表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
黒衣のソース使い  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
26/138

24 食道楽&1日目

貝のバーベキュー

ラーメン

魚の定食


朝だ今日も目覚めはばっちりだ~

今日から食道楽を開始するぞ~

この宿の食事も捨てがたいが色々な料理を食べたいからな

昨日気になってた店を回ってみよう


まずはここにするか

浜焼き屋『しおだまり』

看板が立てかけてあるな

【朝一で取って来た新鮮な食材だよ~どうぞ食べて行ってください~】

ほうほう、新鮮な貝を食べたいと思ってたんだよ

店に入るとそれほど大きな店では無いようだ


「らっしゃいさ~」

何をどうすれば良いか分からんな店員の方に行ってみよう

「済まないがこの店は初めてなんだ、どうしたら良いかな?」


「そしたらまずここで好きな食材ば購入してぇ、網焼き機の所さ持ってって火付けて焼いたらいいべさ、

焼きあがったら特性醤油さかけて食ったらうめぇさ~」


「なるほど分かった、それじゃ何を食うかな~ハマグリ、ホタテ、サザエ、ん?この虹色の貝はなんだ?」


「ああそれはニジガイって言う美味しい貝さ~そこそこ取れるけんども今日は少なかったさ~」


「ほう、うまいのか、それじゃ食べてみるかな、他にはうまい食材は無いのか?」


「今日は無いけんど、大魔砂利ってすんげーうまい貝があるんさ~ニジガイが餌なんだべさ~」


「オオマサリ?なんかすごそうな感じなんだがどんな貝なんだ?」


「ニジガイを食い漁る貝の魔物さ~普段は水深100メートルの辺りに棲んでるさ~」


「へ~1度食ってみたいな~」


「滅多に上がってこないから難しいさ~値段もすごいさ~1つ3000ディアーさ~」


「すげ~高いな、機会があったら食ってみよう、今日はこれにニジガイを入れて食おう」


「まいどありさ~魔道コンロの使い方は分かるさ~?」

魔道コンロと呼ばれる装置が目に入る

突起部分に魔石を入れる事で発火の魔法が発動し炭を燃やす仕組みか、魔石は1つサービスされた

魔道コンロ良いな、1個購入しようかな、後で魔道具屋を見に行ってみよう

「問題無い、早速焼かせてもらおう」

魔道コンロで火を付け炭を燃やし網の上に食材を置いて行く

暫くすると貝からグツグツ言う音が聞こえてくる、そろそろかな?

パカッ!パカッ!

おっ開いた、ハマグリやホタテが開いていく、サザエもグツグツ沸騰してるようだ

ニジガイはまだ開かないな、先にマハグリとホタテをいっちゃうか

特性醤油をかけ染みた所を食う!

うめぇぁ~ハマグリの汁と醤油が良い、深い味と食感が程よい感じだ

ホタテは貝柱にうま味が凝縮してるようだ、濃厚だけどくどくない味になってるな

ニジガイはまだ開かないな、サザエのつぼ焼きをいくぞ

うむ、これはまた良い味だ、ワタも苦みが無く風味が口の中で広がる感じだ、白いからオスかな

あっ!ニジガイが動いた、来るか、来るか!

パカッ!パカッ!

開いた~うわ!すげ~良い匂いだ、これはうまそうだ、いや!うまいに決まってる

それでは早速いってみよう、醤油を1垂らし、ナイフで貝から切り離して

パク!

うおおおお!

やべーうますぎる、味が濃厚で汁の量が半端じゃねぇスープ皿1杯分あるんじゃね?

出汁と身のうまさやべーわ、食った後に鼻から抜ける香りがうまい!

大魔砂利はこれを餌にしてるのか?どんだけうまいんだ?食ってみて~な~

いや~堪能した、また今度来よう、俺は『しおだまり』を後にした


昼までの時間潰しとして魔道具屋を探そう、ついでにうまい店もあったらチェックしよう

1時間ほど散策して目的の店を見つけた

『マルグリット魔道具店』と書いてある

早速中に入ってみた


「いらっしゃいませ~ご購入ですか?道具の修理ですか?それとも他にご用事がありますか?」

店員の女性は一瞬身構えたがすぐに営業スマイルで対応してきた、やるな

「買いたい物があるんだがここで取り扱ってるか聞きたい、魔道コンロが欲しいんだがあるか?」


「ございますよ~大きさはどのサイズが宜しいですか?」

店員の女性は概要が書かれたパンフレットを取り出して確認を促してきた

「一番大きいやつが欲しいな、これをくれ」


「畏まりました~こちら1ディアルムとなります、品物はお持ち帰りですか?宅配ですか?」


「持ち帰りで頼む」


「了解しました~品物はこちらになります、お確かめください」


「うむ、確かに間違いない、貰っていく」

俺はお金を払い品物を収納した

「収納持ちなんですね、まいどありがとうございました~またのご来店お待ちしてます~」

俺は魔道具屋を後にした


さて、目的の物も買えたし、少し散策の続きをした後どこかで昼飯にしよう

街を見回り昼になったので飯を食べようではないか!

今日の昼はあれが良い、ラーメンだ!店の名前が『フカヒレ』とかもう狙ってるとしか言いようがない

ラーメン『フカヒレ』にやって来た、結構並んでいるようだ、俺も早速並ぼう

待つこと20分ほど、ようやく店に入れた

俺は席に座り注文した、メニューはあらかじめ外にも張り出されていた為迷うことは無かった

特製フカヒレラーメン、フカヒレが普通のやつではないらしい


「へい、おまちどうさん、特製フカヒレラーメンだよ」

でかい!器もだが何よりフカヒレがでけ~全長50センチくらい無いか?

野菜炒めと煮卵と海苔がトッピングで乗ってるな

早速頂こう

ズズズーッ

ウメーーー

これは牛骨をベースにして野菜と魚介の出汁を混ぜてるみたいだな

隠し味に何か使ってるみたいだが、さすがに分からんな濃厚な味だがしつこくないから食べやすいな

そして何と言ってもこの巨大なフカヒレ存在感が違うな、歯ごたえがありスープを吸ってうま味が凄い

ズズズーーズズーゴクゴクゴクップハー

これは夢中になって食っちまうな~

このフカヒレの情報は仕入れておいた方が良いかもしれん

「おやじ、この特製のフカヒレって何から取れるんだい?」


「ああ、そりゃマッドシャークって言う海の魔物から取るんだよ、かなり凶暴で仕留めるのは大変だが、

こいつじゃないと特製は作れないね、毎日冒険者に依頼を出してるんだよ、兄さんも受けてみるかね?」


「そうだな、是非受けて見たい所だ、色々情報を仕入れて狩れそうなら狩ってくるよ」


「おっそいつはありがたいぜ、期待してっからよ、頼んだぜ~」

俺はお金を払い店を後にした

この後はどうするかな、マッドシャークの情報を仕入れに行くかな

1度冒険者ギルドで資料を見てみるか


うーむ、かなり厄介だぞ、海の中での速度があきらかに他のサメなんて目じゃないな

大前提として俺は海の中に入っても動けるのか、黒衣シリーズの効果を確かめておく必要がありそうだ

当然ながら海中での呼吸と言うのも問題になるしな、まぁ後で検証をすれば良いか

もうすっかり日が傾いてるな、夕飯は何処に行くかな~

夕飯は宿で取ろう、今日は焼魚の気分だ

宿で夕飯を注文した


アジの開き

海藻と芋のミソスープ

山菜の炒め物

野菜の漬物

ご飯

米酒


美味かった~今日はうまい物も食えたし魔道コンロも買えたし魔物情報も入手した

明日も食道楽するぞ~


食べたい....

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ