20 追加メンバー&お披露目
いざ!クレスポートへ
今日はギルドマスターに暫くクレスポートで食道楽してくる予定だと報告をしておこうと思いやって来た
ギルドのクエストボード前に、ドレッド達南海の絆のメンバーが集まっていた
「よう、こんにちは。」
「ベーダーさん、こんにちは。」
「ちっすベーダーさん。」
「こんにちは。」
「こんにちは、あなたも依頼を見に来たんですか?」
「こんにちは、何か良い依頼ありませんでしょうか?」
「俺はすでに依頼を受けてる身だからな、追加の依頼を受ける気は無いよ。」
「どういった依頼なんですか?」
「クレスポートまでの護衛依頼を受けてな、今日はギルマスに暫く向こうに滞在するって言いに来たんだ、
それと依頼人の予定を聞きに来たんだよ。」
「ああ、アメリさんの護衛ですね、私達も受けたかったな~クレスポートに帰ろうと話してたんですよ、
なのでクレスポート行きの護衛依頼が無いか見に来てたんです。」
「そうだったのか、うーん、依頼人達が了承すれば一緒に行くのは構わないとは思うがどうだろう、
ちょいとそこらへんも聞いてみるか?ただ護衛依頼と言う事にはならないかもしれないぞ。」
「確認して貰えると助かりますが、護衛にならないと言うのはどうしてですか?」
「それはな、俺が最近手に入れた乗り物で移動するからだ、乗れる人数は余裕があるから大丈夫だが、
そうなるとずっと乗ってもらう事になり、まぁ客として乗っけて行くだけになるだろう。」
「うーん、でもクレスポートまで乗せて行ってもらえるならありがたいですよ。」
「じゃちょっと依頼人に確認取って大丈夫なら一緒に行くというのでいいな?」
「はい、お願いします。」
受付を見るとアメリさんと女性が1人話してるようだ
アメリさんが俺に気が付き手招きをしてる
「ベーダー様、こんにちは。」
「アメリさん、こんにちは。」
「丁度良い所に来ていただきました、こちらの女性が一緒に行く依頼人です。」
「只今ご紹介に預かりました、ペルシアと申します、先日はゴードンさんの危急をお知らせ頂いた事、
ゴードンさんとエミリーさんも無事に戻って来れた事、大変ありがとうございました。」
「商業ギルドの受付で伝言の言伝を頼んだ女性の方ですね、ベーダーです、よろしくお願いします、
丁度良いな、2人に聞きたい事があるんだが良いかな?」
「私は構いませんよ。」
「私も大丈夫です。」
「実はクレスポートまで一緒に行きたいと言う人達が居るんだが同行させても良いかな?」
「その方達はどなたでしょうか?」
「南海の絆のメンバーなんだが、一緒に連れて行っても構わないだろうか?」
「彼等なら問題ないと思いますが、結構な人数になりますが乗り物の方は大丈夫ですか?」
「私も彼等なら一緒に行っても大丈夫ですよ。」
「乗り物の搭乗員には余裕があるから大丈夫だ、彼等を追加するだけなら問題ないよ。」
「それでしたらお任せいたします、護衛として雇うと言う事になりますか?」
「多分一緒に付いてくるだけになりそうだよ、まぁそこはこっちに任せて貰えば良いよ。」
「はい、分かりましたよろしくお願いします。」
2人と別れて南海の絆の元に戻って来た
「話してきたぞ~依頼人の2人は問題無いってさ、明日出発だから荷物の整理をしておいてな。」
「準備は整ってます、食料などの用意はどうするんですか?」
「食料はこっちで用意してあるから大丈夫だ、明日南門の外集合でよろしくな。」
「分かりました、それでは明日南門へ行きますので、よろしくお願いします。」
南海の絆と別れた後、帰ろうとしてここに来た目的を思い出した
ギルマスに報告しに来たんだった、すっかり最初の目的を忘れてた
再びアメリさんの所に行きギルマスに取り次いで貰えるか聞いてみた
今なら時間があるそうなのでギルマスの執務室に行く事になった
コンコン!
「ベーダー様が話があるそうです、今大丈夫ですか?」
「おう、今なら大丈夫だぞ入って貰え~」
扉を開けて中に入り軽く挨拶を交わした
「アメリさんの護衛でクレスポートまで行くのは知ってると思うが、暫く向こうに滞在しようと思う。」
「ほう、それはまたどうしてだ?」
「海の近くだからな、海の幸が豊富だろう?だからしばらく食道楽を楽しんで来ようと思ってな。」
「はぁ?うまい飯を食いまくってくるってだけか?」
「そうだぞ、まぁ海の魔物にも興味はあるがな、1番は飯だ。」
「そうか、どれくらい向こうに居るんだ?」
「それは分からん、気に入ったら拠点を持っても良いかなとも思ってる。」
「出来ればこっちを拠点にして欲しいんだがな~まぁ何かあったらすぐに連絡するから助けてくれや、
それと向こうのギルマスに紹介状を書いてやろう、さすがにある程度情報を知らせないと問題だからな、
勿論守秘義務がしっかりしてるから情報の漏洩が無いのは保証する。」
「ああ、そこらへんは信頼してるから任せるよ。」
「ほら、これを向こうのギルマスに渡してくれ、色々支援してくれるだろう。」
「助かるよ、じゃ俺はこれで失礼するよ、またな。」
俺はギルドを後にした
翌日南門の外に集まって貰った
「よーし、それじゃ乗り物を出すぞ~ちょっと離れててな~」
俺は少し離れた場所にセイバーチャリオットを出した
ズズ~ン!
後部ハッチを開いて皆を誘導した
「ここから乗り込んでくれ~荷物は備え付けの収納ボックスがあるからそこに入れてくれ。」
「これは見たことが無い乗り物ですね、馬車では無い?どうやって動くのですか?」
「分かりやすく言うと、魔導車って言えば良いかな、ソースで動くんだよ。」
「ソースでこの巨体を動かすのですか?すごく大変なのでは?」
「直接俺のソースを使うんじゃないんだよ、ソースの代用品として魔石から力を得て動くんだよ。」
「へぇすごい乗り物なんですね~」
皆ひとしきり驚いたり感心したりしつつ乗り込んでいく
席についてもらいシートベルトの締め方を教え締めて貰った
「それじゃ出発するぞ~」
自動運転の設定をしてコントロールはAIに任せる事にした
さぁいよいよ初ドライブだ~
まだ出発していないだと!




