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黒衣のソース使い  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
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14 村魔改造&自警団

村自体は改造した

次は人だ~


今日も良い目覚めだ

さぁ今日は自警団の訓練をするぞ

その前に朝食をしっかり食べる


鯰のグリル

大根と牛蒡の煮物

豆ご飯

お茶


鯰....初めて食ったがいけるな、うまかったな~


良い時間になったので広場に集合してもらった

「皆、おはようございます。」


「「「「「ベーダー様、おはようございます。」」」」」


「自警団のメンバーはガードナさんを入れて11人かな?」


「いえもう一人居ます、リックがそうです、後は普段他の仕事をメインにしてる人も何人か居ます。」


「なるほど、確かに戦えるとか言ってたな、まぁ明日には来るだろう、リックは明日以降にしよう、

では皆に自己紹介をしてもらおうかな。」


「はい!イチースと言います、よろしくお願いします。」

「ニールと言います、よろしくお願いします。」

「サントスです、よろしくです。」

「シアと言います、よろしくお願いします。」

「ゴーファと言います、よろしくお願いします。」

「ローバスです、よろしくです。」

「ナナティで~す、よろしくです~」

「ハッサと言います、よろしくです。」

「クルディです、よろしくお願いします。」

「トーワです、よろです。」


「よろしくお願いします、まずは皆にこれを渡しておきます」

俺は収納から小さな笛を20個取り出しガードナさんに渡した


「これは笛でしょうか?変わった形をしてますね。」


「これは警笛と呼ばれる緊急時に吹いて注意を促す物です、吹いてみてください。」


ピーーー!

ビクッ!

警笛の音で驚いたようだ

「村に何か異変が起きた時に、今みたいに鳴らして警戒を促すのが良いでしょう。」


「これは便利な物ですね、ありがたく使わせてもらいます、自警団員に1個ずつ持たせておきます。」


「それが良い、村人にも警笛の存在と音を周知しておくと良いと思う。」


「分かりました、後で村長達との会議で話しておきます。」


「良しそれじゃ、皆の基礎能力の測定をした後、適切な武器を選ぼう。」


「「「「「了解しました。」」」」」


「よーし、まずはいくつかの基礎能力を測定する動作をしてもらう、最初はこれだ!」

地面に溝を3本1メートル間隔に引いた、そして中央の線を跨いで立つ


「これからやり方を見せるので覚えるように、簡単だから悩む必要は無いだろう、ではやるぞ。」

中央の線から右の線にステップ、次に中央、左の線、また中央と素早く動く、反復横跳びだ!


「簡単だろう?これを20秒間繰り返し、どれだけ線を越せたかを測定する、線を超すごとに1点だ、

一度に大勢がやると記録を取るのが大変だから順番に2人づつやる事にしよう、配置につけ!」

皆なかなか良い記録を出していた、全部終わった後少し休憩して次の能力測定を開始しよう

基礎能力測定は次々行われていった、垂直飛び、50メートル走、砲丸投げ、腕立て等いくつも行った

それらを記録して総合的な身体能力を数値で分かるように体系付けてもらった

俺にはスキャニングアイがあるからこの測定をしなくても分かる

だが村の今後を考えると、自警団の能力測定法を理解してる方が役に立つだろう


全ての測定を終え、休憩がてら測定結果を元に、あっている武器や戦い方を指示していく

剣一つとっても、重さや長さで戦い方が変わってくる、なるべく能力に合うものを選んでいく

村では多くの武具は揃わないが、あるもので何とかしてもらおう

武具を一通り揃え終わったら訓練の開始だ


俺は一応剣道の有段者だから、剣の基礎訓練は出来る、加えて実践で得た経験もある

盾の扱いと弓の扱い、そして魔法は全くと言っていいほど分からない

まぁ明日には経験豊富な人材がやってくるだろうから任せるのも手だな


「良し、俺が教えられるのは剣術だけだが、斧や槍、打撃武器でもある程度は応用が利く、

基本をまず覚え、次に試合形式で訓練をして行こう。」


「「「「「はい!、お願いします!」」」」」


俺は基本の剣の持ち方、振り方、受け流し等一通り基本を教えた

イチースとシアとハッサとトーワが剣の扱いに慣れているようだ

サントスとゴーファは盾の扱いが良い、タンクとして守りの要になるだろう

ニールとナナティは短剣の扱いが良い、投げナイフも扱えるそうだから遠近両方の戦闘が出来るな

ローバスとクルディは剣よりも弓が得意のようだ、弓は専門外だからな本職に任せよう


「では基礎をある程度覚えたので、試合形式での訓練に入るぞ。」


「「「「「はい!、お願いします!」」」」」


「一人ずつかかって来い!」


俺は一通り相手をした後、自警団の戦闘訓練が順調である事を感じていた

最初より明らかに戦いなれしてきている、これだけ戦えるならもうゴブリンくらいなら倒せるだろう

もう少し訓練を積めば、結構な戦力になると思う

後は明日辺りに来る専門家を交えて訓練したいところだ

最後に特別な訓練をしておくか


「最後の訓練に入るぞ~ガードナさんは後ろで指示だしをして下さい、全員で一斉にかかって来い!」


「「「「「よろしくお願いします!」」」」」

最後の訓練は一見簡単そうに見えるが、人数が多いために連携や仲間自体が障害物になり苦労する、

仲間の体で相手の動きが見えにくいから、不意の攻撃に対処しきれない事も多い、

特に俺みたいに攻撃も移動も早い為見失うこともある、気が付いたら一本取られてるって事もある

なかなか充実した訓練が出来たと思う


「はい、お疲れさまでした。」


「「「「「ありがとうございました~」」」」」

声だけは元気そうだが、皆地面にへばっていて動けないようだ

スキャニングアイで確認すると結構良い感じに成長してるようだ

1日でこれだけ上がるのはすごいだろう

ん?

ガードナさんにコマンダーのスキルが生えてる!

朝は無かった、今日一日通して自警団に指示だしをしてたせいか?

もしかして俺のコマンダーの効果が上乗せされてたのか?

分からんが可能性はあるな、どっちにしろガードナさんにコマンダーが生えたのはありがたい、

今後の村の防衛は安泰かもしれない


「今日は帰ってゆっくり休め~明日はおそらく各武器の専門家がやってくるから教えてもらえるぞ。」


「専門家ですか?だれか来る予定なんでしょうか?」


「ああ、リックの護衛で南海の絆って言う冒険者パーティがやってくるんだ。」


「リックが帰ってくるんですね、冒険者の方が一緒なら安心ですね。」


「だから明日は色々な武器の訓練が出来るだろうから、きちんと休んでおけよ。」


「「「「「了解しました~」」」」」


「良し、では解散!」

俺も村長に借りてる部屋で就寝した



もうすぐ村魔改造が終わる

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