防御フェンスを構築
次の瞬間爆発が起きた
カッ!
ドッゴーーーーーーーーーン!!!
バチバチバチッ!
防御フェンスに爆風が接触し激しく音を立てる、勢いで結構後ろに押されたが問題ない
爆発が収まる、あの爆発には一切の煙が立たないようだな、魔神の姿も見える、が、ボロボロになってないか?、え?、自爆?、ただの馬鹿だったか
「ぎぇぇっ!、おでのがらだがぁ!、いでぇ!」
もう一度使われると厄介だ、ここで仕留めておく
「ほんとに余計な事しかしないな、もうお前はここで終わりだ」
ブレードで切り刻んだ
大きな魔石と8個の塊が落ちていた
爆裂珠オンクとか言ったよな、見た目が禍々しいから通常なら触りたくはない所だ、浄化をかけると変化するだろうからやってみよう
浄化!パァァ~!
スキャニングアイ!
名称:爆裂珠オンク
概要:何かに接触すると爆発する塊、爆発した爆裂珠は使用者の元に戻り再生する
価格:測定不能
備考:神の金属オリハルコンと光の宝珠の欠片で作られた塊、ソースを注ぐ事で何度でも再生する特別な武器、8個で1セットで一度に使う数に応じて威力が変わる、過去魔神によって盗み出された事がある
これはまたスゲーな、さっきの威力から考えればこれってグラボムより性能が良いよな~
しかもソースを消費するだけで何度でも使えるとかまさに神アイテムじゃないか
これは良い物が手に入ったぞ、幸いにも威力の検証をわざわざしなくても確認済みだしな
火山の方もさっきの爆発の影響は受けてないようだし、何とかなったかな?
そうだな~、いったん戻ってアレクシオス辺境伯に報告しておこう
グランフォートの領主館へ来た、入り口で冒険者カードを見せるとすんなり通して貰えた
「ベーダーよ、良く戻った、調査の方は何か分かったか?」
「それなんですが魔神が居ましたよ、危険な奴だったので始末しておきました」
「なんと、ほんとに魔神が何か企んでいるのか、何かの間違いであって欲しかった」
「そうですね、でもこれで後2人だけですし、王都の守りを何とかしてもらえれば大事には至らないと思います、湿地帯の方は明後日に出向いてみます」
「そうかそれはありがたい」
「それとこれを渡しておきます」
俺は魔神の魔石を1個渡しておく、王都の守りを固める為の口実にしてもらおう
「こんな大きく純度の高い魔石は初めて見るな、良いのか?」
「王都の守りの口実に使ってください」
「ありがたく受け取ろう、報酬はこれに見合う物を用意しよう」
「はい、では私はこれで失礼します」
「うむ、よろしく頼む」
俺は領主館を後にしてドーズ島へ戻る
次話は島でのんびりする予定




