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黒衣のソース使い  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
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45 厄介な魔物&現状報告

魔の森へ帰って来た

激しい戦いが始まろうとしている


俺は魔物の配置を確認しに行くとしよう

グランフォートから4日ほどの場所にダンジョンがあるらしい

現在は魔の森からグランフォート側へ魔物が少数だが出てきてると言う状況

森の中には危険すぎて入れないそうだ

冒険者が居るな、3パーティだな

「やあ、状況はどうなってるんだ?」


「お前は確かベーダーって言ったか?最近見なかったが無事だったのか」


「クレスポートを拠点にして活動してたんだよ、でこっちがかなり危険だって聞いたから様子見に来たんだ」


「そうだったのか、魔の森にダンジョンが出来ちまったせいでかなり危険だ、ダンジョンは飽和状態になってると思われる、もう何時スタンピードが起きても不思議じゃない状況だ」


「それはまずいな、ちょっと見て来る、まずいと思ったら即座に逃げる事を勧めるよ」


「おいっ魔の森は危険だぞ、前なら良かったかもしれんが今は魔物が多すぎてやばいんだ」


「大丈夫だ、今の俺なら数百くらい何とかなる、じゃ行ってくる」

俺は魔の森に入って行く

確かに多いな、しかもゴブリンとかトレントなんかの楽な奴が居ない

ルビータイガークラスが何匹も居るな、クリスタルビーの数やべぇな数百匹近く居るな

これはちょいと間引かないとまずい

収納からゴレムロイド兵を100体出す

「お前達は20体を1組で行動し、魔物を発見次第殲滅せよ」


「「「「「リョウカイ シマシタ」」」」」

俺は奥を目指す

こいつは見た事が無いな

巨大な空飛ぶムカデ?

スキャニングアイ!


名称:フライハイセンティピート

概要:動きが素早く空中を自由自在に飛び回る、牙には毒もあり非常に危険、殻は固く防具の材料になる

魔石×1、牙×10、殻×30

価格:魔石3ディアルム、牙5万ディアー、殻10ディアルム

備考:魔石は様々な用途に使用される、牙は主に武器に使用される、殻は主に防具に使用される

魔の森の奥に住み滅多に見かける事が無い、空飛ぶ災厄とも呼ばれる


なんだこりゃ、危険すぎるだろ、しかも森の奥の魔物かよ

こいつはここで仕留める

はっ!なにっ!避けやがった、ルビータイガーより速いぞ、厄介な

そっちが飛ぶならこっちも飛んでやらぁ空中戦だ!

ブレードを食らえっ!

手に持ったブレードを投げつける、回避した所をテレキネシスで操作して切る!

ズバッ!

ちっ浅い

正面から突撃して衝突寸前でサイドステップ!から振り下ろし!

ズバンッ!

っしゃ~頭切り取ったぜ

収納に仕舞って下に降りる

これは思ったより状況が悪いぞ、こんなのが数匹出てきたら俺1人じゃ対処できん

スタンピードの規模と質によってはアレを使わざる負えないな

ダンジョンを視認しておこう

その後も数十匹の魔物を倒しやっとダンジョンが見えるところまで来た

ああ、そうだよね、そんな気がしてた、うん

フライハイセンティピートが2匹か

ここは開けてるし損害度外視でこいつらだけでも仕留めとこう

収納からゴレムロイド兵を30体出し攻撃命令をしておく

俺はまずは1匹だ、上空へ誘い空中戦に入る

うをっ!ゴレムロイド兵を無視して2匹とも来やがった、めんどくせぇ

くっそ、避けるな!

ぐわっ!

おいおい、初被弾じゃね?こいつら連携がすげぇ、番か?ますます厄介な

ここは仕方ない、突っ込んで受け止める!更にテレキネシス!動きを封じる

「今だ!こいつを撃ち抜け!」

ゴレムロイド兵が一斉射撃をする、暴れてるが逃がすか!テレキネシスでも完全に抑えられない

致命傷にはなってないが、大ダメージだろう、こいつはゴレムロイド兵に任せる

もう一匹へ集中だ

正面から切る!

グニャっと回避してくるが予想済みだ!ブレードを飛ばして刺さった所を高速回転!頭を切断した

もう一匹も集中砲火で地面に落ちた

はぁはぁこれはきつい

俺の能力で初めての苦戦じゃないか?

これは街がやべぇぞ

一旦この情報を持って帰ろう


・・・・・


俺はギルドマスターの執務室に居る、さっき見て来た事を話し終わった

「今の話は本当なのか?」


「ああ、かなりまずい状況と言える、俺が戦ったフライハイセンティピートが複数攻めてきたらやばいぞ」


「冗談だろ、災厄級の魔物が複数攻めて来るとかどうすれば良いんだよ」


「はぁ、あまり目立ちたくはないから使いたくは無いんだが、この街が無くなるのに比べれば仕方ないとは思ってる、だが俺の立場ってのが悪くならないように根回ししてくれんか?」


「何か打開策があるのか?俺で出来る事ならしてやるが」


「ちょっとした過剰戦力の投入だな、まぁとんでも兵器だから領主の許可が欲しい、この街の近くで使用しても良いって言うな」


「それはどんなものか聞いても?」


「領主の許可を取ってくれるって言うなら教えても良いぞ」


「分かった確約は出来ないが街の危機なんだ、領主様も許可を出してくれると思う」


「そうか、全長100メートルの空飛ぶ船だ、更に小型の空飛ぶ兵器が100機ほど、地面に穴が開くような強烈な攻撃が出来る」


「はっ?ちょっと待てそんな物があるのか?しかもその話がほんとならこの街だって地面が大変な事になるじゃねぇか」


「勿論街中じゃ使わないぞ、街から離れた場所からダンジョン付近上空でスタンピードを殲滅するのに使用する」


「うーむ、良し分かったこれから領主様に掛け合ってみる、が正直信じろと言っても信じてくれるか分からん、期待しないで待っててくれ」


「まぁこの街の存続と天秤にかけたら決断してくれるかもな」


「そこらへんはしっかりと説明してくる、そうだ、フライハイセンティピートの素材少しくれんか?領主様への説明に使いたい」


「良いぞ、これとこれを持って行ってくれ」

俺は収納から魔石と殻を取り出して渡した

「すまんな、では行ってくる」

俺もギルドを後にして宿屋に戻る


次話は秘密兵器の出撃だ~


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