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黒衣のソース使い  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
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54 ホムンクルス部隊結成&アメリさんの引っ越し

くノ一風ホムンクルス部隊が出来た



翌日俺は違和感で目を覚ました

なんか体が重たい

横を見るとヤナが裸で抱き着いていた

は?何これ?あれ?俺一人で寝たよな

ヤナに専用の部屋を与えたはずなんだが?

とりあえずヤナを起こす事にした

「おい、起きろヤナ」ゆさゆさっ


「ご主人様~もっと~むにゃ...」

なに口走ってるんだこいつは、ていっ!

「いたいです~ご主人様~」


「何故ここにいる?」


「おはようございます、ご主人様のお傍に着いて居たいと思いお隣をお借りしました」


「何故服を着ていない」


「寝るのに服がゴワゴワして邪魔でしたので仕舞いました」

はぁ、俺何もしてないよな?流石に聞けないしな~

「ちなみにご主人様は何もしておりませんのでご安心ください」


「人の心でも読めるのか?」


「ご主人様の表情と行動パターンの分析によりある程度考察が可能です」

なんかとんでも性能のホムンクルスになってないか?

他にも作ってるんだが大丈夫だろうか?

「ご主人様、私仲間が欲しいです、特に妹が欲しいです」


「はぁ分かった、ちゃんと作るから安心しなさい」


「はいっ!」

夜寝る時用の服と下着も作るべきだった、それは後で作るとしよう

とりあえずクルス島へ行くとするか

作りかけのホムンクルスの骨格フレームは完成していた

次の段階へ移る際に基準となるタイプを選ぶらしい

ヤナの場合は万能型になっていたようだ

元々ホムンクルスを作ってた古代文明と思しき連中は戦闘用として作っていた

タイプを見てみると万能型、格闘型、射撃型、隠密型、守備型、工作型、扇動型と色々ある

射撃は欲しい、工作型もワーカーの上位版としてほしい、格闘型も抑えたいが隠密型も捨てがたい

残りのフレームは3人分だしな~

あれ?俺オリハルコン持ってるな、自分で作れるんじゃね?

試しにヤナが入っていたカプセルと表記して良いか分からないがカプセルと名称しように材料を入れて始動させてみる、データ取得後製作が開始された、やったぞこれで作り放題だ~出来たホムンクルスは俺のプリンターで更に強化すれば...面白くなってきた~

おっと先に作れる3人の設定をしちゃおう、全部作れるし今回は格闘型と射撃型と工作型にしておこう

そういや出来てくるホムンクルスってみんな同じ顔なのか?

それと誰をモデルにしてるんだろうか?残ってた資料に載ってないかな~

ホムンクルスは完成まで1日かかるようだ、とりあえず戻って服を先に作っておこう

ドーズ島へ戻ってきた

「お帰りなさいませご主人様」


「ただいま、今お前の妹を3人作ってるからな、後々もっと増やす予定だからな」


「まぁありがとうございます」


「とりあえず、寝る時用の服と下着を作るので常備するように」


「はい、よろしくお願いします」

下着はシルクは無いが綿はあるこれで作るか、デザインはすごく普通にした、ここで拘ると色々誤解されそうだからだ、次に寝間着だ、これも綿で和装にしてみた、浴衣に近い作りだろう詳しくはないがな

一応4人分と3人用に戦闘服と普段着も作っておいた、それぞれタイプごとに色を変えたりもした


翌日新たに3人のホムンクルスが完成した

名前は格闘型がジュンコ、射撃型がシホ、工作型がオイチだ

新たに空いたカプセルに材料を入れて製作開始させておく

とりあえず戻るとしよう、用意していた服をそれぞれ着てもらう

島での活動方針なども教えておく、そうだな専用の乗り物を用意してチームを組ませておくのも良いな

ダークネスエンプレスを用意しておこう、ステルス機能に特化した高速哨戒艇だ、武装は弱めだがオプティックスクリーンとキネティックシールドと高速移動による強襲揚陸も可能な船だ

彼女達には正にうってつけの船だろう、おっと忘れてた武器!ヤナには作ったが他の子の分を作り忘れてた、格闘型には籠手だな、射撃型は弓だろう、工作型はバールのような物?...スパナのような物?いや普通に金槌と杭で良いか

船も出来たし一度試しにコルト村まで行ってきてもらおう、現地に連絡しておく

「それじゃ向こうへ行って物資の配給と現地での周辺調査を3日間頼むぞ」


「「「「畏まりましたご主人様」」」」

4人はダークネスエンプレスに乗り込み出かけて行った

良しっ!これでアメリさんとのデートの邪魔がいなくなった

服は買ったが他にも何か贈りたいな、そうだアレにしよう早速作ってみた、小さなマナタイト結晶をあしらったオリハルコンの指輪


そして約束の日が来た

俺はメモに書かれたアメリさんの部屋へとやってきた

コンコンッ

「アメリさん居ますか?」


「はい、少々お待ちください」

少ししてから扉が開いた

ここがアメリさんが暮らしている部屋か~

おや?物が少ないな

「物が少ないでしょう?」


「そうですね、ずいぶんと片付いてるというかなんというか」


「実は引っ越そうと思いまして片づけたんですよ」


「引っ越すのですか?どちらへ?」


「ちょっと離れてますけどとても良い場所なんです」


「そうなんですか?良い場所なら良かったです」


「それでですね行く前にこの荷物を持って貰えたらなと思いまして」


「良いですよ」


「助かります、それじゃこれとこれとこれをお願いします」

大きな箱2個と大きな袋があった

全部収納に入れた

「引っ越し先はどこなんですか?」


「....そのぉ、ベーダー様の島です」


「はっ?」


「ですからベーダー様の島にお引越しをしようと、駄目ですか?」


「えっ?だってギルドの仕事は?」


「昨日付で退職いたしました」


「ええええ~~~~!」


「なのでそのぉ、養っていただけないでしょうか?もちろん色々と私で出来る事はお手伝いいたしますし、あのですね、あっちの方も頑張らせていただきます」かぁ!

赤くなって実に可愛らしい、思わず頭を撫でてしまう

まぁ責任取ると言ったし問題はない

「わかりました、これからは俺の伴侶としてそばに居てもらいます」


「はいっ、不束者ですがよろしくお願いいたします」

俺は伴侶となったアメリを伴ってドーズ島へ帰還した

名前に関しては呼び捨てにして欲しいと強い要望があったのでそうする事にした


次話は島で過ごします



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