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黒衣のソース使い  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
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46 アレクシオス辺境伯&空飛ぶ破滅

スタンピードが始まる

出陣の時来る!



翌日ギルドマスターに呼び出された

例の件の事だろう

早速ギルドマスターの執務室にやって来た


「まず領主様の許可だが、限定的に許可が下りた」


「限定的ってのはどういう事なんだ?」


「まず領主様に実物を見せて、街中では使用しない事を確約して欲しいそうだ」


「それなら構わんぞ、場所は何処にするんだ?何しろデカいからな、庭に出せとか言われても無理だぞ」


「分かっている、北の平原に陣を張って貰った、そこに出して貰う手はずになっている、時間は今からで良いか?」


「ああ、構わんぞ早速行こうじゃないか」

俺とギルドマスターは街の北に向かった

そこには完全武装の騎士が10人ほどと執事風の男と煌びやかな衣服に身を包んだ強面の男が居た

彼が領主のランドベルク・アレクシオス辺境伯だろう、貴族と言うよりは騎士と表現した方が良いな

それにかなり強いな、俺の記憶にも彼ほどの強者は居ない


「ようこそ、初めまして、私がこの領地を治めているランドベルク・アレクシオス辺境伯だ、まぁ固い挨拶はこれくらいで良いだろう」


「初めましてアレクシオス辺境伯殿」


「早速で悪いが見せて貰いたいのだが良いだろうか?」


「良いですよ、かなり大きいので十分離れて下さい、人なんか簡単に潰れますので」

騎士達もかなり場所を開けて離れた、良し出すか、ほいっと

ズズズズーーーン!!

軽く地面が揺れた

「「「「「うわっ」」」」」

「これは....すごいな」

「たまげた、これほどとは思って無かったぞ」


「ご覧の通りの大きさの兵器です、更にこれは空を自由に飛ぶ事が出来るのでスタンピードの際は上から攻撃させる事になります」


「うむうむ、それとこれを街中では使用しないと約束してくれるのだな?」


「それは約束しますよ、本来ならこれを使いたくは無かったんだが、そうも言ってられないほど今回のスタンピードは危険すぎる、フライハイセンティピートだけでも街が滅ぶほどの危険さだった、それらは外にこぼれた魔物だった、ダンジョンからあれ以上のが出てきたら、打てる手は打っておきたかった」


「うむ、私も今回はかなり肝を冷やしたぞ、魔の森の奥地にしか生息していない災厄級の魔物が大挙して攻めて来る可能性は十分に考えられる、私も打てる手は打っておきたいのは同じ気持ちだ、ベーダー殿よろしく頼む」


「ああ、任せて欲しい、街の防衛はそっちに任せる事になると思う、念の為森の外周部に俺の兵隊を配備させておくけど、街の壁を守る役目は頼みますよ」


「それは何とかしよう、スタンピードが何時発生するか予想が経たないが厳戒態勢を布く事にした」


「分かった、俺はこれに乗って現地上空で魔物を間引きながらその時が来るのを待ちます、では先に失礼させて貰います」


「何卒頼む」

「頼んだぞ~」

「「「「「ベーダー殿に敬礼!」」」」」シュイン!バッ!

俺は皆に見送られ現地へと向かった、森の外周部に30体ずつのゴレムロイド兵部隊を6か所設置した

これが終わったらもっと増やしておいた方が良いな、南の漁村にも配置しちゃったし数が足りなくなってきたな


・・・・・


ふーむ、魔の森からプレッシャーを感じる、何か出たな、これは危険だな

「お前達はここで防衛をしていろ、少し出て来る」


「了解しました、行ってらっしゃいませ」


大きな反応が出た方へを飛んで行く

アレは何だ?ここから見えるか、おっ


名称:フライハイブラッディセンティピート

概要:動きが素早く空中を自由自在に飛び回る、強力な消化液を噴射してきて非常に危険、殻は固く防具の材料になる

魔石×1、牙×10、殻×50

価格:魔石20ディアルム、牙5ディアルム、殻50ディアルム

備考:魔石は様々な用途に使用される、牙は主に武器に使用される、殻は主に防具に使用される

魔の森の奥に住む幻の存在、空飛ぶ破滅とも呼ばれ一度暴れれば国が亡ぶとまで言われている


おいおいおい、これは何だよ、あまりにもデカいぞ、全長30メートルはいってそうだ

こいつも速いのかな?とりあえず接敵してみるか

目が合った!距離は200メートルは離れている、次の瞬間目の前に居る!ステップパネル!

ガインッ!!

速いとかってレベルじゃない!

俺でも反応するのがやっとだと

これだと切るのは難しいな

ああ、そうだ、そんなに何か食いたいなら飛び切り刺激的な物を食わせてやろう

ベルトからグラビティボムを外しタイミングを計る

右に左に回避しつつ大口を狙ってフルスローイング!スポッ

よっしゃ入った~

おっといかん逃げねば、上空に連続跳躍!

カッ!ドゴーーン!!

やったか?

あっしまったフラグたてちった、うをっあっぶね!

あれ食らって生きてるとかマジで化け物じゃないか、だが目に見えて鈍くなった、これならいける


二刀流曲技「光剣乱舞激」

ザシュッ!ザシュッ!

テレキネシスで二本のフォトンブレードを回転刃の様にして振り回すめちゃくちゃな技だ

流石に動きが鈍くないと狙えなかったな

さっさと収納しとこう

んっ?

この反応はダンジョンか!

凄い数が一気に出て来たスタンピードが始まったか

もう数え切れんな数十万位居るみたいだ

これは街どころか国が亡ぶほどの数だな、外を片付けたら中の掃除をした方が良いな

おっとこうしてはおれん一旦船に戻ろう


次話は元凶の調査をする


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