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黒衣のソース使い  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
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16 盗賊のアジト&オオトカゲの正体

ヒャッハー

汚物はバクハツだ~



街道を北に向かって進んできた、分岐点に着いたな

左はウォーヌ村がある、とすれば右だな3日ほど進むとカンヌ村があるらしい

馬と荷馬車なら何か痕跡が残ってるはずだ、カンヌ村に進みつつドローンで偵察しよう

ん?森へ轍が続いてる、ああ、なるほど盗賊どもめ、意外と知恵があるじゃないか

襲撃場所近くにアジトがあるんだろう、場所が分からないようにあえて遠回りして逃げたんだな

森の上をドローンで調べたら盗賊のアジトが分かった、ドローンのサーモグラフィで感知出来た

森の奥に広場を作り集落の様な隠れ家を作ってたのか、上空300メートルから偵察されるとは思うまい

ドローンで盗賊にマーカーを付けておくか、ん?崖の方に....なんだこりゃ、でけートカゲが居る

ドローンじゃスキャンは出来ないな、直接見に行くしかない、崖の中の檻に入れられてるし大丈夫だろう

首領らしき奴と仲間が大きなテーブルを囲んでるな、略奪がうまくいった祝杯をしようって事だな

なら攫われたエミリーはまだ無事なはずだ、先に探さないとな、何処に居るか....あれか!

ちょっと離れた場所に小屋があり見張りが立っている、サーモグラフィだと小屋の中に3人居るな

エミリー以外にも攫われた人が居るのかもしれない、ここはマークしておく

反対側の小屋が何件も建ってる方が盗賊の家って所か、中に6人の反応がある

中央のテーブルに15人、盗賊の家に6人、エミリーが居ると思われる小屋の前に2人、崖の方にトカゲ

23人とトカゲだけのようだな、うーん....良し!めんどくさい!首領と周りの盗賊は吹き飛ばそう

家の6人はゴレムロイド兵に任せよう、エミリーが居る小屋の前は俺がやるとして

あのトカゲ何だろうな?まぁ襲ってきたら倒せば良いか、準備に取り掛かろう


ゴレムロイド兵展開

「「マイマスター ゴメイレイ ヲ ドウゾ」」


「そこの並んでる小屋から敵が出てきたら殲滅せよ、各自配置に付け」


「「リョウカイ シマシタ」」


俺はエミリーの捕まってると思われる小屋まで移動した、首領は宴で盛り上がってるようだ

どれ、俺も1つ強烈なやつをプレゼントしてやるか

グラビティボム、起動スイッチオン!フラグアウト!


コン!ガシャン!

ドカーーーーン!

小屋の中から悲鳴が聞こえた、すまんが今は構う余裕が無い

俺は素早く小屋の見張り2人を切り捨てた

テーブルの方を見てみると....うん、跡形も無くなっている

盗賊の家の方からフォトンガンの連射音が鳴り響いてる、あっちは任せても良いだろう


ドシン!ベキベキ!

「ギャオーーー!」


おっと、トカゲが暴れだしたか、スキャニングアイ!


名称:バジリスク

概要:石化の視線の特殊能力があり睨まれた対象は石化する、通常は全長2メートルから3メートル

この個体は使役されていた為、4メートル50センチの巨体にまで成長している

魔石×1、目玉×2、皮×1、爪×16、肉300キログラム

価格:魔石2ディアルム、目玉4ディアルム、皮18万ディアー、爪8万ディアー、肉15万ディアー

備考:魔石は様々な用途に使用される、目玉は石化付与又は石化耐性に使用される

皮は主に防具に加工される、爪は主に武器に加工される

肉は少々固いが淡白でしつこくなく美味しく食べられる


バジリスク!RPGでは超有名な厄介な魔物じゃないか、俺が相手じゃなかったら危険極まりない

使役!もしかしてボスはテイマーだったか、まぁもう吹き飛ばしたから確認出来ないんだがな

まぁ良いか、大物だし高値で売れる、ギルドへの手土産には丁度良い

バジリスクが俺を見つけ睨みつけてきた、これが石化の視線ってやつか、残念だが俺には効かないよ

空中機動を使いバジリスクの上に飛び一気に急降下しつつフォトンブレードで首を切断!

ズバン!

首を切り離され絶命した、バジリスクを収納し周りを見ると向こうの戦闘も終わってるようだった

盗賊の死体を回収しつつゴレムロイド兵も回収した

馬と荷馬車の確認と盗賊が集めた物品も確認しておいた

馬は4頭しか居なかった、爆発騒ぎで逃げたな....まぁいいか

それじゃエミリーと他2名の確認に行くとするか


「おい!無事か?」


「誰ですか?何があったの?」


「商人のゴードンからの頼みでエミリーと言う女性を助けに来た、そこに居るか?」


「エミリーは私です!お父様が助けを寄こしてくれたんですね、助かりましたありがとうございます、

ここには後2名捕まってる人が居るんです、一緒に助けてもらえますか?」


「問題無い全員連れて行くので安心してくれ、外は結構な惨劇になってるので出る時は覚悟してくれ。」


「えっ!ちょっと待ってそんな酷いことになってるの?」


「見たくなければ広場の方を見なければ良い、馬と荷馬車を運んでくるから少し待っててくれ。」

扉の鍵を破壊した後、馬と荷馬車を運んできた、盗賊が貯めていた物品は荷馬車に積んで持ってきた


「全員無事か確認出来たか?」


「はい、特に怪我も病気もありません、すぐに移動しますか?」


「ああ、ここにはもう用は無いしゴードンさんも心配してるだろうからな、後ろの2名の名前は?」


「申し遅れました、オリビアと申します。」

「カリンと言います。」


「オリビアとカリンだな、とりあえずゴードンさんと合流後グランフォートに向かいたいが良いか?」


「私はお父様と一緒にグランフォートに向かっていたので問題無いです。」

「私もグランフォートに家族が居ますので問題無いです。」

「私にはもう家族は居ません、ですがウォーヌ村が出身地です、出来ればウォーヌ村に行きたいです。」


「分かったウォーヌ村の方はゴードンさんと合流した後で良いか?」


「はい、それで構いません、お願いします。」


「了解だ、それはそうと荷馬車を操作できないか?俺は御者をやったことが無いから出来ないんだよ。」


「私が出来ます、商人の娘なので御者の訓練もしてます。」


「じゃ荷馬車の操作は任せるよ、出発しよう。」

森の抜け道を進み街道まで出られた、無事ゴードンさんが待機してる場所まで戻ってきた

ゴードンさんとエミリーさんは再会を喜んでいた


「先ほど遠くから大きな音が聞こえてきて皆心配していたんです、無事戻ってきて安心しました。」


「あれは俺の爆発の魔道具の音だから安心して良い、首領達をまとめて吹き飛ばすのに使ったんだよ。」


「そうでしたか、ありがとうございました、おかげでエミリーも無事戻ってきました。」

お礼を言われた後、これからどうするか話し合うようだ

ふ~とりあえず良かったがまだ問題は残っている、ゴードンさんの馬車が壊れている為移動手段が無い

これはあれだな、俺がひとっ走りしてきて馬車運んでくるのが一番早いか

俺は自分の意見を皆に伝える事にした


トカゲ、うまうま

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