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黒衣のソース使い  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
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58 皇都再建&カレーライス!

皇都の再建は人任せ

美味しいカレー作りにはまったようだ



俺は運んできた資材を中央広場に降ろす指示を出した

ここからなら方々に運ぶのに便利だし、中央広場と言うだけに十分なスペースがある、加えて主要道路の為に道幅が広く運搬にも適している、この街はよく考えられて作られているのが分かる

フレデリック様から市民の建設計画書を借りて再建計画に使用する

まず最初に避難所を設営しておいた、かなりの建物が倒壊した場所を片づけ借りの宿泊施設を建設しておいた

次に無事な建物以外は中の荷物を仕分けつつすべて取り壊し建て直す事にした

強化した石材で基礎を組み建設し、荷物を建物が出来次第中へ運んでおくように指示を出しておく

総勢100体のワーカーによる不眠不休での作業だ1週間あれば再建できるだろう

現場監督にオイチを置いて、他は護衛で残しておこう、戦闘ドローンとゴレムロイド兵は回収しておく

皇族達に作業はさせておくので1週間後に様子見に来ますと言って戻る事にした

ついでに、美味しい食事を提供しておいた、セラフィーがすごく喜んでいた

帰りにクレスポートの大使館へ手紙を届けて欲しいと言われたので承諾しておいた

ではまずは大使館へ行くとしよう、島まではヴォイドハーミットで島からはセイバーチャリオットで行く

大使館ではまだ情報が来てないので何事か分かってない様子だった、無理もない

手紙を渡し中を確かめると蜂の巣を突いたような大騒ぎになった、無理もない、2度目

しかもすでに皇都は無事で再建計画がすでに始まっていると書かれていてまた大騒ぎだ、無理もない、3度目

最後にセラフィーの嫁ぎ先が俺に決まった事が書かれていてまたまた大騒ぎだ、無理もない、4度目

その後質問攻めにあいつつ何とか大使館を脱出した、えらい目にあった

これだけの騒ぎがあったんだギルドに報告しない訳にもいかんだろう、面倒だ

ギルドでギルマスに直接報告をした

ギルマスは大騒ぎである、無理...省略

やっとの事でドーズ島へ戻ってきた

「アメリただいま」


「お帰りなさいませべーダー様」


「いや~疲れた、何が疲れたって報告が一番疲れたよ」


「まぁ、それは当然でしょうね、皇都が魔物に襲撃される何て事があったんですもの」


「リーンガルド皇国大使館とギルドに報告は済ませたのでしばらくはのんびりしよう、俺にはその権利があると思うんだよ」


「ふふふ、そうですね、のんびりしましょうか」

それから1週間ほど島でのんびりと過ごした


皇都の再建計画の様子見にやって来た

皇族との面会後現地を見て回ったが問題点は無いようだった

ヤナ達とワーカー達を回収しておく

セラフィーに以前教えてもらった料理を作って持ってきた

話を聞いて驚いたものだ、カレーライスが普通に食されている隣国があると聞いた時はな

日本?とか思ったがどちらかと言うとインドに近い方だった、ライスに合うインドカレー

それを聞いた時に香辛料を分けてもらい今日作って持ってきた

アレンジを加えて3種のジャパンカレーを堪能してもらおうでは無いか


ポークカレー、香辛料を抑えめに辛さよりも素材の味を引き出す方向で作った

ブタニク、ニンジン、ジャガイモ、タマネギ、ピーマン、ナス、ニンニク


チキンカレー、香辛料を効かせた辛さが刺激的な大人向けに作った

トリニク、ニンジン、タマネギ、パプリカ(赤)、マメ


シーフードカレー、香辛料は抑えめで様々な魚介の味を楽しんでもらえるように作った

エビ、イカ、モモイロビウオ、オオマサリ、シーサーペント、トマト、ブロッコリー


以上の3タイプを用意した

ライスはウォーヌ村のライスを用意した

皇族だけでなく騎士団や料理人や給仕まで集まってきた

料理人からレシピの公開について聞かれたので無償で提供した、市民にも普及すると良いと思う

美味しい物を食べれば皆幸せになるだろう、特に辛い事があった後には必要な事だ

他のカレーもぜひ開発してほしいと言われた、ビーフカレーとかワニを使ったカレーなんかも良いな

ちょっと変えてドライカレーなんてのも良いかもしれない

だがまぁそれはまた今度にしよう

ちょっと気になったので隣国とやらに足を延ばしてみよう

聞いた感じではインド風の国柄っぽいんだよな、そこれ取れる食材とか興味あるしな~

国境の関所を通れるように許可書を貰ってきた、皇族お墨付きである、実質フリーパスだろう

おっ!あれが関所の町かな~、見た感じインド風だな、建物の形状とか着ている衣服とかそれっぽい

詳しくはないんだがテレビとかで出てくるのは大体こんな感じじゃないかな?

関所で許可書を見せるついでにギルドカードも出す、驚かれたがすぐに許可が下りた

国の名はドラードル、町の名はバルレー、ドラードルの最果ての町らしい、だがリーンガルド皇国との国境に面した土地柄の為かなり発展はしているようだ

ここなら珍しい食材も見つかるんじゃないかな?

辺りをキョロキョロしていると市場に出た、ここだここだ、さて食材は何があるかね~

大きなトリのようなものが吊るされてるな、ホエドリと言うらしく、広く生息している魔物だそうだ

強さはそれほど強くは無いがその名の通り大音響で吠えるらしい、その音に引き寄せられて他の魔物が寄ってくるそうだ、なんて迷惑な魔物だ、だが肉は非常にうまいらしい、買いだ!

後はトカゲっぽい物、ヘビっぽい物、トゲの生えたネズミっぽい物、平たいゲル状の物、見るからにクモな物、ゲテモノが多いな~

おっ!あれはなんだろう?肉のブロックのような物が並べられている店がある

肉屋だろうが、何の肉だろう?

「おやじ、この肉は何の肉だい?」


「こいつはサンドゴートって言う魔物の肉だよ、砂の中に潜り獲物を待ち伏せする山羊さ、かなりうまいぜ~」


「ほうそれは良い事を聞いた、2ブロック分貰おう」


「へいまいど~」

なかなかに良い買い物ができた、時間があれば探して狩るのもありかもな

後は果物や珍しい野菜類を買っていった

まぁ今回はあまり時間も無いしこんな所かな


次話は閑話になります

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