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黒衣のソース使い  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
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3 テンプレ展開&南海の絆

色々と大目に見てください。


居た!


盗賊風の連中が、馬車を取り囲んでるな、盗賊は全部で10人以上か。

テンプレ展開ってやつだな。


馬車を守ってるのが5人か、見るからに冒険者風だな。

あっまずい、戦士風の男性が体当たりで倒された。


「ヒャッハー、死にやがれ~!」

「お前がな」

ブシュッ!


ヴォン、ブシュ!

ヴォン、ブシュ!

ヴォン、ブシュ!


戦士に止めを刺そうとしてたやつの首を切断し、立て続けに3人の胴体を切断した。


「助太刀しよう。」

「助かる!」


ヴォン、ブシュ!ヴォン、ブシュ!

盗賊風の奴等が動くより先に、近くにいた2人の胴体を真っ二つにした。


「なんだこいつは!弓っ!奴を射殺せ!」

ヒュヒュン!

二本の矢が飛んでくるのが見える、軽くブレード振る。

ブンブン、パキペキ!

矢は簡単に真っ二つになった。


「テメェ、ふざけたカッコしやがって、ブッ殺す!」

「ボリン!前に出過ぎるな!後ろの奴の魔法が来る!」


馬車の横にいた、魔術師風の女性から、火の玉が飛んで行った。


「うを!あぶねぇ、あの女は後でたっぷり可愛がるぜ、兄者~まずは一緒に黒いのをやろうぜ~」

「おっしゃ、分かった、ボリン同時にかかるぞ!お前らは雑魚どもの始末をつけろ!」


残りの盗賊風4人が、俺を迂回して馬車の方に進んだ。


あっちは、冒険者達に任せるか、俺はこいつらの始末をつけよう。


ヴォン、ブン、ビュオン!

「ギャアァァァ!」

素早く三連斬撃を繰り出す、ボリンとかいう奴は、三つに分かれて地面に崩れた。

ドチャ!


「ボリン!てめぇよくもやりやがったな!」

ヒュン、ブンブン、ズバッ!

「ガハッ・・・なんじゃこりゃぁぁ!」

こっちは4連斬撃を食らわせてやった、バラバラになって地面に崩れた。

ドチャ!


離れている弓持ちにブレードスロー!

ヒュン、ズバッ!


「サイコキネシス!フン!」

ボキンッ!

首の骨を圧し折った。

一人は、真っ二つ、もう片方は、首があらぬ方を向いている。


ドサ、ドサ!


馬車の方を見てみると、護衛らしき冒険者達が、残りの盗賊を倒していた。

改めて見ると、盗賊風(おぞらく盗賊だろう)は14人居たみたいだ。


戦士風の男性が声をかけてきた

「助力感謝します、我々だけではとても勝てませんでした、

こいつらは、B級指名手配犯のバボヘッド盗賊団で、ここらではかなりの被害が出てる奴等でした、

私は南海の絆という、冒険者パーティのリーダーをしている、ドレッドと言います。」


盗賊風いや斥候役っぽい男性

「あっしは、ネルソンってもんです、助かりやした。」


重そうな鎧と大きな盾を持った男性

「モンタナだ、とても助かった、感謝する。」


魔術師風の女性

「シャルンと言います、助力がなければ、どうなっていたか分からなかったわ、ありがとうね。」


見るからに天使の様な女性、え!輪っかと羽が生えてるんですけど....

「エリザベスと申します、うふふ、天使族を見るのは初めてですか?かなり珍しいですからね、

この度は危機的状況を回避する事ができ、誠にありがとうございました。」


(天使の様ではなく、天使だったのか!この世界天使が普通に居るんだな。)


俺は黒衣のヘルムを外して話しかけた。

「これはどうも、俺はベーダーだ、かなり困ったことになっていて助けが欲しいのだが、

頼めないだろうか?」


「助けてもらったんだ、私達で出来ることなら助けたいが、何をすればいいんだ?」


「実は気が付いたら、見知らぬ森の中に居て、食料も金も無い状態だったんだ、

だから食料を分けてもらえないかと思ってな、後街の場所を教えてほしい、

ついでに、お金になりそうな物を、いくつか買い取ってもらうことも出来ないかな?」


「そう言うことなら、ちょうど良い人が居るよ、私達は今、あの馬車の所有者の商人を護衛中でね、

彼と交渉してみると良いよ。」

「だけどその前に、賊の後始末が先だね、このままだと魔獣や肉食の獣が寄ってくるかもしれないし、

賊の死体でも、街の衛兵詰め所に持っていけば、確認後に報奨金が支払われるんだけどね、

さすがに数が多いし、バラバラになったのが多いから、首領以外は燃やしていこう。」


「それだったら、俺が全部収納スキルで持っていくよ、バラバラにしたの俺だし。」


「えっ収納スキルを持ってるの?しかもこんなに多く入るのかい?」


「ああ、収納スキルの容量がかなり大きくてね、これくらいなら入るよ。」


「へぇ、容量の大きい収納スキルは珍しいんだよ。」


俺は、盗賊の死体をすべて回収した。

「回収は終わったよ、商人と話す前に、何か食べ物をくれないか?もうさすがに限界が近いんだ。」


「そうだったね、これを食べると良いよ。」

ドレッドが、布の包みと小瓶を差し出してきた。


包みを開いてみると、ドライフルーツパウンドケーキが入っていた。

小瓶はアルコール度数が低いワインだった。


「これはうまそうだな、ありがたく頂くよ、うん、これはうまいな、まさに生き返るようだ。」


「ははは、大げさだな~」


「いやいや、さっきまで餓死寸前だったんだ、ほんとに助かったよ、やっとまともな食事が出来た。」

ハングリーゲージが58%

スタミナゲージが80%

良かった、これで一安心だな、街に着いたら、絶対に食料の確保は怠らないようにしよう。

後は、商人と交渉して、街情報と素材の取引が出来たら、当面の問題は無くなるな。


「よし、それじゃ商人を紹介して貰えるかな?」


「了解だ、馬車の方に来てくれ。」


俺はドレッドと一緒に、馬車に向かって歩いて行った。


不定期更新になります。

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