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黒衣のソース使い  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
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39 島デート&お泊り編

アメリさんとのイチャイチャデート

美味しい物を食べのんびり過ごす

いいね~


「昼食の用意が出来てますので行きましょうか」


「はぃ、よろしくですぅ」

少々声がか細くなっているようで聞き取りにくい

手を差し出すと躊躇いがちに腕を組んでくれた、アメリさんの毛並み柔らかい、他の所も柔らかいが...

うーむ、これは気が付いてるのか動転して気が付いてないのかどっちだ?

腕を組んで柔らかいモノが押し当てられている、これが女性の神秘と言うやつか、俺は何を言ってる?

やばいこっちまで気が動転してるじゃないか

冷静さを保ちつつ(あくまで表面的に)俺の特別室まで案内した


「席へどうぞ、順番に料理を運んで貰いますので、お待ちください」

給仕用のワーカーに料理を運ぶ指示を出す

テーブルの上に魔浅利のスープとモモイロビウオの切り身が並んだ

「まぁこのお魚すごく綺麗な色してます、これは何という魚なのでしょうか?」


「この魚はモモイロビウオと言う魚です、とっても美味しい魚ですよ」


「初めて見ました、こちらのスープは大きな貝が入ってますね」


「そちらは魔浅利と言う貝を煮込んで作ったスープになります、独特な風味ですが口に合うと思います」


「では早速頂きますね、わぁこのスープはとても濃厚なお味ですね、魔浅利の身もプリプリで味が濃いです、他にもお野菜の味が染みてますね、とても美味しいです、こちらのお魚も頂いてみますね、香りの高い薬草でしょうか?それとさっぱりした塩味がとても合いますね、お魚もしっかりした歯ごたえで私とても好きになりました」


「次はタラバエビのチーズ焼きになります、熱いのでやけどに注意して下さい」


「チーズの焼ける良い匂いですね、しかも大きなエビですね、こんなに大きいのは見た事が無いですよ、頂きます~美味しいです~チーズの香ばしさと濃厚さそれにエビの弾力のある歯ごたえにエビの味噌の風味、胡椒も効かせてありますね、なんて贅沢な料理なのかしら、これほどの料理は一般のお店には中々でないと思いますよ」


「まだ食べられますか?最後の料理がありますけど、どうしますか?」


「はいまだ大丈夫ですよ、最後は何でしょうかね、楽しみです」


「最後は海鮮あんかけ焼きそばと言う料理です」


「海鮮と言うと色々な魚介類が使われてるんでしょうね、それを焼きそばにかけてるのでしょうか?」


「こちらです、これも熱いのでやけどに注意して下さいね」


「はい、これも良い匂いがしますね~とろみのついた魚介とお野菜が焼きそばにかかってて美味しいそうです、では頂きますね、これは凄いです、魚介と野菜の味が1つになって焼きそばに良く合います~これは調味料に醤油を使っているのですか?とても良く合いますね」


「そうです、味のバランスのとり方が難しいですが、うまくまとまるととても美味しいんですよね」

調整が非常に難しかったが一度決まれば次からは同じものが作れる、オートマチックキッチン様様だな~

「午後の予定はどうしますか?」


「もう一度ビーチでのんびりしたいです、あの穏やかな風の中ぽかぽか陽気に包まれたいです」

猫かな?いや猫人だから猫の性質があるんだろう、なら日が傾くあたりで生け簀の見学をしても良いな

「分かりました、ビーチでのんびり日向ぼっこしましょう」

ビーチへとやって来た

アメリさんはクッションのある背もたれチェアーにの転がると気持ち良さそうにしていた

テーブルにジュースを置いておく

ふと見るとアメリさんは眠りに落ちていた

こうしてみると子猫の様にも見えるな~丸まって実に可愛らしい、暫く見守ってあげよう

午後3時を回る頃、アメリさんが起き上がった

「あら?やだ私ったら、何時の間にか寝ちゃっていました」


「おはようございます、とても気持ち良さそうに寝てましたよ」

ボッ!ッと顔を真っ赤にした

「もう~なんで起こしてくれなかったんですか~しかも寝顔見てたんでしょ!」


「それは済みません、あまりにも気持ち良さそうに寝てたもので、寝顔も可愛かったですよ」

それを聞いたアメリさんがポカポカ叩いて来た、可愛い!

「まぁまぁ、そう怒らないで下さい、この後生け簀に案内しますから」


「生け簀ですか?捕まえたお魚を入れておく場所でしたよね?」


「はい、海の一部を隔離して魚を放し飼いにしてるんですよ、今では100種くらいの魚が見れますよ」


「まぁそんなにいるんですか?それはぜひ見てみたいですね」

どうやら機嫌はなおったようだ

「こちらです、恐らく規模では俺の生け簀が最大では無いかと思います、どうぞご覧ください」

島の地下側を通り生け簀の横に出る、ここは分厚いアクリル板で生け簀の中が見えるように作ってある

100種300匹くらいの魚が泳いでるのが見える

「わ~これ凄いです~なんですかこれは!」


「透明の強い板を壁に埋め込んであるんですよ、ここから生け簀の中を観察できるようにしてあります」

アメリさんは終始興奮して眺めていた

夕食はどうするか聞いたら、食べて帰りたいとの事だったので、美味しい夕食を用意する事にした

メニューは


フカヒレのスープ

ヒラメのカルパッチョ

シーサーペントのステーキ

キャベツとトマトのサラダ

リンゴとモモのシャーベット


うん、こんな所だろう

夕食が出来るまでアメリさんには部屋で寛いでもらう事にした

調整が意外と難しいからな~慣れてきたとはいえ、まだまだ精進が必要だな

悪戦苦闘しながらも満足のいく夕食が出来た

アメリさんを呼びに行こう

夕食はアメリさんの絶賛の嵐だった、満足してもらえて良かった

夕食後帰り支度をして貰おうと声を掛けた

「アメリさん遅くなるといけないですし帰りましょうか」


「...あの、今晩泊めて貰えないでしょうか?」

俯き加減で顔を真っ赤にしながらそんな事を言ってきた

ファッ?お泊り?え、でもそれってアレじゃない?

ジッと見られてる

「何を言ってるんですか、明日仕事じゃないんですか?」


「大丈夫です明日もお休みなんです、ダメでしょうか?」

....これはもう良いって事かな?勘違いじゃないよな、良し確認しようそうしよう

「ご自分が何を言ってるか理解してますか?俺も男ですから、その~ですよ?」


「ぁぅ、はぃ、大変良く分かっております、でもそのぉ...なのですぅ」

消え入りそうな声と真っ赤になって縮こまったアメリさん可愛い

そして空が明るくなり始める頃眠りについた


....羨ましい


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