61 またシーサーペント大量発生&ダンジョン発見!
異常事態発生です
原因は何かな?
各地への兵力配置が済んだ
そういや最近冒険者としての活動をしてないような気がするな~
久々にクレスポートへ行って冒険者ギルドに顔を出してくるかな~
「アメリ、クレスポートのギルドに行ってくるよ、最近ギルドの仕事を受けてなかったからね」
「そうですね、セラフィーちゃんの事もあってギルドの仕事をしてませんでしたね」
「そういう訳でちょっと行ってくるよ」
「行ってらっしゃいませ」チュッ!
おっ!アメリから行ってらっしゃいのキスをしてきた、顔を真っ赤にして実に可愛らしい
セラフィーの事もちゃん付けで呼んでるし、向こうで色々と話し合ったみたいだな
俺としては嬉しい限りだ、これは気合が入るな~
気合十分でクレスポートの冒険者ギルドへやって来た
「ああああぁぁぁ~~~!!!、ベーダー様が来た~~!」
ギルドへ入ると受付から大声が上がった、何事だ?
「あっ、申し訳ありません、ギルドマスターがベーダー様が来るのを首を長くしてお待ちしてたんですよ、なのに全然来てくれなくて、それでベーダー様を見かけて大声を上げてしまいました」
「まぁここしばらくはちょっとごたごたしててな、こっちに顔を出せてなかったのは事実だしな」
「すぐにギルドマスターの所に案内します」
俺は受付嬢に案内されてギルドマスターの執務室に通された
「やっと来てくれたか、もうどうしようかと思っていた所だったんだよ」
「何かあったのか?」
「そうなんだよ、前にシーサーペントが大量に発生したのを覚えてるか?」
「ああ、でっかい亀が原因だったな」
「実はまたシーサーペントが異常発生しててな、前回の事もあり調査隊を組織して向かったんだが、調査隊にシーサーペントの攻撃で大きな被害が出てしまってな、数を揃えたにもかかわらず調査隊は半壊、死者こそ出なかったものの船はぼろぼろにされ二度目の調査が行えないありさまなんだよ」
「それはまたずいぶんとやられたんだな、そんなに数が増えているのか?」
「それなんだが、調査隊の話では数が数十から百以上居る可能性があるそうだ、そこでベーダーに調査をしてもらえないかと思っていたんだが、なかなか来てくれなくて困っていた所だよ」
「それは悪かったな、こっちも色々と面倒ごとがあってなやっと終わったからな、ギルドへ顔を出しに来たと言う訳だ、そしたらこっちでも問題が発生してたと言う事だな」
「そっちも大変だったのか、それで調査の方はしてもらえるのか?」
「そうだな、調査は引き受けよう、可能なら問題の解決もしてきてやるよ」
「そうか!、助かる、今回の調査依頼は指名依頼と言う事にしておくからな、よろしく頼む」
「ああ、任せてくれ」
俺は指名依頼と言う形でシーサーペント異常発生の調査に向かう事になった
また亀でも死んでるのか?もしくはアレの仲間がかかわってるのか?
行って調べてみないと何とも言えんな~
もしもの為にヤナ達にはダークネスエンプレスでゴレムロイド兵はフリーダムスターを4隻、俺はセイバーチャリオットで現地へ向かった
これだけの戦力ならシーサーペントくらいなら問題は無いだろう、それより上の魔物が来ても対処が可能なはずだ、問題は奴らの仲間が居た場合だな、相手が一人なら俺が対処すれば問題はない
6柱ってなってたんだよな~、後4柱居るって事だからな~、ほんとに面倒な奴らだ
おっと、まだ奴らの仕業だと決まって無かったな
ほどなくして現地へ着いた
うわ~、これはまた大量発生と言う言葉が適切な数が居るな~
ざっと見て300~400って所じゃないか、とりあえず全部狩ろう
「総員戦闘配置に付け!これよりこの海域の魔物の殲滅を開始する、かかれ!」
「「「「「了解しました」」」」」
ヤナ達を中心に4隻のフリーダムスターが追い込み漁のように半包囲しながら魔物を狩っていく
よしっ、俺はあの異常に集まってる所へ突っ込むかな
魔物が固まっている場所めがけて高速で突っ込む、16本のフォトンブレードを自身の周りに固定して当たる直前にブレードを発生させ切り裂いた後すぐに消す、ちょうど光の円錐のような形で展開するので奇麗に魔物を貫通していく
技名としては『16刀流秘奥義閃光楔殺』って所かな~
おや?そんな事を考えてたら目の前に妙な物が見えてきたぞ
これは間違いなさそうだ、こんな所にダンジョンがあるなんて
このシーサーペント異常発生とダンジョンとくればスタンピードが起きているって事か
だとすると?奴らの仕業説が濃厚だな~
ヤナ達には魔物の殲滅をしておくように指示を出しておいた
俺は当然ながらダンジョン攻略をしに行くとしよう
今度は何が出るんだろうな~、あっアメリに遅くなるって言ってないな~
そんなに手間でも無いしいったん戻ってしばらくかかるって言って来よう
俺はドーズ島へ戻ってきた
「アメリ、ギルドの依頼でシーサーペントの異常発生を調査してたんだが、知られてないダンジョンが見つかったと思う、しかもグランフォートの時とリーンガルド皇国の時の関係者がかかわってる可能性がある、よって邪魔なので始末しに行ってくるよ、多分五日くらいはかかると思うんだ、だから留守番を任せるよ」
「そうですか、分かりました、帰ったらいっぱいかまって下さいね、いってらっしゃいませ」チュッ!
だいぶ慣れたようだがまだ顔が真っ赤だ、よしっ急いでダンジョン攻略して来よう
俺はダンジョンの入り口まで戻ってきた
次話はダンジョン攻略します




