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黒衣のソース使い  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
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50 辺境伯&武装強化

オリハルコンを湯水の如く使う



俺にギルドからの使いがやって来た

領主様との謁見の準備が出来たらしい

早速向かうとするか

ギルドまで行くと領主様の使いの馬車が止まっていた

「ベーダー準備は良いようだな、では行くとしようか」


「俺はこういうのは慣れてない、マスターにいろいろと教えて貰うとするかな」


「よせよ、俺だって慣れて無いぞ、とりあえずギルドカードは預けといてくれ処理をさせておく」

ギルドカードを渡し、俺達は馬車で領主邸へやって来た

流石領主の館だけあってでかくて豪華だ

「お待ちしておりました、こちらへどうぞ」

俺達は応接間へと案内された

暫くしてアレクシオス辺境伯がやって来た

「待たせてしまったな、今回の件で色々と書類整理が大変でな、あれだけの物を報告しない訳にもいかんのだ、だがうまく話を持って行く事が出来た、貴殿にはこの街だけでなく国そのものも守って貰ったようなものだ、改めて礼を言う」


「ありがとうございます」


「貴殿は目立ちたくないと言う話だったからな、国王陛下には詳細を知らせてはあるが話の分かるお方なので問題無いだろう、そして報酬の件だが..」


「別に報酬は必要ないですよ、アレを秘匿して頂ければそれで充分です」


「そうか、正直修復にお金が掛かるのでな、財政難だったのだよ、ああそうだったマナタイト結晶を売却したいと言う話もあったな、そちらの方はちゃんと買い取らせて貰う事になった」


「それはありがたい、渡しておいても問題無いですか?」


「今持っているならここに出してくれ」

俺は収納からマナタイト結晶を取り出してテーブルに置いた

「うむ、これだけの大きさは早々無いな、こちらが買い取りの金額だ、確かめてくれ」

200ディアルムがテーブルに置かれた

「こんなに良いんですか?」


「なに、多少高くても今必要な物だし問題は無い」


「それじゃありがたく受け取ります」


「うむ、今度はゆっくり話がしたいものだ、機会が合ったらまたな」


「はい、失礼します」


「ドーウェルは残ってくれ今回の件の調査書の件が残ってるからな」


「はい、分かりました」


「先に失礼します」

俺は領主の館を後にした

よ~し、ここでの用件も無事に済んだし戻るか~


・・・・・


俺は帰って来たぞ~

クレスポートのギルドへと顔を出す

「アメリさんただいま」


「あっ!お帰りなさいベーダー様、心配したんですよ、グランフォートはどうでした?」


「多少の被害は出ているものの無事に持ちこたえたよ、スタンピードも終わってもう大丈夫だ」


「そうですか~よかった~」


「ギルドマスターにも報告したいんだが今大丈夫か?」


「はい、大丈夫ですよ、執務室に居ますので案内しますね」

俺はアメリさんとギルドマスターの執務室へやって来た

ムカデの話はしておいて良いだろう、だが魔神や蜘蛛の事は内緒にしておこう

どうせこの世にもう居ないんだ、何の問題もあるまい

グランフォートでの報告を済ませ、アメリさんと別れて島へと戻って来た

さてと、神の金属をどうにか出来るようになったのだろうか?

インベントリ内に入れているデストラゴスを見てみる

ふむ、確かに浄化と加工が出来るようになっているな、とりあえず浄化しないと危険だろう

ぬっ!ぬぬぬ~これは結構きついぞ、ソースをゴリゴリ減らされる、俺の回復力より消費量の方が少し上のようだ、まぁまだ慌てるほどじゃないし様子を見てみよう

しばらく様子を見てみた所どうやら浄化が終わったようだ

おおっ!オリハルコンって書いてある!神の金属ってオリハルコンの事だったのか

これ全部オリハルコン?1トン位あんじゃね?調べた所正確には1282キロあった

加工が出来るようになったがどうするかな~

万能3Dプリンターに入れて何か作れ無いか見てみるのも手だな

ふっふっふ~楽しくなってきたじゃないか~

俺はしばらく島に籠る事になった


3日後

ふい~やべぇ、オリハルコンの万能さってすごすぎるぜ

フォトンブレードが強化されたのは大きいぞ

他にもゴレムロイド兵や戦闘ドローン、各種武器に船舶もそうだ

流石にヴォイドハーミットに使う分は無かったがな

ちょいと狩りをしてギルドに顔を出しに行くとするか~

もし可能ならまたアメリさんを島に呼んで過ごすのも良いな~

魔物を狩ろうと思ったら遠くで商船が襲われていた

見過ごす事は出来ないしな、助けに行くとするか

海賊船は全部で6隻、商船は3隻居た

商船の1つは被害が酷く沈むだろう、残りを助けに行く

スキャンの結果では海賊船に人質の類が乗ってないのが分かった

強化されたフォトンブレードの試し切りをさせて貰うとするか

ソースを注ぐ量をいつもより多くする、ブレードが5倍ほど伸び海賊船の船体をスパッ!と切り裂いた

続けて2隻3隻と切り刻む、4隻目を切った所で海賊が慌てて逃げだした

何処へ行こうと言うのかね?

ブレードを2本投げ海賊船の船尾を切り取る

これで終わりだ

沈んだ商船の人員と積み荷を回収してやるか

無事だった商船へ人員を運び込む

次に沈んだ商船から積み荷を収納へしまう、ついでに沈めた海賊船の物資を頂いておく

「大丈夫か?一応積み荷は回収した港へ行ったら積み荷を引き渡そう


「ありがとうございます、貴方はもしやベーダー様でいらっしゃいますか?」


「そうだが、俺の事を知ってるのか」


「勿論でございます、私の知人であるトーマスから良く聞いております」


「トーマスさんの知り合いだったか、これは良い時に通りかかったな」


「私はスタンリーを申します、以後お見知りおき下さい」


「こちらこそよろしくな、商船3隻ともスタンリーさんの船だったのか?」


「はいそうです、今回は商談と会合が重なり私が出向いていたのですが、運悪く海賊に狙われてしまいまして、本当に危なかったです」


「まぁ船は1隻沈んじまったようだがな」


「船は残念ですが人員と積み荷が無事でしたから良かったです」


「それじゃクレスポートまでは一緒に行ってやろう、俺も用事があるしな」


「はい、よろしくお願いいたします」

その後は何事も無く無事にクレスポートへ着いた

収納に入れてた積み荷を引き渡し俺は立ち去った


次話は色々と忙しく動くよ~


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