41 トーマスの船&海賊船の捕虜
高性能な商船、いや軍船と言っても良いかも
美女4名&美幼女1名ご案内~
さてと
特殊な船は普通の船員じゃ扱えないしな、普通に帆船が作れないか見てみよう
うーむ、帆船で大きさは40メートル級が良いだろう、それでいて積み荷を積めて安定性もあるやつ
おっこれとか丁度よさげ
全長38メートル、全幅8メートル、積載量550トン、船員12名、ラピッドブリガノス
これかなり良いじゃない、積載量もこれなら問題無いな、後は材質に手を加えてみよう
カーボンナノファイバーを張り巡らした薄い金属板を外側に張り付けて補強しといてやろう
あっシーサーペントの皮で薄い帆が作れないかな、材料入れて検索してみよう
ほうほう、やはり出来るこれで帆を作れば帆が破れる心配も減るだろう
マストにも金属補強を施しておけば折れないだろう
ちょいと材料が足りん、捕ってこよう&採ってこよう
・・・・・
良し、材料は揃った、早速船を作っちまおう
ピーッ
ピ――――
ピ――――
ピ――――
ザブーンッ
よーし完成だ~
これ思ったより迫力があるな~
外に補強として付けた金属板が良い味出してるな
防衛手段として軽量大砲を両舷に2門ずつ配置した
補強材と大砲のせいで積載量が400トンに減ってるがこれだけあれば良いだろう
むしろ襲われても壊れにくい仕様だから良いんじゃないかな?
砲撃なら1発や2発当たっても大丈夫だろうし
トーマスさんに持って行ってやろう
・・・・・
トーマスさんの事務所に戻って来た、そこそこの時間が経ってしまった
事務所に入るとすぐに執務室に案内された
「ベーダー様お帰りなさいませ、船の方は調達できますでしょうか?」
「問題無い結構良いやつが出来たぞ、持って来たから受け渡しが出来るぞ」
「えっ作って来たのですか?この短時間で?流石ベーダー様ですね、船は港のドックにお願いします」
案内されたドックに来てみた、広さは十分だ早速船を収納から取り出す
ドボン~ザザー
「おおお、これは凄い、表面の色が普通のと違いますね、これは金属ですか?」
「おうそうだぞ、木の船の補強材として表面に金属版を張り付けてある、マストも補強してあるし帆はシーサーペントの皮を薄くして作ってあるから強度は申し分ないぞ」
「シーサーペントの皮で帆が作れるのですか?それはすごい技術ですね、これほどの船をご用意して下さるとはありがとうございます」
「お金は80ディアルムで良いぞ」
「宜しいのですか、これだけの船だったらその倍はするくらい価値があると思いますが」
「予算を聞いて作ったんだ問題無い」
「誠にありがとうございます、すぐにお金の用意を致します、事務所に戻りましょう」
その後お金を受け取った
トーマスさんは海運ギルドに船の登録の為出かけるそうだ
俺も用事は済んだので戻る事にした、商会一同から大変感謝された、良い事をすると気分が良いな
・・・・・
さてと戻って来たが何しよう?暇だぞ~
ん?総司令部のリーダーから報告があるそうだ行ってみよう
「マイマスター、1時間ほど前に海賊船が警戒領海内に侵入した為撃沈しました」
「おお、海賊船が領海内に入って来てたのか、うむその調子で警戒をしておけ」
「了解しました」
撃沈した海賊船の場所を聞き行ってみる事にした
ここらだと思うが、海の底に何かあるな、潜ってみよう
水深15メートル辺りに船の残骸が散らばっている、これはうん、情け容赦のないほどのバラバラだな
船が10個くらいに分かれて沈んでるや、積み荷で何か残ってるかな?
箱が3個ほど無傷で見つかったくらいで後は壊滅だな、箱は頂いておこう、他にはないし戻るか
そろそろ日も落ちるし今日はのんびりするとしよう
美味い夕食を食べ、風呂に浸かり、暖かな寝床でぐっすり~
気持ちの良い目覚めだ~ただ隣にモフモフの存在が居ないのが残念ではある
そのうち一緒に過ごせるようにならないかな~
ではうまい朝食を食べるとしようか~
ワカメのサラダ
魔浅利のソテー
クリームスープパスタ
豆と鶏肉の煮物
どれもうまかった~
午後まで少しのんびり過ごしてから活動しようかね~
ビーッ!ビーッ!ビーッ!
アラートだ、のんびりしようと思ってたのに何事だ
指令室へ行くとリーダーから報告があった
「マイマスター、警戒領海内に海賊船が侵入してきました、現在迎撃中です」
「そうか、ふむ、攻撃は当たったのか?」
「はい、二発命中し船は傾き始めています」
「攻撃を中止して待機だ、俺が現地に行ってみて来る」
「了解しました、全軍に継ぐ攻撃中止!繰り返す攻撃中止!」
それじゃ海賊船のお宝を貰いに行ってくるか~
基地を飛び出し煙を上げてる船へと接近する、船では怒号と苦痛の呻きが聞こえて来た
サーチセンスを使って人数を調べてみる、ん?船倉に固まって5人の反応がある、これはまさか捕虜、もしくは奴隷か?ちょっと見に行った方が良さそうだな
傾いた船の側面を切り取り船倉へと向かう
ここか、扉を切り中を覗いでみる、女性が5人、1人は女性と言うより幼女だな
「おい、お前たちは捕虜もしくは奴隷か何かだろうか?」
「貴方は誰ですか?私たちをどうするつもりですか?」
気の強そうな女性が他の女性をかばい前に出て聞いて来た
「俺は通りすがり?いや近くに住んでる者だな、お前たちが捕まってるのなら助けようと思って来たんだが、お前たちの状況を教えてくれないか?」
「....分かりました、私達は海賊に捕まったリーンガルド皇国の人間です、助けてくれるのですか?」
「この船はもうすぐ沈む、まさか捕まってる人が居るとは思わなくてな、海賊船だったから攻撃してしまったんだ、だから助けるのは俺の責任だろう、全員を救助するこちらから外に出られるので付いて来てくれ」
先ほど開けた船の側面から出る、セイバーチャリオットを収納から出してハッチを解放する
「これに乗ってくれ、海賊船はもう沈みそうだ急いでくれ」
5人が乗り込んだのを確認してハッチを閉める
「全員無事だな?怪我や体調の悪い者は居ないか確認してくれ」
「大丈夫です、全員無傷ですし体調も悪くありません」
「よし、では近くの島が俺の所有になってるんだそこに案内しよう、詳しい話は落ち着いてからにしよう、では出発する前にシートに座ってこれをここに嵌めて固定しといてくれ、そうそれで良い」
島に5人を連れて帰った
次話は美女&美幼女達との交流




