表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒衣のソース使い  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
56/138

52 無人島?&古代遺跡

島を見つける

島を調査する



さてと、まずは砂ワニの肉を試してみるか

話では臭みは無く淡白な味で香辛料と相性が良いらしい

胡椒で焼いたものと唐辛子で焼いたものを試してみよう

うん、どっちもハズレは無いな、これだと醤油や味噌が合うんじゃね?

魔浅利の出汁とかも合いそうじゃないか

アメリさんは辛いのが苦手だろうし辛さ控えめにすれば十分いけるぞ

後は牛や豚や鳥も買って来たから食事は問題無いだろう

デザートに珍しい果物を買って来たし、これも試しておくか

普通に切って食べてみる

パッションライム、ハニーグレープ、ゴールデンメロンとか言ってたな

どれも甘くて良い味じゃないか

あの匂う果物は流石に手を出せなかったがな、アースドリアンとか言ったかな

地中で育つ珍しい果物らしい、とても栄養価が高く結構な値段で売られていたな、匂うけどな

まぁこれで迎える準備は整っただろう、後はのんびり過ごすとするかね~


俺は翌日海賊の物資の件で詰所へとやって来た

どうやら結構な金額になったらしい

25ディアルムを手に入れた、お金はいくらあっても困らんしな貰っておく

う~ん、何するかね~約束の日まで3日あるしな~

あっそうだ、せっかく自由に飛べる飛行機があるんだしな、遠出してみるのもありじゃね?

広大な海の向こうってどうなってるか見に行ってみるとしよう

いくつか機材を積み込んで東へまっすぐ飛んでみよう

出発だ~

時速2000キロで飛ぶこと2時間、大きな島が見えた全長100キロ位の島だな、標高2000メートル級の山が見える、上から見る分では人里は見えないな、これだけ大きな島なんだ人が暮らしていてもおかしくは無いだろう、もしくは暮らしていた痕跡位はあるはずだ、降りて調べてみるか

付近を調べてみたが普通の無人島のようだな

魔物も居るが人型ではなく獣型や鳥類や虫型だけのようだな、海には魚類やヘビ類の魔物も居るがな

奥の方を調べてみるか、特に山の辺りとかな

1時間ほど探索をしてるとついに見つけた

無人島ではない証拠があった

少なくとも昔は無人島では無かったようだ

これは古い施設のようだ、古代文明とでも言うべきかな

山の中腹辺りに隠れるように施設への入り口があった

さてどうやって入るんだろうか?古代文明にしては発展しているように見える

まるで俺の使ってる技術の数百年前の物と表現すべきか悩むな

そもそも俺の技術って映画を元にしたゲームの能力だしな~所謂SFってやつだし

この世界は剣と魔法の異世界だ、俺は別枠としても、これの説明がつかないだろう

入り口にあるコンソールに手を当ててソースを放出してみる

Pi!

プシュゥ!

ゴゴゴゴ~~~!


開いちゃったよ、ソースで稼働する自動ドアか、間違いなくこの世のテクノロジーじゃないだろう

まさか昔はこの技術があったとか?ホントに古代文明?

中を調べて見るとするか、何か分かるかもしれないしな

通路を進むいくつか部屋はあった、だが目ぼしい物は見つからなかった

やっとこ管理室のような場所に出た、ソースを注ぐとモニターに見た事が無い文字が並ぶ

スキャニングアイがあれば問題無く読める

誰かが残した文章の最後にこの研究室を放棄するという文面があった

どうやらソースの供給が出来ず機能停止してしまう前に持てる研究資材を運び出す指示があったようだ

ソースの供給が経たれた原因は大型の魔物の襲来で外部ソース供給機が壊れ、更にソースタンクも壊されたと記録されてるな、襲撃してきた魔物に関してはドラゴンだったと書いてある、当時はかなり混乱したろうな、ドラゴンは俺も見て無いな~怖いような戦ってみたいような

色々弄っているとこの施設のマップが表示された、地下に研究施設や資材の格納庫などがあるようだ、この混乱ぶりだ全部持ち出せてるとは思えない、行ってみよう

ここか、扉の奥には色々な物が散乱していた、研究資料と思われる物、薬品が入っていただろう壊れた容器、研究に使われていただろう機材、研究材料等、奥の部屋も見てみよう

これは!人の骨格?いや違うな、骨格に似せた金属フレームだ、まじかこれオリハルコンじゃねぇか!、あっちはなんだ?人ではなく人形とも違う、おっ!まじかよホムンクルスって表示されたぞ

破損していない状態のは1体だけか、骨格の状態のはプロセスが途中の物だったのか

施設に電源であるソースさえ供給すればまだ動かせそうだな

あれ?これ俺ならリアクター持って来て設置して配線繋げば動くんじゃね?

ゴレムロイド兵とは違う兵力が手に入るかもしれない

よしっ!戻って色々調達してこよう


俺はすぐに島へ戻り各種機材と資材と材料を持ちだした

勿論バーストストレングスの発着場建設セットも持って行く、管理はゴレムロイド兵に任せれば良いしな

それから2時間かけて設備を整えた、放置されていたホムンクルスがまだ使えるのか調べてみた

生き物じゃないからか稼働させると問題無くプロセスが進行しだした

完成間近のホムンクルスと骨格フレームの3体を完成まで進行させる事にした

完成間近のホムンクルスは女性型で形式名はHEF-87と書かれていた

人工知能の設定をAIチップで代用しよう、女性と言う事だし形式名から名前をヤナと登録しよう

コネクターにコードを付けてみた、謎技術により読み込みが可能になってる、何この万能技術、いくら俺が規格外だとしても古代文明の機材にまで対応してるとかおかしいだろ

あっ!勢いでホムンクルス作っちまった...これどうする?持って帰ったら絶対誤解される、しかも裸だしな、100%誤解の元だろう、ここにおいておけば良いかな

そんな事を考えていたら機材がピコー!ピコー!と音を立て始めた

モニターのメッセージを読み取るとホムンクルスが完成しパージされるらしい

プシューーーー!

機材の蓋が開きホムンクルスの目が開いた

「おはようございますご主人様」


「おはよう、名前は言えるか?」


「はい、私はヤナです」

AIチップの読み込みも問題無いようだ

スキャンしてみたらゴレムロイド兵より戦闘力があるぞ

身体機能は3.2倍ほど、処理能力も2.7倍ほど高いな

動力はソースで動くようだ、内蔵された小型動力炉に魔石を入れる事で動くようだが、燃費がとても良いぞ、ゴブリンの魔石1個で1か月稼働する設計になってるな

はっ!性能の前に服を着せないといかんかった、ってしまった服持って来てないじゃん

どうしよう、いったん戻るか?このまま放置は流石にな~

「ご主人様、私の役目を設定してください」


「とりあえずその場にて待機をしててくれ」


「...捨てられるのでしょうか?」


「違うから、準備が出来て無いので待機しててくれ、じゃ」

俺は悩んだ末に逃げた!


次話は手に入れた物の扱いに悩む


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ