64 第4層攻略&第5層攻略
ダンジョン攻略を進めるぞ~
おはよう~
4階層がどれくらいの広さか分からないから手間取るかもしれんな
一番時間がかかるかもしれない、下手したら予定が狂うかもしれない、急ぐとしよう
アメリに会えないのはやっぱり寂しいな~
とりあえずは適当に東西南北を決めて1方向ずつ調べていく事にしよう
一定距離毎に目印の鉄くずタワーを置いていくとしようかな
まずは北から調べに行って来よう
水底を進む事2時間、広すぎだろここ!やっと壁にたどり着いた
壁に何やら四角い箱のような物が取り付けられている
中央に玉が設置されているな、触ってみる
特に何も起きないか、今度はソースを流してみよう、ブレードに流す要領でいけるだろう
おっ球が光った、もしかして4か所とかもしくはもっと球があるかもしれない
全部光らせないと次にいけないとか言うめちゃくちゃ面倒な仕掛けじゃないか?
ほとんど嫌がらせレベルだな
良いだろう、もしそうならクリアしてボスに八つ当たりをしてやる
俺はそれぞれの方角の玉を光らせ終わった
はぁはぁ、疲れた、だがまだ何の変化も無い所を見ると4か所だけじゃないな、残りは明日だな
時間的な問題で水底の鉄くずタワーを改良して空気を溜められるように改造した
これで上まで戻らなくて良いだろう、この階層はさっさと終わらせるに限る
おやすみ~
おはよう~
出来るなら今日中にこの階層は終わらせてしまいたい
東北を調べてみよう、1時間30分後壁にたどり着いた、やはりあったか~、となると8方向かな?
俺は残りも探し出し球を光らせた
おっ!、水が動いてる、水流が発生してるな、発生源を探ってみるか
水流の発生源を探して移動してきたら鉄くずタワーの周りで発生してる事が判明した
これは水が抜かれてる?、いやなんか違うっぽいな
良く調べてみると鉄くずタワーの周り8方向の水が消失していってるようだ
割と強く引っ張られているが俺の力なら踏ん張れるので問題はない
時間とともに引く強さは増して行ってるようだ、これは少し離れた方が良いかもしれん
あれに巻き込まれたらまずそうだ
俺は距離を取る、かなり強く引っ張られるがまだ動けなくなるほどじゃない
もう少し見ていたらまずかったかもしれん、なるべく全力で離れるとしよう
これ吸い込まれて死ぬトラップの類だろう、何とも陰湿な罠を用意してるもんだ
ステップパネルで上へ飛び上がり水位が下がって空間が出来た場所へ移動する
下を見ると大渦潮の様相を呈している、これは間違いなく殺しにかかってるな~
しばらく上空で待機しているとすべての水が消失した
さてと、水が無くなったが次の階層への入り口は何処にあるんだ?
周りを見てみるが何もないように見える
せっかく水も無くなったし先に飯にしちゃうか
鉄くずタワーに入ると床が無くなっている、ここに入口があったのかよ!
まぁ確かにここはこの階層の中心だったけどさ、まさか俺の拠点の真下だとは予想してなかったな
まぁなんにせよ見つかったから良いか
飯食って休んだら次の階層の攻略に行くとしようかな
と言う訳で今日はこのまま寝る事にした
おやすみ~
おはよう~
さぁ今日は5階層目に行くとしようか~
ばしゃん!
ここは、下水道?、いやこれは毒か、毒の水路のようだな、これはこれで面倒だな
俺には毒は効かないがボスまで行くのにずっと毒の水路を通るのか
まぁ効かないと分かってるしこのまま進んでしまおう
水路自体はそれほど入り組んでいる訳では無いようだな
ただ広くないので魔物が出てくると戦闘は避けられないな
丁度今みたいな状況だな
結構な大きさのワニが2匹目の前にやって来た
見た目からして毒々しいワニだ
鑑定してないがポイズンアリゲーターとかそんな奴だろ?
食えそうも無いし皮も見た目汚らしい、要らんよな
倒して処分してしまおう
突進してきたワニをブレイドで切り裂き収納にしまってゴミ箱へぽいっ!だ
魔石も出ないから普通に毒持ちの動物扱いだな
何か所か分かれ道はあるものの入り組んでないので覚えやすい
出てきた魔物や動物は全部毒性を持っていた
巨大カエルや巨大ヘビや巨大ネズミ
唯一の魔物はポイズンスライムだった
こいつからは魔石が取れたのでそれだけは回収しておいた
普通の人だったらここの攻略は不可能レベルの難易度だっただろう
俺はさして苦労も無くボスが居るであろう大きな部屋の前にやって来た
入り口から中を覗いてみる、中には何かが居るような気配はするが、視認できない
サーチセンスでは部屋全体が反応するのでボスの姿を確認できないな
ボスは居るのだろうが姿が見えないのか、まぁ入るしかないかな
俺は部屋の中へ足を踏み入れた
すると突然部屋全体が揺らいだかと思うと部屋自体が動き出した
いや、正確には部屋に擬態していた粘液状の魔物が動き出したようだ
スキャニングアイ!
名称:ジャイアントポイズンスライムキング
概要:超巨大な毒性粘液魔物の王、その巨大な体で対象を包み毒殺して殺し養分とする
魔石×1、本体は猛毒の液体で死ぬと蒸発するので何も残らない
価格:魔石2ディアルム
備考:魔石は様々な用途に使用される
巨大なうえに王だったのか
まぁ俺に毒は効かないんだがな
完全に体内に取り込まれた後にブレイドを発生させる
ジュッワ~~~、ゴボゴボゴボ~~~、バシャッ!
16本のフォトンブレイドによる体内から蒸発させて消し飛ばす
この毒水路はこいつの体液が流れて出来てたのかもしれんな
なんにせよボスは倒した、次の階層への入り口はあるかな
部屋の奥に扉がある、あそこかな~、俺は扉に向かって歩き出した
次話はこのダンジョンの秘密に迫ります




