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黒衣のソース使い  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
27/138

25 食道楽&2日目

カニ!


縁日!


ウナギ!



朝が来た!

今日も張りきって食道楽!

さぁまずは朝食を何処で食うかな

ふむ、カニ食いたいな、『カニヅクシ』に行くか

店の前にやって来た、朝からカニ食う奴が少ないんだろう空いていた


「いらっさい~メニューはこちらでさぁ、決まりましたらお呼びくだせ~」

微妙に言葉使いがずれているような?まぁいいや

メニューを見て何にするかを思案する

カニの種類で値段が違うな、フラワークラブとかニードルクラブとかは安いんだな

レッドブランチクラブとシーハイクラブは割と高めだ、ここは1番高いのにしよう、キングクラブだ

「すいません~」


「はい、お決まりでしょうか?」

さっきと違う人がやって来た

「キングクラブの刺身と焼きを1杯ずつください」


「まいどありがとうございます、少々お待ちください~」

10分ほど経ってからカニがやって来た

「お待たせしました~こちらキングクラブの刺身と焼きでございます、どうぞご賞味ください」

俺は早速頂くことにした、まずは刺身だ

うわ~これ凄いな、味が濃厚で甘みが口の中に広がる、更にはカニの汁が溢れるほど滴ってる

カニミソを付けて行ってみるか、これはまたうまい!カニミソの味でより濃厚になるな~

これに米酒を1杯キュッと行く、カーッうまい!わっはっは~これはたまりませんな~

よしでは焼きに行ってみよう

うん、こっちはより甘みが強くなり香りがものすごく香ばしいな、これは無言になるのが分かる

カニミソを付けると濃厚さも足されてやばいな~そこに米酒をクイッと1杯、は~朝から贅沢三昧

うん、カニはうまい、堪能した~

お金を払い店を出た


この後はどうするかな~

おっ屋台だ色々摘まんでみるか

定番のたこ焼きから行ってみよう~

うん、外はカリッと中はフワトロに焼きあがってる、中には大きめのタコが入ってる

これはうまいな~これだけ大きなタコって魔物なのかな?ちょっと聞いてみるか

店のおじさんに聞いてみた所、魔物では無いそうだ、1メートルほどの普通のタコらしい

良し次の屋台に行ってみよ~

イカ焼き、イカをタレに付けてじっくりと焼いたもの、非常に香ばしい匂いが食欲を誘う

身もプリプリしてて歯ごたえも良い、タレの味も後を引くうまさだな

イカも確認しておくか、やっぱり普通のイカのようだ、こいつは15センチほどが1番うまいらしい

よーし次....アレか、『魔魚焼き』何の魚なんだろう?

あっ!そういや鑑定眼持ってた、ついつい忘れがちになるな

良し使ってみよう


名称:魔魚焼き(モスキートフィッシュ)

概要:モスキートフィッシュを香ばしく焼き上げた料理

価格:100ディアー

備考:モスキートフィッシュの下拵えをきちんと済ませている料理、醤油と胡椒で味付けされている


ほうほう、名前からすると吸血魚?みたいな物か、でもこの大きさに血を吸われるとか怖いな

とりあえず食べてみるか

屋台の兄ちゃんから1個買ってみた、食べた感想としてはアジに似てる感じだった

魚の情報を聞いた所大きくても危険度が低い雑魚魔物らしく子供でも狩れるので小遣い稼ぎに良いらしい

攻撃を受けたとしても吸われる血はごく微量で、タコの吸盤で吸い付かれたような跡が残るだけらしい

午後もあちこち見て回って隠れた名店といった感じの店を見つけた

残念ながら材料不足の為、本日は休業との事だ


アンコウ料理屋『提灯』


アンコウ鍋食ってみたい、ここには何度か足を運ぶ必要がありそうだ

気を取り直して夕飯を食べるとしよう、何処に行こうかな~

よし!夕飯はウナギにしよう、鰻屋『備長炭』に行こう~

店の前にやって来た、そこそこ客は居るが混雑と言うほどでは無い


「いらっしゃいませ~ご注文はいかがいたしましょうか?」


「特上鰻重1人前と白焼き1皿、後米酒を熱燗でくれ」


「ご注文繰り返します特上鰻重1人前、白焼き1皿、米酒を熱燗で間違いありませんか?」


「間違いない、それで頼む」


「畏まりました~少々お時間頂きますのでお待ちください」

店員が厨房に行き発注をしてるようだ、これだけの客を捌ける調理速度は見事だと思う

店員もとても忙しそうだ、だが誰も淀みなく動いてる無駄が無いと言うのは驚愕だな

この店が繁盛する理由の1つだろう、最大の理由はうまいんだろう、今から期待でよだれがおっと危ない

15分ほど経った頃店員が料理を持ってやって来た


「お待たせいたしました~こちら特上鰻重と付け合わせの肝吸い、白焼き1皿、米酒の熱燗になります

ごゆっくりどうぞ」

おおお~キタキタ~

まずは肝吸いを一口、これ良い出汁だ~肝ももっと苦みがあるんだと思ってたらほぼ気にならないな

良い塩加減と出汁が良く合う、肝のほんのり苦みアクセントになってるな

それでは本命の鰻重行ってみよ~

めちゃくちゃうめ~こりゃたまらんな~

鰻に箸を入れたらスッと切れるほど柔らかい、口に入れたらほろほろと溶けるような感覚だ

鰻のうまさと濃厚なタレの味、炭火で焼いた香ばしさ、これは良い!

白焼きも行ってみよ~

こっちはシンプルに塩と山葵で食べる、鰻のうまさに山葵の刺激が口の中で合わさるとたまらんな~

白焼きは割としっかり焼いて香ばしさを強調してる感じだな

ここですかさず熱燗を飲む!カー!うめい!

鰻と熱燗良いね~

いや~食った食った~

支払いを済ませ店を出た

こんだけうまい物を出す店が集まってるってすげ~な、日本でもそうそう無いんじゃないか?

全体でみればあるだろうけど1地区だけだったら無いんじゃないかな


俺は宿に戻って来た、風呂に入り英気を養う、食べ歩きしかしてないけどな

明日も期待に胸が躍るね~明日は何を食おうか考えながら就寝した


カニの種類が色々出てるが大体分かりますよね?

この主人公はかなり贅沢をしてる

うらやましい


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