60 式典&戦力増強
格式ばった物は苦手なので適当に済ませた
エンペラーのシステム設定は終わった
アメリが待ってるので戻ろう
エンペラーは収納にしまっておく
この大きさをしまえる事にも驚きだが今更と言えば今更だな
ホムンクルスが出来るのは2日後になりそうだ
アメリとドーズ島へ戻る事にした
そう言えばリーンガルド皇国から式典に出席してほしいと言われていたんだったな
復興がなされ国を挙げての式典を開く事にしたって言ってたな
そこで俺とセラフィーの婚約発表も行う予定なのかもしれない
アメリも連れて行く事にしよう
式典当日
「ベーダー様、私変じゃありませんか?」
「とてもよく似合ってて奇麗だよ」
「そ、そうですか」ポッ!
鮮やかな青と白のグラデーションのドレスに身を包んだアメリはとても奇麗だった
派手さは抑えめにしてあるがすらっとした体によく似合っている
「それじゃ行くとしよう」
「はいっ!」
俺達は皇族と一緒に民衆の前に姿を見せた
「「「「おおおお~~~~!」」」」
「「「「ベーダー様だ~~!」」」」
「「「「救世主様だ~~~!」」」」
なんかすごい盛り上がっているようだな~
「なんかすごい盛り上がりなんですが?」
「それは当然だろう、皇都を滅亡から救って頂いた救世主様のご登場だからな」
「救世主って柄じゃないんですがね」
「まぁそう言うな、こちらとしてはその方の立場を明確にしておくとやりやすいのでな」
「そういう事でしたらお引き受けいたしましょう」
「うむ、助かる」
俺は愛想笑いや手を振って民衆に応える事にした
「「「「「「「「おおおぉぉ~~~!!!」」」」」」」」
その後皇帝からセラフィーと俺との婚約発表が告げられ更に大歓声に包まれた
はぁ疲れた無事に式典は終了した
この後は市民達は町を挙げてのお祭りが開催されるそうだ
俺は今日の為に作っておいたカレーを出す事にした
牛を使った濃厚なビーフカレー
ワニを使った割と淡白なドライカレー
シーサーペントを使った魚介出汁の利いたスープカレー
この3点をレシピと共に提供した
それぞれ100人前ずつ用意しておいた
どれも好評だったよでなによりだ
皇族と離れ方々にあいさつ回りをしていると数人の騎士達がやって来た
「初めまして、私はチャーチル・レインドルクと申します、先日魔物の襲撃の際ベーダー殿の部下と名乗る人物に助けて頂きました、お礼の挨拶に来るのが遅れて申し訳ありません」
「それはご丁寧にどうも、助けが間に合って何よりです」
「私以外にも大勢の仲間達や市民の命を助けて頂き改めて、ありがとうございました」
騎士達は深々と頭を下げてくれた
「私はこういうのに慣れてなくてね、頭を上げてください」
その後チャーチルさんと話をし意外と気さくな人である事が分かった
このような人の命が守れてよかったと心から思う
ヤナ達には後でご褒美を上げる事にしよう
そうこうしてるうちに良い時間になったので俺達は帰る事にする
祭りは3日間行われるそうだ
セラフィーには泊っていってほしいと言われたが、それは辞退しておいた
こっちも色々とあるしな、何よりアメリが一緒だしね
セラフィーにはたまに遊びに来るので我慢してほしいと言っておいた
しぶしぶだが了承してくれた、一安心だ
それじゃ戻るとするか~
翌日にクルス島へやって来た
制作しておいた隠密型4体と追加で作っておいた防御型4体の武器と衣装一式を持ってきた
隠密型の装備は隠蔽の能力を持つ魔物の素材を使用して作っておいた、武器は刀と苦無だ
防御型の装備はオリハルコンを表面に使用した大きな盾と鎧、武器はスピアを用意した
彼女達の部下用に特殊なゴレムロイド兵を作成しておいた
隠密型には光学迷彩装置と望遠索敵機構を搭載させたスパイロイド×80
防御型にはソースフィールド発生装置の強化版を搭載させた極地防衛用ガードロイド×80
この2種を新たに作成してみた
3Dプリンターはとても使い勝手がよく欲しい物を簡単に作れる
とりあえずドーズ島の3Dプリンターでアップデートをさせるとしよう
戻ってきて皆をアップデートする作業をする
その後アメリとヤナ達に新しい仲間の紹介をする
彼女達にはそれぞれ守護してもらう場所に配置する事になる
グランフォートとリーンガルド皇都とウォーヌ村とコルト村だ
それぞれに1部隊ずつ配置しておく
グランフォートとリーンガルド皇都は襲撃があった場所だし、ウォーヌ村とコルト村には俺の秘密基地がある、守りと情報収集に力を入れておきたい
彼女達に任せておけば安心だろう、何かあった時も素早く対処が出来るしな
後は今後の為にも戦力は蓄えておくかな~
デトネーターが1000体居るけど、もっと増やしておくか
デトネーターは5000体まで増やしておこう、全部エンペラー運用に回しておくか
あれだけの巨体を稼働させるには最低でも1万から2万の人員が必要だ
ゴレムロイド兵達ならその半分の人員で済むはずだ
情報伝達の速度が人では到底かなわない訳だからな、物理的な部分でどうしても数が必要だろうけどな
そこは普通のとワーカーも併せて配備させておきたい所だ
追加でゴレムロイド兵5000体とワーカー2000体を作って配備しておいた
まぁこんな所だろう
次話はまたもや異変かな?




