26 食道楽&3日目(前編)
長すぎたので2つにぶった切った
フグ食っただけで終わっちゃったよ
さぁ今日も張りきって食道楽!
レッツラゴー(古い!)
さぁまずは朝食からだが、どこ行くかな~
行ってない店に行きたいよな~
そうだまずはアンコウ料理屋『提灯』のチェックからしよう
おっ!人が居るしかも料理人っぽい恰好してるから店の人か?行ってみよう
「料理のご予約の方は並んでください~本日はアンコウが入荷しましたので予約の受付をします~」
なんと!そう言う事なら並ぶぜ~俺の前には3人の人が並んで居た
どうやら予約の人数の確認らしい、材料に限りがあるので人数制なんだそうだ
「ご予約の方ですか?」
「ああ、1名予約を取りたい、大丈夫か?」
「はい、1名様ご予約でございますね、お食事は本日の夕刻になります、お時間大丈夫でしょうか?」
「うむ、問題無い、その時間にここに来れば良いか?」
「はい、お名前をお願いします」
「ベーダーだ、夕刻に訪問させて貰う」
「確かに、承りました~ご来店お待ちしております」
よっしゃ予約ゲット~アンコウ料理のコースだそうだ、お品書きを貰った
アンコウと大根の煮物
アンコウの胃袋の唐揚げ
アンコウの肝ソース焼き
アンコウ鍋
と言うコースメニューのようだ、夕飯が楽しみだ!
夕飯は確定したから朝食を食いに行こう~
朝は軽めに『てっちゃん』に行こう
やはり朝は空いているようだ
お品書きを見て食べる物を決めて店員を呼ぶ
「いらっしゃいませ~ご注文はお決まりでしょうか?」
「フグ刺しとフグ鍋と白子焼きを頼む」
お酒は自重した
「かしこまりました~少々お待ちください~」
10分後料理が運ばれて来た
「お待ちどう様です~フグ刺しと白子焼きとこちらがフグ鍋になります~」
まずは白子焼きを食べてみるか、食った事無いんだよな~さてどんな味なんだろうか?
プルプルの白子をパクリッ!
うを~磯の香りが口に広がり、なめらかで濃厚な味が後から押し寄せて来る感じだ
これは確かにうまいな当然鍋にも合うんだろう、だが今日は夜にアンコウが控えてるから今度だな
お次はフグ刺しだポン酢で頂こう
うっま!さっぱりした身とほのかな甘み、それがポン酢の酸味と合わさっていくらでも行けそうだ
よーし、では最後にフグ鍋だ~
ポン酢とゴマダレの2種類用意されてるのでどっちも行ってみよう
うん、良い味だ~ポン酢は酸味が効いてるのでさっぱりとした味わいでうまい
コンブとカツオブシにフグとハクサイやニンジンやネギといった野菜からも良い出汁が出てるな~
ゴマダレも濃厚で香ばしいゴマの風味が合うね~
そういやこのフグって何のフグだろうか?ちょっと聞いてみるか
「すいません~」
「はい、どうかしましたか?」
「ちょっと聞きたい事があったんですが、このフグって何の種類を使ってるんですか?」
「フグは月光フグと言う種類のフグなんです、捕獲が結構難しいんですよ」
「へーそう言うフグなんですね、勉強になります、食材について全く知らなかったもので」
「魚市場の漁師の方が詳しいですから、興味があるのでしたら聞きに行くのも良いですよ」
「そうですね、他の食材についても知りたいですし後で行ってみようと思います」
俺はお金を払い店を後にした
魚市場には行った事が無かったな、昼飯まで時間あるし行ってみよう
昼前だから人が少ないと思ったらすごい人が多かった
何故人が多いのか近くに人に聞いたら、時間によって取れる食材が違うので24時間フル稼働だそうだ
なるほど納得だ、今は朝から昼にかけて取れる食材が持ち込まれるので昼食の食材目当ての人が多い
船が戻ってくるまで待機してる魚市場の係りの人に色々な食材について教えて貰えた
月光フグは、月夜の晩にしか姿を見せない、特殊な生態のフグでとても臆病で音に敏感らしい
専門の漁師が居るくらい捕獲が難しく、1人前になるのに5年は修業が必要だそうだ
船が何隻も帰って来たみたいだ、魚市場が戦場の様に慌ただしくなった、邪魔になりそうだから帰ろう
昼にはちょいと早いか、そうだワニの査定が終わってるんじゃないか?行ってみよう
ギルドにやって来た
お、アメリさんが居る
「こんにちは、ワニの査定って終わってます?」
「ベーダー様、こんにちは、査定は終わってますよ、後橋の報告と復旧物資の支援の報酬もあります、
ギルドマスターから確認もしたいそうなので、お時間が宜しかったら執務室にお願いできますか?」
「昼食までに終わるんなら問題無いよ」
「それほどお時間は取られないと思います、こちらです」
アメリさんの後を付いて行く
コンコン
「アメリです、ベーダー様がお越しです、今大丈夫でしょうか?」
「おお、待ってたぞ、入って貰え」
中に入るとギルドマスターは書類の山に囲まれていた
「今回の事は色々と助力感謝する、これだけ事が早く進むとは思っていなかった」
「それほど手間はかかってないので問題無い、それよりすごい数の書類の山だな」
「今回の事と前からの問題の書類でな、書類整理で手いっぱいになるとは思わなかった」
「大変そうだが俺からは頑張ってくれとしか言えないな」
「それはそうと、ドーウェルからの手紙を読んだぞ、色々ととんでもない事が書かれていた」
「まぁそうですね、としか言いようが無い」
「はぁ書類仕事だけでも手に負えないってのに、厄介事に巻き込まれないように手は打っておくぞ」
「それはありがたい、それはそうと報酬が貰いたいんだが?」
「そうだったな、ワニの討伐と橋の報告及び再建の資材提供の報酬を受け取ってくれ」
そう言ってギルドマスターは封書を渡してきた
中を見ると、うん、お金だった
35ディアルムも入っていた
「これは多くないか?」
「今回は緊急を要する事だったからな、色を付けされてもらってる、それでも安いと思ってるぞ」
「そうなのか、それほどたいした事はしてないんだがな~通りすがりで対処しただけだ」
「偶然でも対処してもらえて良かった、この街の経済的損失を考えたらと思うとゾッとするぞ」
「まぁそれなら問題無いな、他には何も無いようなら失礼させてもらうよ」
「また何かあったら頼らせてもらうぞ」
俺はギルドを後にした
さぁお金もたんまり入ったしどこ行くかな~夜はアンコウだから軽く済ませるかな~
俺は期待に胸を膨らませて街を散策した
後編に続く
何気にフラグを回収しに行きます




