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黒衣のソース使い  作者: 霙霰雹霞霧靄露雫
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13 村魔改造&外壁

魔改造は進む


今日もすっきりした目覚めだ~

リビングに行くと朝食の準備をしているマイリさんが居た


「マイリさん、おはようございます。」


「ベーダー様、おはようございます、朝食の準備は出来てます、今お持ちします。」

席について朝食が運ばれてくるのを待つ

「お待たせしました、どうぞ召し上がれ。」


「良い匂いだ、いただきます。」

朝食のメニューはこれだ!


ニジマスの酒蒸し

コッコの炒り卵

トマトとタマネギのマリネ

ナメコの味噌スープ

炊きたて白米

お茶


うむ、魚、非常にうまかった

米酒での酒蒸しが合う、料理を覚えるというのも手か、時間があれば考えるか

さて、今日は門と外壁の設置を終わらせたいところだ


「ベーダー様、今日は外壁の設置をするとの事で大工と自警団の代表に集まってもらいました。」


「どうも、今日中に出来れば設置をしたいところです、外壁の前に門の位置と大きさを決めましょう。」

現在の門の位置は、村の南と東にあるだけだ、北は川幅の大きな川で通行が無理だから仕方ない。

東は人工の川を引いてるが、川幅がそこまで広くないために橋を架けて渡れるようになっている。

南は水田が広がってるので通行に問題は無い、西は用水路と平地、その奥は森になっている。

なので西側に門が欲しい、奥の森は木材調達の為に必要だしな。


「門は全部で3か所作りたいと考えてます、南と東と西です。」


「西にも門を作るのですか?安全面は大丈夫でしょうか?」


「ああ、それはいくつかの対策を取るので大丈夫だ、門を出た先の用水路に跳ね橋を設置しよう、

普段は手前側に折りたたんでおけば渡られる事も無いし、必要な時だけ橋を架けられるようにしておく、

門の中の近くに物見櫓も設置する予定だ、見張りを立てておけば何かあった時にすぐに分かるだろう、

物見櫓は全部の門の近くに設置しよう、という考えなんだがどうだろうか?」


「すごい、そこまで考えて下さっていたんですね、それなら安全面も問題無いと思います。」

「ええ、自警団のメンバーで、持ち回り見張りをすれば大丈夫でしょう。」

「門と物見櫓の設計も問題無いと思います、後跳ね橋もそうですね、この案で行きましょう。」


「良し、門と物見櫓の材料はこれを使ってくれ。」

収納からハードトレントの丸太を取り出した


「これは、トレントの丸太?いや、ただのトレントじゃない!ハードトレントの丸太だ!」

「え!ものすごく貴重な木材じゃなかったか?ベーダー様宜しいのですか?」


「ああ、かまわんよ、この木材の強度とか使い勝手とか知っておきたいし、どうだろうか?」


「うーん、この木材は私では加工が難しいですね、私の持ってる道具では歯が立たないですね。」


「そんなに固いのか、じゃ加工は俺がやるから、図面を見て指示を出してくれ。」

まずは門の加工から取り掛かった、木材を指示どうりに加工するのは、かなり細かい作業だった、

3つ終わらせるのに2時間近くかかった。

「門の加工はこれで全部だな、かなり苦労したけど出来たな。」


「これだけ固い木材をいとも簡単に加工できるなんて、ベーダー様の剣はすごく便利ですね。」


「これは特殊な武器だからな、ほぼ何でも切れるが、それだけに誰にでも使える物では無いがな。」


「ベーダー様のおかげで作業が短時間で終わりました、物見櫓の方はどうされますか?」


「このまま作業をしちゃおう、終わる頃丁度お昼ってところじゃないか?」


「そうですな、では作業を続けましょう。」

物見櫓の加工に取り掛かった、門と同じように細かな作業をこなし2時間ほどで作業は終了した、

後は組み立てて設置するだけだ、昼食を済ませてから作業を再開する事にして解散した。


昼食のメニュー


具だくさん焼き飯

豆のサラダ

ワンタンスープ

お茶


焼き飯良い味だった、スープも良い出汁でうまかった

午後も張りきって作業をして行こう~


「皆さんお待たせです、早速作業をしていきましょう、まずは門の組み立てと設置をしましょう。」


「「「よろしくお願いします」」」

村人達が使いやすい場所に門を組み立て設置していく、サイコキネシスのおかげで楽に作業は進む、

門の設置が終わったら、物見櫓の組み立てと設置に取り掛かる、こちらも問題無く作業が終わった。


「良し、門と物見櫓の設置は完了した、次はいよいよ外壁の設置に取り掛かるとしよう。」


「はい、こちらが村の境界線になります、予め目印を付けて置きました、設置をお願いします。」


「任せとけ~」

目印どうりに穴を掘って加工しておいた木材を打ち込み微調整をする。

村一周分この作業を続けた、2時間後にようやく作業が終わった。


「支柱が全部揃うと良い感じじゃないか?後は壁板をはめて行くだけだな。」


「はい、もうすぐ外壁が完成するのですね、村の防衛がしやすくなります。」


「壁が出来れば、この村はかなり安心して暮らせるはずだ。」


「ほんとに何から何までありがとうございます。」


「まぁ俺としても色々な食材が手に入るんだ、問題無いよ、さぁ残りの作業を済ませちゃおうか。」

檜で作られた壁板を支柱の溝に嵌め込んでいく、うむ、徐々に壁が出来て行く、もうすぐ完成だ。

作業を開始してから2時間後、全ての壁板を嵌め込み外壁が完成した。


「終わった~これだけ頑丈な壁があるとやっぱり違うな。」


「そうですね、安心感と言う物が全然違いますね。」


「あと一つ気になった事があるんだが、もし良かったらそっちも面倒を見てやろうか?」


「気になった事とは何でしょうか?」


「自警団の戦闘訓練だよ、実戦で多少戦えないと不安が残るんじゃないかと思ってな、どうだ?」


「おおお、自警団の訓練を見ていただけるんですか?ありがたいことです。」


「リックが帰ってくるまで後1日はかかると思う、だから明日は自警団の基礎訓練を見ようと思う。」


「ありがとうございます、明日自警団の者に集まるよう話をしておきます。」


「ああ、それじゃ夕食を食べて、今日はのんびり過ごすとするよ。」

この日は米酒を堪能した、少々酔いが回ったが少ししたら浄化作用が働き頭がすっきりした。

その後はすぐに就寝する事にした。


次は人を魔改造?

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